騙すよりも騙される方がマシ?



昨夜東京で「言葉」に関するワークショップをしました。
そこで話した内容でもあるのですが、私たちが何気なく使う言葉、しかも、いい意味で使う言葉が思いもよらぬ結果を引き寄せる例について紹介しました。

ブログでも早速ご案内したいと思います。

先日、ある人がこんな話をしてくれました。

「昔、よく人に騙されてん。お金もいっぱい貸したけど、全然返って来なかった。その時、いつも言うててん。『騙すよりは騙される方がマシ』って。」

そういう思いを持ってる方、少なくないんじゃないでしょうか?


他にも

「傷つけるよりは傷つく方がマシ」

という考え方もあります。

それは相手に向けての愛情のような、優しさのような感じもするのですが、皆さんの周りで、ふだんからそう言ってる人で実際によく騙されてる、よく傷つけられてる人、知りませんか?

「騙す」「傷つける」はとても罪悪感を作る行動です。
人を傷つけるよりも自分が傷つく方がいい、というのは自己犠牲的な思いです。
だから、確かに「騙す」ことで傷つけたり、嫌な思いをさせるよりは「騙される」方がいいという気持ちもよく分かります。
誰にも迷惑かけず、誰かを苦しめることもありませんから。

しかし、この言葉は「騙される方がマシ」「傷つく方がマシ」というところに意識が集中します。
つまり、「私は騙される人」「私は傷つく人」という思いを自分自身に対して抱いてしまうのです。

すなわち、人に対して「私を騙していいですよ」「私を傷つけてもいいですよ」と言ってるに等しいんです。

すると、お望み通り、騙されること、傷つくことが増えてしまいやすくなります。
引き寄せの法則ですね。

だから、「騙すよりは騙される方がマシ」と言わずに「騙すことも騙されることもないしね」みたいな意識を持った方がよさそうです。

私たちが普段何気なく使っている言葉はとても大きな意味を持ちます。
ネガティブな言葉を使うと、ネガティブな事象が引き寄せられる・・・という説には皆さんも同意されるかと思いますが、一見、ポジティブな言葉でも実はネガティブな響きを持ってる・・・そんな事例を一つ紹介させていただきました。

参考になりましたら幸いです。

毎日使える心理学講座


あわせて読みたい