[3/14] 浮気の原因になったもの(2)~不足原則~



カウンセリングの実際「浮気と離婚の危機とセックスレスの向こう側にあったギフト」

[3/14] 浮気の原因になったもの(2)~不足原則~

さて、浮気に至るもう一つの要因は“仕事への理解”。
これは浮気の原因の一つとしてよく出てくる“不足原理”に基づくもののようです。

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不足原理とは、その名の通り、奥さんからもらえないものを他の人からもらおうとする心理で、浮気問題の多くにこれが絡んでいるといっても過言ではありません。

例えば、結婚して子供ができて、すっかり女の部分がなりを潜めてしまった奥さんがいるとしたら、旦那さんは「女」を求めて他の女性に意識が向くようになります。

本来はそこでより父性と共に男性性を成長させると、母の意識が強くなっている奥さんを再び「女」に引き戻すこともできるのですが、旦那さんも仕事や子育てやらで忙しくなると、なかなかそうした自己研鑽には意識が向きにくくなります。

そうすると、女が欲しい(セックスが欲しい)夫としては、外に目を向けて、浮気なり、風俗なり、の行動に移りやすくなるのです。

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さて、友美恵さんはご主人の仕事の内容がよく理解できなかったせいもありますが、先に出てきた無価値感(私などが何か言っても・・・)が邪魔して、ご主人の仕事に積極的に関与することってあまりなかったんですね。

でも、実際はご主人も仕事のことで色々と悩んでいたらしく、それを浮気相手に相談に乗ってもらっていたようなんです。(こういう形での浮気はとても多いですね。お互いそのつもりが無かっただけにかなり深くはまり込んでしまいます)

もちろん、ご主人も奥さんには「どうせ分かるわけないし」と心を開かなかったことや夫婦ということで気を使ってしまったことも問題なのですが、友美恵さんにとっては、ご主人をさらに受け入れ、理解していくことが今後の課題となっていきます。

でも、それは仕事内容について事細かく知っておく事ではないんですね。
むしろ、それは分からなくてもいいんです。

何が大切かと言うと、そのご主人の心の動き。
それをきちんと見て、知っておいてあげることなんですね。

例えば、
「この人は悩んだらどんな仕草、サインを出すのか?」(心のサイン)
「どういう人間関係が得意で、苦手なのか?」(対人関係)
「将来の彼の夢はなんなのか?」(夢、ヴィジョン、目標)
「性格上、どんなトラブルを抱えやすいか?」(問題意識)
「この人の長所はどんなところで、周りの人はどう思っているのか?」(長所・価値)
「この人はこんな才能があるから、ああいう仕事をしたら向いているだろう」(価値・才能・ヴィジョン)
などですね。

それをただ見て知っておいてあげる。考えてあげる。
おして、「あれ?おかしいな」と思ったら、プライドを傷つけないように伝えてあげる。

そうすると、彼はちゃんと奥さんが自分のことを見てくれてる、と安心して仕事ができるんです。

ここでは「なんで私ばかりがそんなことしなきゃいけないの」とか「私にはそんな器用な事できない」と思ってしまうこともありますが、すぐに出来たら誰も苦労しません。
愛すること、与えること、そして、自分が成長するための一つの糧だと思っていただける嬉しいです。
こうした“与える姿勢”は必ず大きなギフトを返してくれますので、それを信じて下さいね。

ただ、友達や家族にそうした話をするのが得意な女性と違って、男性はなかなか口を開きませんから(どう表現していいのか分かりません!)、「何も話してくれない・・・」とアンテナを仕舞ってしまうのは要注意。

我がままかもしれませんが、「言わないところから察して欲しい」という気持ちを見てあげるんですね。
もちろん、コミュニケーションは大事です。でも、自分のことを話すことに慣れていない男性が自ら心を開いて何かを言うとしたら、相当な安心感や信頼を感じていないと難しいのです。
この点は男女の違いとして誤解が生まれるポイントの一つなんです。

因みに一般的に自立的な人ほど、自分が抱えている悩みは一人で処理しなければならず、誰かを頼ることは非常に情けないこと、と考えています。(男性に限りません)

だから、問題があってもそれを人に話せる人は稀で、多くは一人で抱え込みます。

でも、本当は聞いて欲しかったり、理解して欲しいことってたくさんあるんですね。
自分でも知らないうちに我慢しているだけで。
だから、女性の皆様には、その点を含み置き願いたいんです!

でも、そんな難しいことはしなくてもいいんです。
ただいつも通り、彼を見てあげるだけで。
そうすれば、あなたの中の女性的な感性がきっと彼の変化をキャッチしてくれます。

いけないのは「私には関係ないことだから」とか「私には分からないから」とアンテナを閉じてしまうことなんです。

また、浮気に至る原因のほかに、友美恵さん自身が色んなものをものすごく溜め込む性格で、カウンセリング中に言葉が詰まって出てこなくなるほどに重たいものをたくさん背負っていらっしゃいました。

それはこの浮気の問題、夫婦関係の問題だけでなく、ずーっと昔から続いていたものだろうと思われます。
家族とか、過去の恋愛とか。

そうした点にも配慮しつつ、カウンセリングを続けていきました。

カウンセリングの実際

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