どうしたら「今、あるものに感謝する」がもっとスムーズにできるのだろう?



「今、あるものに感謝する」

このテーマ、おそらく見ただけでゲップが出そうな方も多いんじゃないでしょうか?

そんなことは分かってるよ・・・という声も聞こえて来そうです。
それが大事なこと、十分知っているし、自分なりに実践しているつもり・・・でも、なかなか難しい、続かない・・・ついつい、今あるものに不満ばかりを感じてしまう・・・。

だから、私たちは争い、別離、病気、事故、怪我といった事象を求めるのかもしれませんね。


病気や怪我をした時に、当たり前だった「健康」に感謝ができるようになる。
別れ話になった時に、その人の「愛情」に感謝ができるようになる。
死別を経験したときに、その人の「存在」に感謝ができるようになる。

「当たり前」と思うことは幸せを遠ざけることだと思いますが、ついつい私たちは欲張りで、今あるものの有難みを麻痺させてしまいます。

もっと欲しい、と餓鬼になってみたり、
私にこんなものは相応しくない、と青い鳥を常に探してみようとしたり。

何か問題を抱えるのは、そんな感謝のエネルギーが感じられなくなった場所ではないかな?と思うんです。

謙虚に生きることの大切さは知っているけれど、それを実践できる人は少ないのです。

もちろん、私もその一人。
なかなか煩悩は消えませぬ・・・。

だから、どうしたら、もっとスムーズに今あるものに感謝ができるのか?を考えるんです。

「今の仕事にどうしたら感謝できるようになるんだろう?」
「今のパートナーに素直に感謝できるようになるには?」
「今の生活に有難みを感じられるには?」
「今の体や健康に有難みを感じられるには?」

“形からでもいいから「ありがとう」って言い続けてください”という提案をします。
感情を込めなくてもいいから、と。
そして、できれば実際に声に出して言ってみてください、と。

一方、“もし~が無かったら”というイメージはあまりお勧めしていません。
怖れを煽るだけですし、それが現実化するのも望ましくはないでしょう?

“自分をもっと褒めてあげよう”というのもよく提案することですね。
今に不満を感じるのは周りが原因じゃないんです。
自分の心が原因です。
足るを知ることができない、今の自分の問題です。
何かしら劣等感があり、不足感、欠乏感があり、自信を失っている状態だからです。
だから、もっと自分を承認することで自信を付けさせてあげます。

私の場合、カウンセリングルームまでの道筋を口角を上げて、ぶつぶつ言いながら通う、という怪しいことをしています。
今年の春から夏まではホ・オポノポノ(ありがとう、ごめんなさい、許してください、愛しています)を唱えていましたが、夏以降は小林正観さんの影響を受けて「嬉しい、楽しい、幸せ、愛してる、大好き、ありがとう、ツイてる」に変えました。
出勤は毎日ではないのですが、それでも3か月も続けているといろいろな変化を感じられます。

ありがとう、という気持ちが増えて来ました。
自分がとても恵まれていることに改めて気づきます。
今も十分幸せじゃないか、とより感じられるようになり、欲が少し減りました。

でも、まだまだ煩悩はたくさんあります(笑)

そして、カウンセリングやセミナーにもその影響は深く出てきてるようです。
ある人のセラピーをしていてふと気づきました。
最近、「ありがとう」を伝えるセッションがとても増えていること。
そして、「祈り」をとても大切に扱うようになったこと。
宿題も「感謝」に関するものばかり。

他にも細かい変化はたくさんありますが、以前の私よりは「今」に感謝ができるようになっているみたいです。

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