「悲しみから抜け出したいとき」


*「こんなとき、どうしたらいいの?」にお答えする心の処方箋シリーズ*

ひたひたと沸き続けるもの、
一気に襲ってくるもの、
胸の真ん中でずーっと心を締め付けるもの、
悲しみにも、いろんなタイプがあって、涙が出るものもあれば、まったくでない悲しみもあります。

早く抜け出したいと思っても、それは沸き続ける泉のようなもので、逆に悪循環にはまってしまうことも少なくないと思うのです。


だから、そういうとき、私は「そのままでいましょう」と言います。
「だいじょうぶだから、そのままでいましょう」と。

涙が出てくれば出てくるなりに、
それが麻痺すれば、麻痺したまんまで、
なくなったと思ったのに、また出てきたら、それもまたそのままに、
ただただ、流し続けましょう。
そのままで、ただ、流し続けましょう、と。

悲しみを感じているとき、つい、そんな自分を責めてしまったりします。
いつまでくよくよしているのだ、と。
でも、それでいいんです。それくらい辛いことが身に起きたんだ、と分かってあげてください。

でも、もちろん、無意識的にかもしれないけれど、悲しみに浸ってしまうこともあります。
つい、ナルシズムのような感覚になったり、人の優しさに甘えてしまったり、悲しむことで、相手を忘れないようにしようしてしまうこともあります。

でも、それも、ある程度までは許してあげませんか?
きれいごとじゃないですもの。

ある程度ってのは、友達が、仲間が優しくしてくれている間は。
あなたが大切にしている友達が「もう大丈夫じゃない?」と言ってくれたら、きっと、それが悲しみから抜け出したサインだと思ってみましょう。

悲しいときは、ただただ、その感情に身を任せてみましょう。
川が流れていくように、風が通り抜けていくように、柳のように、竹のように、そのままでいられるだけいてみましょう。

すると、心の奥の方ですっと軽くなり、スーッと抜けていく何かに気付けるようになるでしょう。

もちろん、それで完了ではないですけれど、ホッとして、安心して、不思議とゆっくり眠れるようになります。
そして、幸せな夢がやってくることもあるのです。

抜け出そうと焦らずに、悲しみがやってきたら、その流れに任せてみませんか。
できる限りで十分ですからね。

心の処方箋

 

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