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思考的かつ結果主義な彼は「嫌な気分だとしても約束したんだから行くのが当たり前」と考え、感情的な彼女は「行きたくない気分を無理に抑えて行っても楽しめないから行かない」と思うもの。では、どうしたらいいのでしょう?
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先日、とあるカフェで聞こえてきた会話です。
男「やっぱさ、行くって約束したんだから行こうよ」
女「いや。こんな気分じゃいけない」
男「みんなだってさ、お前に会うつもりで来るんだからさ。楽しみにしてるんだよ」
女「それならばあなた一人で行って来て」
男「そんなことできるわけないだろ?二人で行くって約束して、そのつもりで向こうは準備してくれてるんだから」
女「だからって、こんな気分で行けるわけないでしょ?向こうだって迷惑よ」
どうも何らかの飲み会かパーティに招かれているのですが、彼女が思ってたよりもずっと人数が集まるようで、人前に立つのが苦手な彼女が「そんなつもりじゃなかった」と引いてるみたいですね。
それほど大きな声じゃなかったのですが、内容が内容だけについパソコンを打つ手を止めて考えてるふりをしつつ聴き入ってしまいました。(すいません(笑))
彼に「女性は気分が大事だから、約束だから行こう的なステレオタイプなやり方は通用しないどころか、『私のこと大事にしてくれてない』って思われて逆効果ですよ」と言いたくなったのですが、グッと我慢・・・(笑)
思考的で結果主義でシステム化が好きな男性は、女性に比べてずっと感情の影響を受けにくい動物です。それは幼少期から感情よりも思考を優先して生きてきたからなのですが、まるでコンピュータかロボットみたいな行動をします。
だから、
「約束は守るべきなんだから、このパーティには行くべき」と考え、結果主義な性質が「どんな気分であっても行くことが重要」と思わせます。
つまり、感情よりも思考が優先されるのです。
女性よりも感情の影響を受けにくいのですから、男性の中には「感情はコントロールすべき」と思っている人も多いですね。
だから、「行けるような気分じゃない」と言われると、「気分なんてどうでもいいだろ?とにかく行こうよ」と言いたくなるのが男性心理なのです。
(カフェで出会った彼はそれは言いませんでしたが。それが彼の優しいところなのでしょうね。ま、カフェと言う人がいる手前、ということもあるでしょうけれど)
一方、男性よりも10倍は感受性が高いと言われる女性は、そんな簡単に感情を無視することはできません。
「行きたくない」と言う気持ちになれば体も動かなくなるくらい、感情に影響されます。
男性からすれば「絶対に行ってはいけない!」くらいのものでしょうか。
だから、彼女が「約束したから、みんな待ってるから」などと理由を述べれば述べるほど、「私の気分を無視している」=「私のことを大事にしてくれない」と思いやすいのです。
女性からすれば「約束とか待ってるとか、どうでもいいでしょ?」と言うくらいなものです。
(カフェの彼女もそうは言わないところが優しさなのでしょう。ま、カフェと言う人がいる手前、ということもあるでしょうけれど)
※そもそも思考と感情を比べると、電卓とExcelくらいの能力の違いがあるので、そもそも思考に勝ち目はありません。男性は感情をコントロールできるのではなく、幼少期から感情を麻痺させて育ってきているので、影響を受けにくくなっているだけなのです。
実際は大人の男性もなんだかんだ感情の影響を受けまくっています。
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こういう時、男性としてはどうしてあげるのが一番いいのでしょうか?
約束の時間が迫っている、みんな自分たちの到着を待っている、そんなに待たせてはいけないし、ドタキャンなんて絶対ありえない・・・。
もし、私が彼をトイレに呼び出して提案するなら、こんな話をするでしょう。
「仲間にはゴメン、ちょっとトラブってて遅れる、先に始めといて、あとから必ず行くから、と連絡しとけ。で、彼女の話をとにかく批判せずに全部聞いてあげろ。30分でも1時間でも。それくらい話を聴いてあげたらきっと彼女の気持ちも少しは収まる。だって彼女も本当は分かってるんだから。で、もし必要ならばプライド捨てて謝ろう。『お前の気持ちを無視してこんな場を設定して申し訳ない。ごめん』と。でも、行かなきゃいけないんだろ?だから、その上で頼むんだ。『でも、無理を言うけど俺のために今日は我慢して来てくれないか?』って。そしたら、行きたくはないけど、あなたがそこまで言うなら、あなたのために、と我慢して来てくれる。お前の顔を潰したいわけじゃないんだ。彼女は自分の気持ちを受け止めて分かって欲しいだけなんだ。パーティよりも彼女である自分を大事にして欲しいだけなんだ。だから、ちゃんとお前を大事にしてるって気持ちが伝われば、無理してでもお前のために来てくれる。だから、もちろん、パーティの間は彼女のことを決して放っておくな、一人にするな。で、終わった後は彼女に盛大に感謝を伝えて、また話を聴いてやれ。そしたら、お前は彼女を守るヒーローになれる。」
話すと短いけど、文字にすると長いですね(笑)
そして、ちょっとハリウッド映画のセリフを意識してみました(笑)
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じゃあ、彼女にアドバイスするなら・・・。
「もっと怒っていい。気持ちを伝えたらいい。周りの人が振り向くくらいに泣いてもいい。彼に迷惑かけるとか思わなくてもいい。間違っても彼に悪いからって我慢しなくていい。彼はこれからもこの手を使うから。その上で『ねえ、私のこと、ほんとうに大事?じゃあ、少しだけ私の話を聴いて』って甘えるように彼に言うんだ。それで彼が聴いてくれる態勢になったら彼の手を握りながら、目を見つめながら気持ちを伝えるんだ。」
短いですね(笑)
そう、嫌な気分になったとしたら、もうそれはしゃあないこと。
だから、その気持ちをできるだけ素直に吐き出すのが一番だと思うんですよね。
でも、ただそれだけだと彼も戸惑ったり、怒ったりするから、甘える、手を握る(あるいは彼の膝に手を置く)、目を見つめる、って態度で彼をヒーローにしてあげるんです。
彼がヒーローならばあなたはヒロインです。
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そこで競争心が疼いてしまうと、ケンカ、になります。
「なんで私の気持ちを分かってくれないのよ!」と彼に怒りをぶつけ、彼もその防衛から「前から約束してただろ?なんだよ、気分が乗らないって?最低だな」と返してくるでしょう。
もう気分はお互い最悪です。
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トラブルになると、つい私たちは自分の土俵で何とかそれを処理しようとします。
自分の土俵。男性ならば思考的に、女性ならば感情的に、です。
でも、そうするとお互いは永遠に平行線。ケンカにしかなりません。
だから、違いを理解するってとても大切なこと。
そうすると男性は女性の感情を受け入れてあげることの重要性を理解できますし、女性は男性の世間体やプライドを守ってあげる大事さを理解できます。(男性にとって「約束を破る=信用を失う」ですから)
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