「きらいになろうと努力する必要はありません」



*「こんなとき、どうしたらいいの?」にお答えする心の処方箋シリーズ*

恋愛だけではないかもしれません。
親やきょうだいに対して、友達や同僚に対して、会社や趣味に対して。

私達は、うまく行かなくなって諦めようとしたり、あまりに心が辛くて忘れようとするときに、「きらいになろう」と努力をしてしまうことがあるみたいです。

本当は好きなのに、好きでいることが辛いので、一生懸命嫌いになろうとしてしまうんです。


でも、それはとても辛いことなんですよね。
傷口に塩を塗りこめるようなものかもしれません。

振られて傷ついて、悔しくて、悲しくて、寂しくて、むかついても、好きなものは好き、でいいんじゃないでしょうか。
プライドや意地は私達をどんどん苦しめてしまいます。

そして、それは執着や復讐といった、より強いネガティブなエネルギーを生み出す方向に向いてしまうのです。

好きでいれば、いつかは、すーっと抜けていきます。
一度知った贅沢は忘れられない・・・という格言の如く、再び片思いに戻るのは、すごく辛いのだけど、恋をしている喜びや輝きはきっと失われないはず。
そして、むしろ、その方が、セカンドチャンスも訪れやすいのです。

友達や仕事もそう。
うまく行かない、そんなはずはない、裏切られた、そういうときにこそ、自分の本音を大事にしてみませんか。

「好き」とか「大切」というあなたの思いは、1度や2度の過ちで消えるほどに軽いものだったのでしょうか。

好きなものをきらいになろうとする努力。
とてもしんどいですよね?

だから、好きなままでいてみよう・・・という心がけは、あなたの心の負担を少しずつ軽くしてくれるはずなんです。

心の処方箋


あわせて読みたい