(続)欲しいものが手に入らない理由。


先日のカウンセリングの中でこんな話が出てきました。

「小学生の頃には『この親には頼っちゃダメだ』と思って『一人で何でもできるようにならなきゃ!』って思っていましたね」

大人になった彼女は自分で会社を興してバリバリ活躍する、ほんとかっこいい女になっていました。
女性が憧れる女性ですよね。
でも、パートナーシップは・・・?

望みがかなっているんです。
「一人で生きる」って決めたことが。


『そんな小学生の頃に思ったことが???』と思うかもしれません。
しかし、むしろ、その頃に思ったことだからこそ、強烈に今のあなたに影響を与えていることが多いんです。

私たちの行動や考え方、感じ方のパターンは“潜在意識”の影響を強く受けます。

先日もブログで書きました。

「越後屋さんって聞くと何か悪いことしてる人のような気がしませんか?」

越後屋さんに会ったことある人ってあまりいないと思うんですが・・・。

これがテレビの影響を受けて、潜在意識にインプットされてる情報です。

「お代官様。これは黄金色のお菓子でございます。」
「ふふふ。越後屋。そちも悪よのお」

子ども時代の思いって強烈です。
理性がまだ十分に発達しておらず情報の選別や理性的な判断ができないため、何でもそのまま潜在意識に取り込んでしまいます。

それはまるで自分自身かけた強力な魔法みたいなもの。
大人になった今もまだ解けていないから欲しいものが手に入りにくいのかもしれません。

越後屋さんがあなたの人生に影響を及ぼすことはそんなにないかもしれませんが、「一人で生きる!」と決めたことなら、大いに影響がありそうです。

お母さんがいつもお父さんの愚痴をこぼしていて「結婚なんてしなきゃ良かった」って言ってたら、あなたは「結婚って苦しいものなんだ。辛いものなんだ。」という思い込みが出来ています。

お父さんがいつも会社から溜息つきながら帰って来て「ああ、しんどい。疲れた。」としんどそうな顔をしていたら「仕事ってしんどいものなんだ。あのお父さんですら疲れるものなんだ」という情報がインプットされます。

そして、そんなお母さんやお父さんを見て「僕が何とかしてあげる」「私が助けてあげる」と思った人は、大人になってからも「何とかしてあげなきゃいけない人」ばかりを恋人にし、仕事では常に自分一人で背負い、周りを助けるハードワーカーになっているのかもしれません。

昨日、お金の話をしましたが、いつも両親がお金のことで苦しんでいて、それを見たあなたが「そんな親を苦しめるものなんかなくなればいい!」と思ったとしたら、たぶん、今あなたの手元にはお金があまりないでしょう。
逆に「僕がお金を稼いで両親を楽にする!」と思ったとしたら、あなたは今、それを実現しているでしょう。

もちろん、それだけですべてが決まるわけではありませんが、あなたの思考・行動の強い原因になるのが幼少期に思い込んだことです。

私の場合、子どもの頃、親が会社をやっていてお金に苦労していた時期がありました。
それを子供の前では見せまいとしてくれてたんですが、やはり分かるんでしょうか。
お金に対しては恐怖心を持つようになっていました。

一方で、いつも「かわいい、かわいい」「愛してる、大好きよ」ととてもオープンに言われて育ったので、自分は愛されるものという思い込みを持っています。
これはありがたい思い込みですね。

幼稚園の頃、そんな気なく同級生を叩いたか何かしたら、思いの他、力が強かったらしく、その子が大泣きして問題になりました。
その時、自分の力を思い切り使っちゃいけないんだ、というブレーキを覚えました。

他にもさまざまな思い込みを持って生きています。

もし、あなたが「欲しいけれど手に入らないもの」があるとしたら、それを否定する思いを心の中に持っているのかもしれません。

まず気付くこともその一つのアプローチ。
自分自身を深く見つめ直してもいいし、カウンセラーのサポートを受けてもいいでしょう。

そうして気付いた思い込みは一つ一つ手放していくことができます。

例えば、イメージの子供時代の私自身に会いに行きます。
そして、お金は怖いものだ、と思ってる自分を抱きしめて、大丈夫、大丈夫。君は人に愛されるのと同じように、お金にも愛されるから、などと誤解を解く言葉を投げかけてあげてもいいでしょう。

そうそう、誤解なんですよ。すべてのネガティブな思い込みは。
それも大事な気付きですね。

また、さらに時代を遡って幼稚園時代の私に、今回のことは相手を傷つけちゃったけど、でも、君のパワーは解放してあげるに相応しい素晴らしいものなんだよ、と語りかけてあげることもできるでしょう。

そして、しっかりと抱きしめて、君はそのまんまで大丈夫なんだ、そのままの君でOKなんだ、と存在を承認してあげるのです。

そんなイメージをするだけで、心の深いところのブロックがすーっと軽くなるのを感じられるかもしれません。

一旦、受け入れて、手放す。
手放して、新たな思いを贈ってあげる。

そんな感覚でしょうか。

欲しいけれど手に入らないものがあったとき、その反対の思いがないか、心をチェックしてみませんか。

心理学ミニ講座

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter で心理カウンセラー根本裕幸をフォローしよう!

おすすめ関連記事