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自己嫌悪している自分を許す、とても勇気が要ることかもしれません。
でも、そこを許せないと「誰かに許させよう、愛させよう」としてしまいます。
自分で許せるようになると、心はスーッと軽くなっていくものです。
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自分のことを嫌悪してしまうこと、あると思うんですね。
あ、頻繁に?
もしかしたら、朝起きて、この記事を読むまでにすでに何度も自己嫌悪をしてしまったかもしれません。
自己嫌悪する、ということは、何らかの「理想像」があって、それに反してしまったから起こるものとも言えます。
「友達に彼が出来たんだから喜んであげなきゃいけないのに、嫉妬してしまう」とか。
「素直にごめんって言えばいいのに、意地を張ってしまう」とか。
それってある種の完璧主義なんですよね。
「嫉妬深い私」
「意地っ張りな私」
を、ま、いいじゃない。そういうこともあるよ、と自分で自分に言ってあげること、ものすごく大事だと思います。
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先日、自分がとても小さい人間だな~、と感じたことがありました
何かでイライラしていたときに、飛んで火にいる何とやらで、奥さんが部屋に入って来たんですね。
そうしたときに、つい、言わずもがなの嫌味を言ってしまい険悪な空気に。
ごめん、と言ったものの、収まりは悪く、しばらく嫌悪感に陥っておりました。
小さい人間だな~、とつくづく自分を責めるのです。
裏を返せば、奥さんに甘えてる自分がいるのですが、もちろん、素直な甘え方ではありません。
でも、そんなときに小さい自分を散々責めたところで状況は好転しません。
そして、責めたところで、そんな小さい自分を誰かに許して欲しいと思う分だけ、その小さい自分はいつも出てきます。
ので、自分で許してあげるのです。
よしよししてあげるわけです。
そうして、自分で自分を許してあげられるようになると、気分はスーッと上がって行きます。
常にそうなるとは限らないですけれど、「自分の代わりに誰かに自分を許させよう」とするよりはずっと早く、また、健康的です。
すると、本当に大切なものも見えて来るでしょう。
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そんな小さな自分/弱い自分/ダメな自分/ちゃんとしていない自分等々、自分でも嫌悪している自分、それを誰かに愛させるのではなく、自分で愛せるようになる、これって大人ですよね。
自分で愛せるようになると、人からの愛も受け取れますよね。
すなわち、小さい自分を愛してもらえるようになるのです。
その時には素直に表現できてるから、相手も素直に愛せるようになるのです。