本当のパートナーシップの始まりは相手の欠点が見えたときから。


始めは相手のいいところを好きになります。でも、それは「恋」。
相手の嫌なところが見えてきたら、それを我慢したり、直させようとするのではなく、愛してみてください。そこからが「愛」ですね。

人にはそれぞれ長所・短所と言われるところがあります。
それは表裏一体で、長所はすべて短所に、短所もすべて長所に置き換えられます。
(これは『こじれたココロのほぐし方』(p.139)でも触れてます。)

パートナーシップは大抵の場合、相手の「いいところ」に惹かれて始まります。
優しい、かっこいい、気が利く、賢い、オシャレ、穏やか、バイタリティがある、安心感がある、楽しい、等々。

それはいわゆる“ロマンス期”。
アバタもエクボの時代で、これは「恋」の状態。


それを過ぎると、長所だけでなく、短所も見えて来る“ハートブレイク期”がやってきます。
そうすると「優しいのはいいけれど、イマイチ、決断力が無いのよね。デートにしても私が決めなきゃいけないの」みたいな、不満が出てくるようになります。

いいところ、わるいところ。

その短所に対しては私たちはどんな態度を取るでしょう?

1.我慢する。犠牲する。

2.直させようとする。

大抵はそのどちらかではないでしょうか?

1ならば、「決断力がないけど、私が希望すれば叶えてくれるし、ちょっと頼りないところがあるけど、優しさの裏返しだと思って我慢しよう」

2ならば、「もっと男らしく決断して私を引っ張って行ってよ。全然頼りないじゃないの」と彼をコントロールします。

そして、その状態が続くと、あなたは第3の選択が頭に浮かぶようになります。

3.別れる。

あるいは、彼が反逆に出ます。

4.別れ話を切り出される。(音信不通になる)

このやり方をしていくと、お互いの関係が破たんする方に行ってしまうことが多いのです。
例えば、1であなたが我慢し続けたとしても、その不満は消えるどころか増える一方で、やがて諦めの境地に至ります。
それでは全然楽しくありません。

では、2のやり方を取ったとして、うまいこと彼が頑張って決断を見せてくれるようになったとしたら、あなたはきっと次の不満を見付けるでしょう。
一向に幸せはやってきません。

本当のパートナーシップは、相手の嫌な部分を見付けたときに、それをどう愛するか?という選択をするところから始まります。

相手の欠点を我慢したり、直そうとするのではなく、「愛する」ということ。

理解し、受け入れ、許し、承認し、信じ、愛してあげること。

話は急激に難しくなりましたね!(笑)

そもそも欠点は直しちゃいけないものです。
欠点は長所、才能の裏返し。
だから、欠点を直してしまったら、大切な長所が消えてしまいます。

そう、その欠点の裏側にある長所を受け取る、ということが大切なこと。

パートナーに決断力がないと不満に感じたら、“そのお陰で”あなたが受け取れる長所はなんだろう?って考えてみてください。

・自分が好きに、自由にできること。
・やさしさ、穏やかさを受け取れること。
・自分がリーダーシップを取ること。

とすると、彼の「決断力のなさ」が問題なのではなく、あなたの中の「自由、受け取る、リーダーシップ」が問題なのかもしれないのです。

彼の欠点を直さそうとする前に、自分のその問題と向き合ってみる方が解決は早いかもしれません。

愛することというのは、欠点の裏にある素晴らしい長所を享受するプロセスになります。

パートナーの欠点が見つかったら、そこをどうしたら愛せるのか?
そこを愛せる自分ってどんなんだろう?
そんな“自分自身の課題”と向き合う時なのです。

私たちは変わるのが嫌なので、つい、我慢するか、相手をコントロールしたくなります。
でも、勇気を持って、「自分」と向き合うことが大切ではないでしょうか。

でも、これ、本当はパートナーシップの話じゃないんです。

自分自身のお話。

自分の中にある嫌なところ、欠点の扱い方なのです。

自分自身の欠点を嫌う、のではなく、愛すること。
これができることが本当の「成熟さ」だと思うのです。大人、ということですね。

我ながら難しいテーマです。
私もよく人に不満を感じることが多いです。
つい責めたり、コントロールしたりしたくなりますが、できるだけ今回の見方を心掛けるようにしています。
カウンセリングも問題点を指摘するというよりも、その向こう側の長所に目を向けるようにしてるんですね。
その方がクライアントさんが結果を出されるのがずっと早い気がします。

※なお、この課題をテーマにしたワークショップを7~8月に名古屋、東京、大阪、福岡の順で開催します。
『ありのままの自分って何?そして、その自分にもっと自信を持つ方法』

男と女の心理学

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