幸せになってはいけない症候群


幸せになりたいと思っているのに、なぜかそうじゃない方向に進んでしまう、そんな経験をしたことはありませんか?

幸せになろうとして結婚したのにいつもすれ違いやケンカばかり。
やりたい仕事に就いたはずなのに行き詰ってしまう。
いい関係を築こうと友達関係を築いていたら、いつの間にか浮いてしまった。
十分な収入を得ているはずなのに、なぜかお金が足りなくなってしまう。
いい出会いだと思っていたのに、彼の気持ちは離れて行ってしまった。

意識的には幸せを目指し、そのために頑張ってきたとしたら、自分をとても責めてしまいます。
能力がないんじゃないか。
幸せになれないんじゃないか。
何がいけなかったんだろう?


カウンセリングで「幸せになってもいい」と言う言葉を言ってもらうことがあります。
それが何か言いづらい、気持ちが入らない、抵抗がある、と感じる人もいます。

ブレーキがかかっているんですね。
「幸せになってはいけない」と。

頭ではなかなか理解できません。
自分では幸せになるために頑張っているつもりだから。

でも、何か幸せになることを留める理由があるんです。

もっとも典型的な理由は「罪悪感」です。
もし、皆さんが犯罪者だとしたら、そう感じると思いませんか?自分はあんなに悪いことをしてしまった、そんな奴は幸せになっていいはずがない、と。
実際にはそうじゃなくても、心の中では自分を犯罪者扱いしている人も多いんです。
社会の中では「法律」によって犯罪者は決まるけど、心の世界では「自分の思い」で簡単に犯罪者になってしまいます。

しかし、この罪悪感は「自分が何かをしたから」だけとは限りません。
逆に何もしていないことで自分を責めている場合もあるんです。
助けたかったのに助けなかった・・・
一言言ってやれば良かったのに見過ごしてしまった・・・
こうした罪悪感で長年苦しんでいる人にもお会いします。
何もしていないからこそ、なおさら、自分のことを責めてしまうのです。

また、「恵まれている」ということへの罪悪感があります。
自分は十分素晴らしいものを持っている、これ以上、持ってはバチが当たる、みたいな感覚です。
「私は家族からも周りの人からも十分に愛されている。この上、経済的に豊かになってしまったら逆に悪いことが起こるんじゃないか?」
そう思って、豊かさをブロックしてしまうのです。

いかに自分を許すか?
もし、具体的な事例があるのならば、その罪悪感の元となったできごとに向き合ってみる必要があるでしょう。
もちろん、自分を責めるためでなく、許すために。

また、幸せを許せない理由に「犠牲」というものがあります。
これも罪悪感の要素が入ることもありますが、たとえば、こんな感覚です。
「お母さんは私が小さい頃からずっと苦労をしてきた。頑張って私を育ててくれた。だから、そんなお母さんが先に幸せになってから私が幸せになればいい」

自分の幸せがお母さんの幸せになることに気付く必要がありますね。
自分の笑顔の価値、自分が幸せでいることの意味を受け止めます。
お母さんが苦労なさったのは、その自分の幸せを願ってのことですから。

ちょっと思い当たるかも・・・という方は「幸せになってもいい」という言葉を日々、言い続けてください。
具体的な幸せのイメージができるのならば、ぜひ、そのイメージの世界をリアルに感じてみてください。

続けてみるときっと心が解放され、許可が下りてくることに気付くか、あるいは、抵抗の元がはっきりと見えて来ることでしょう。

まずは実際に声に出してみることから始めてみてくださいね。

いつもありがとうございます。

毎日使える心理学講座

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter で心理カウンセラー根本裕幸をフォローしよう!

おすすめ関連記事