「自分を変えたいと思ったとき」



*「こんなとき、どうしたらいいの?」にお答えする心の処方箋シリーズ*

私達は常に「変わらなければ」とか「変わりたい」と思っているものです。
今の人生をもっと良くするために、自分自身がもっと幸せになれるように。

でも、そうは思っても、そう決意しても、なかなか私達は変われません。

そして、そこで自分を責めてしまう場合もあれば、必死に言い訳をしてしまうこともあるでしょう。


私達は実はそれほど強い存在ではないのかもしれません。

だから、ほんとうに切羽詰るまで、頭打ってどうしようもなくなるまで、なかなか動くことが難しいのです。(そこで諦めてしまう人だってたくさんいますね!)

それは心のどこかで「今のままでいたい」という気持ちが強くあるからです。
ボロ屋に住んでいても、家は家、落ち着いたり、ホッとしたりするものです。

そして、たくさんのエゴの声に支配されてしまうからです。
失敗したらどうしよう、やっても無駄じゃないか、自分には無理、今のままでいいじゃないか、そんなものはお前には似合わない、そういう声がひっきりなしに届きます。
同時に、この意気地なし、勇気がないねえ、やっぱりあんたはダメねえ、といった自己否定も同時に起こります。

そして、ますます気が滅入ってしまうのです。

そんなあなたがもし変わるとしたら、それは自分のためではなく、誰かのために一歩踏み出そうと思ったときです。
それはあなたの大切な人のために、あなたの愛する人たちのために、です。

自分が変わることによって、その恩恵を受けるのはあなた自身だけではありません。
あなたが今の倍笑顔でいられるとしたら、あなたの周りの人もあなたから今の倍も笑顔をもらえるのです。
それは彼らを幸せにし、安心させ、そして、喜ばせることになるのです。

あなたは誰のために変わりたいですか?

その人たちの顔を一人一人思い浮かべてみましょう。
そして、今、その一人ひとりに宣言してみるんです。

「私はみんなのために変わります。○○な自分になります。」

そこで背筋がピンと伸びたら、あなたは既に変わり始めています。
少しずつ少しずつ。

心の処方箋

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