窮屈に感じてしまうとき



普段の生活の中で、あるいは対人関係の中で、自分自身がとても窮屈に感じてしまうことがありますね。
思い通りにならない不満が溜まっていたり、誰かへの怒りや妬みが出てきているときかもしれませんが、そんなときの自分の見つめ方を一つご紹介します。


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もしあなたが今自分に窮屈さを感じているとしたら、その原因は大きく2つあると思います。
一つは自分で自分を制限してる場合です。
例えば、自分は魅力がないから恋なんてできないと感じていると、素敵な異性が現れても、知らず知らずのうちに距離をとり、関係性を崩してしまうようになります。
あなたの中の考え方・価値観・観念などがルールとなってあなたを縛ってしまっているときです。
これは自覚できる分、解放しやすくなりますが、その勇気を持つこと、自分と向き合うことが難しく感じてしまいます。

もう一つは周りから押さえられてるように感じること。
例えば、専業主婦の方は経済的な面でご主人に気を使いすぎたりします。
そうすると本来二人のものである収入も受け取ることができなくて、全てを我慢してしまうか、あるいは大義名分を使って浪費してしまうかのどちらかのパターンを持ちやすくなります。
でも、そこでは「旦那の稼ぎが悪いから」という誰かのせいにしてしまって窮屈さを感じているのかもしれません。

でも、この二つは心理的に見れば同じことです。
周りから抑圧されてるように感じるのは、自分自身が自分に課している束縛を周りに投影しているんですね。
だから、ご主人が悪いわけではなく、自分自身が自分を縛っていることに気付くことが大切です。
「主婦とは・・・」のような観念を持っていたり、ご主人が言う「俺が稼いでいるんだから」という言葉を信じてしまっているのかもしれません。

もしあなたが今、自分の生活に窮屈さを感じているとしたら、それは自分の中の何かを変えるときです。
誰かを許すことかもしれないし、ルールを手放すことかもしれません。
少なくとも今はエネルギーを解放していくときですね。

自分自身の中にエネルギーが余ってしまってるから窮屈なのかもしれないな、と見てあげることが大切ではないでしょうか。

成長期で身長が随分伸びたのに1年前の服を着ざるを得ないとしたら、とても窮屈でこっけいなファッションになってしまうでしょう。
心の成長は大人になっても続きます(というか、心の成長は大人になってから本格的に始まります)。

もしあなたが窮屈だと感じていたら、今の自分は新しい自分、新しい世界に飛び込むときだと思って見てください。
それは新しい流れを呼び込むときですし、新しい流れを作り出すときです。

自分に素直になってみましょう。
あなたは何を我慢し、抑圧し、自分を押さえ込んでいるのでしょうか?
その理由は何でしょうか?
自分には自由になる価値がないとどこかで認めてしまっているのでしょうか?
それとも、自由になるということを許せないほどの罪を犯してしまったのでしょうか?

素直になるということが分かりにくければ、よりまじめになる、正直になる、ぶっちゃける、解き放つ、解禁する、自由になる、そんなイメージをしてみると良いと思います。

そこで「そんなことしたら、めちゃくちゃになっちゃうんじゃないか?」て不安が上がってきたとしたら、それくらい今のあなたは自分を押さえ込んでしまっています。
逆に「ほんとにいいの?そんなことができたら素晴らしいな~」って感じたとしたら、あなたはもう準備OKです。早速実行に移して見ましょう。

意識するしないに関わらず抑圧している分だけ、素直になったら少しやり過ぎます。
オーバーになります。
でも、振り子が逆に触れただけのこと、そのまま楽しみ、正直に、素直にやっているだけで、やがては一番楽なポイントに落ち着けます。

そのプロセスを信頼するのはとても難しいことだけれど、窮屈な自分を解放してあげたいと思うこと自体が大きなチャレンジです。
自分らしさというのは、いわば、自分の体に合った服を作るようなプロセスです。
全てオーダーメイドで、オリジナルです。
既製品ではちょっと物足りないわけですから、寸法測りながら、試しに袖を通して見ながら、調整していくイメージです。

自分らしい自分により近づくために、今、改めて見つめなおしてみましょう。


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