アホな子になっておきましょう!という提案について。

職場とか友人関係、あるいは、パートナーシップには「競争」や「比較」の罠がよく潜んでいるものです。
それに絡んで、嫉妬心も動くので、とても嫌な気持ちになることもありますよね。

つい、あいつには負けたくない、とか、なんであの子ばかりかわいがられるの、とか、私はどうせ役立たずだし、とか、俺もあいつみたいに力があったらちゃんとできるのに、とかなっちゃうわけです。

でも、そうした競争って疲れるんだけど、嫌なんだけど、何も生み出さないんですよね。


そこで「アホな子になっといてください」という身もふたも無いアドバイスをすることがあります。

「職場で、今度の部長になんかできない子だと思われてるみたいで悔しいんです。」というお話で、もし、その話に競争や嫉妬などの問題が絡むと感じると、「アホな部下だと思わせとくといいですよ。そのくらいの気持ちになったほうがいいですよ」と提案するんですね。

その悔しさをバネにして、さらに成長しようと前向きに捉えてるときならいいんですけどね。
ストレスがたまっていたり、余裕がないときで、その思いはかえって自分を苦しめるんです。

「できる子」だと思わせるために競争したり、完ぺき主義になったり、自分にますますプレッシャーをかけてしまうのです。
そしたら、またしょうもないミスをしてしまい、ますます「できない子」の印象を与えてしまいます。

そういう時は一時退却の意味も込めて「アホな子」「できない子」になっておくのが得策だったりするんです。

「アホな子」=「使えない子」=「不必要な子」ではありませんよ。

むしろ、愛されキャラです。かわいがられますし、周りがサポートしてくれるようになったりします。

でも、プライドが高かったり、競争心が強いと、この提案に惨めさ、馬鹿にされたような感じ、屈辱感などを感じます。

「アホな子」になるというのは、いわば、無用の長物であるプライドを手放そう、競争心から解放されよう、ということなんですよね。
虚勢を張るのではなく、自然体でいたいですよね。

そうすると肩の力が抜けて、より自然体で振舞えるようになりますから、本来の力を発揮できるようになると思うのです。
すると、評価も変わっていきます。

「あの子、アホやと思ってたけど意外とやるなあ。むしろ、ちょっと抜けてて天然なとこもあるけど、かなりできる子なんじゃないのか?」

いいと思いませんか?