「なんかまた行きたいね」と思ってしまう理由。



「とても小奇麗で居心地もいい感じな室内なのに、なんか、落ち着かない・・・」
逆に、
「決していい店とは言えないんだけど何か居心地が良くてついつい行ってしまう・・・」
そんな経験されたことありませんか?

先日、家族でぶらっと立ち寄った居酒屋はまさに後者の雰囲気。
特に際立ったメニューがあるわけでもなく、とりわけて料理がおいしいわけではありません(もちろん、まずくはない!)。
よくある駅近くの地元密着型の居酒屋です。


しかし、なんだか友達の家に遊びに来たような気楽さを感じるんです。
飲み助であり、大衆酒場ラブな私がそんな居心地の良さを感じるのは珍しくないのですが、妻や娘まで同じ感想を持ち、息子などは自由にあちこちを探索するほどの気の許しようでした。

「何だか沖縄の居酒屋に来てるみたいね」と私が言うと「そう!まさにそんな感じ!ママさんの人柄なんだろうね。」と妻。

そうそう、ママの醸し出す人柄がその店の空気を作っているんですよね。
ママの気遣い。
「お子さん(息子)、好きに遊ばせてやってくださいね」
「お嬢ちゃん、折り紙折る?」
そして、常連さんの「俺のは後でええから、この子らの先にやったってな」という言葉も心に響きました。

その言葉がお仕着せのものでなく、ごくごく当たり前の光景のようにその場に馴染んでいるのです。
当たり前の心遣いだから、ママも常連さんも言った側からその言葉を忘れてるでしょう。

私たち家族が沖縄好きなのはそんな空気が当たり前のようにそこにあるからです。
綺麗な海や空ももちろん魅力なのですが、やはり、人、なんですよね。

ちなみに私は大阪のおばちゃん、おっちゃんにもそんな雰囲気を感じるんですが、大阪人である奥さんは慣れてしまってるせいか、あまり同意してくれません(笑)

その人の自然な雰囲気って黙っていても出てしまうものだと思います。
作り物ってやっぱりバレるんです。

とてもいいサービスをしてくれるけれど、なんかマニュアル的なんだよな、と感じたら、その場所を居場所にする人は少なくなると思うんです。
(だからでしょうか。最近はもっぱら脱マニュアルがブームですね!)

ということは何にせよ、どんなときも自分らしくあるほかないんです。
無理して頑張ってると相手も疲れるし、しなきゃいけないと思ってやってると「本当はしたくないんだけど」って空気が醸し出されてしまうとしたら、ね。

そこで『結局はバレるんだから着飾ってもしゃあないな』って開き直れたら素敵だと思います。
そして、だとしたら、『好きなことをするしかない』ですよね!
好きなことをしてるときが一番輝くし、一番自分らしいわけですから。

「なんかまた行きたいね~」って妻が言いながら家に帰りました。
そういう雰囲気のある店に出会えたことに感謝です(^^)
(ブログのネタも一つできましたし(笑))

参考になりましたら幸いです。
ありがとうございました!

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