言い訳が先に出てしまう体験~エゴはそれくらい巧みに防衛に走る~



あるセミナーで宿題が出された瞬間、私の中には「できない理由」がダダダーッと湧き出てきました。
もうやる前から言い訳を考えてる自分がいるんです。
こうして自分の歩みを止めてしまうんだ、という貴重な体験をしたのです。

先日参加したセミナーでこんな宿題が出たんです。

「あなたの問題を解決する方法を1000個探してください。」

ビジネスセミナーですから、問題というのは会社や仕事上の問題なのですが(「会議がだらだらして締まらない」とか「社員のモチベーションが上がらない」とか「新規事業が軌道に乗らない」とか)、1000個ですよ、1000個。

私もよく宿題で「理想のパートナーの条件を100個」とか「お母さんに“ありがとう”を100個」とかの宿題を出して、クライアントさんにドン引きされてますが、まだまだ甘かったですねえ~(笑)

しかも、その宿題の期限は2週間弱!!
(私の課題の期限は短くても1か月!なんて優しいんだ!(笑))


即座に反応する私のエゴがありました。

「おれ、今週から福岡だし、来週は東京~名古屋だし、忙しいから無理、無理」
「心理学講座の原稿もあれば、ワークショップのテキストもある。ブログもあるし、旅行帰りで雑用もたくさん溜まってる。とても1000個考える余裕なんてない、ない」
「たぶん、300個くらいが限界だよな。うまく行って500個だよな」
「きっと“ベストは尽くしたんだからいい”という言い訳をするんだろうな」
「数じゃなくて中身が重要。だから、1000個にこだわらずにやればいい」

なんて素晴らしい(^^;

即、これだけの“できない理由”を考えてます。
まだ10日以上あるというのに、できなかったときのための“言い訳”をすでに用意しているんです。

なんと見事な“防衛体制”。
出来なくても傷つかないように、“やる前から”できない理由を準備しているんです。

締め切りの日、「十分やったんだから、これでいいじゃないか」と思うことまで想定済み。
もちろん、その場には1000個集めた人がいて「いいなあ」と劣等感を感じることまでシミュレーション済み(笑)

改めて、このエゴの反応速度の速さと鮮やかなネガティブイメージの創作能力に驚きました。

この1000個、は「新たなチャレンジ」のシンボルです。
きっと私は何か新しいチャレンジをするときにこのブロックを作る癖が付いてしまってるんです。

そのことに気づいてしまったのですから、やるほかありませんよね。
言い訳も何もなく、ただ1000個集めなきゃいけません。是が非でも。

もちろん、同時にいつも「100個探せ!」と言ってる講師が、人から出された宿題を未完了だったら、もうそんな宿題出せませんよね。
そういう意味でも、この課題はクリアしなければいけないものになりました。

ちなみに1000個という数字に特に意味はないと思います。
講師の方も言ってました。
「アイデアは無限にあること。やり方は無限に出てくることを体感して頂きたい」

だから宿題としては500個でも2000個でもいいのです。

インスピレーションは無限。
可能性は無限。
自分が諦めた時点で有限となる。
限界は自分が決めている。

そういうことを学ぶための1000だと思います。

だから、500個でも課題としては合格。もちろん、100個だって不合格ということはありません。

ただ、1000個探して、と言われたから、素直に1000個見つけることにしました。

即座に言い訳が出るようなチャレンジですから、そこには自分の中に壁がたくさんあります。
その壁は「過去の経験」「自己評価の低さ」「プライド」「世間体」「恥」などからできています。
だから、この宿題を完了することは、そうした自分の問題を乗り越える機会でもあるのですね。

1000個集めたら壁が乗り越えられるんなら安いものです。

だから、やり遂げました。期限よりも3日ほど早く。
仲間にフェイスブックでアイデアを募集したところ、これまた過去最高のコメントをもらったんです。
また、予想外の方からメッセージを頂いて感動しました。
この宿題をしてたら、愛をたくさん感じてしまいました(^^)

(この辺の詳細はまた後日、ネタにしたいと思います。)

さて、エゴはほんと巧みですね。
すぐに「防衛」のための助言をいっぱいしてくれます。
もちろん、そこに載せられるのも悪いことではありません。

でも、そこで「本当にそれでいいの?」と自分に問うて見てください。

エゴが動く、ということは、それは新しい世界の扉です。
だから、自分を変えるチャンス、成長のチャンスが来た証拠。

そこで動いたら、世界が変わります。

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