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「怒りとオナニー」のご相談からこんな話の展開になるの?と思われてしまうテーマですね。笑
毎日怒りまくってオナニーしまくるってことはそれだけエネルギーを抑圧し、自分自身を持て余しちゃってる状態なんです。
それは現在に至るまで、自分自身を縛り付け、抑圧し続けてきたからかもしれないのです。
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落ち着きたい、時間を有意義に使いたいのが悩みです。
30代後半、夫と7歳と4歳の子供あり、フルタイムで働いてます。
1人になれる日は1日3,4回します。
若い頃から性欲強めでしたが、今は何かを埋めたくてオナニーしてるように思えます。
昨年「夫もいるのに彼氏もいる」状態になり、半年で終幕。
彼氏はザ・営業職の性格をした11個下。
セックスは最高でしたしお互いに夢中でしたが、飽きられて終わり。
私はそこでズッタズタに傷つき、怒りまくり、そのパワーで自分を立て直すため走ってきました。
いい方向には向かっています。ただ、執着が消えません。彼とのセックスを思い出すのがきっかけでオナニーが始まるし、別れた時のことを思い出しては怒りをスマホや紙に吐き出してます。
同じ職場なので接点はあります。「充電させて」と呼び出すと、彼がハグとキスをしてきます。ワガママをきいてもらうことで怒りを消化してる気もします。
もう一度セックスしたい。愛してほしい、尽くしてほしい。どろどろにいじめてやりたい。
私には妻や母親の役目もあるのに、心に余裕がないこと、怒り続けているのがしんどいです。
疲れました。平気になりたいです。
(Aさん)
よくハードワーク系クライアントさんから「ストレス発散のためにオナニーしてる」というお話を伺うんです。
Aさんのように「イライラが止まらなくて何度もしてしまう」という方もいらっしゃいます。
また少し異なりますけど「寂しさや虚しさを紛らわすためにしてると余計に虚しくなるんだけどそれでも止められなくて切ない」というご相談をいただくこともあります。
「怒り」と「オナニー」は大変相性が良い(?)らしいのですが、意外と理にかなってるものなんです・・・なんて聞いたらびっくりします?笑
Aさんがおっしゃるように「何かを埋めたくて」という思いでしてる方も多いんじゃないかなあ?と思うのです。
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そもそも性欲が強い方ってのはバイタリティがあり、エネルギッシュなのですが、てことは、怒りっぽい性格であることも多いんですよね。
ちなみに「抑うつ状態」というのは「怒りと性欲を抑え込んだ状態」と解釈できることもあるくらいなんです。
それぞれとても強いエネルギーですので、それを抑え込むためにはそれ相応のエネルギーを消費します。
それでそれを抑えるために使うエネルギーによって他に使うエネルギーがなくなり、やる気がなくなったり、体が重たくなったり、動けなくなったりするのです。
そういう視点で見れば、今のAさんがご自身の豊かなエネルギーが行き場を失っていることがよく分かりますよね。
オナニーという脱出方法があるのは救いかもしれません。
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しかし、その怒りはその彼と別れたからこそ出てきたものなのでしょうか?
それとも、それ以前から怒りまくっておられましたか?
私たちはよく「自分自身のエネルギーに振り回される」という状態になります。
そもそもエネルギー(セクシャリティ)が強い方であればなおさらぶるんぶるん自分に振り回されることが多いと思います。
そうすると「自分が怖くなる」「自分のエネルギーが怖くなる」という状態になるものですね。
よく「本気出したら地球を割っちまう!」と恐れている武闘派女子がこのブログにも出没しますし。
そういう意味ではAさんは自分自身のエネルギーを持て余しながらずっと生きて来られたんじゃないか?と思うのですけれどいかがでしょうか。
たまたま彼とのセックスにハマり、でも、振られちゃって
>私はそこでズッタズタに傷つき、怒りまくり、そのパワーで自分を立て直すため走ってきました。
ということなのですが、彼と付き合うことでご自身のエネルギーを放出することを覚えたんだけど、その彼がいなくなっちゃってそのエネルギーの行き場がなくなっちゃって、怒りまくり、オナニーで発散してる、というちょっと綱渡り的な状態なんだと思うのです。。
ちなみにこういう怒りをオナニーで発散すると自分を傷つけやすいので気を付けてくださいね。
それで婦人科のお世話になった方もいらっしゃるので。
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ということで私は「そのあふれんばかりのエネルギーを平和利用しようぜ!」というプロジェクトを敢行しているわけですが、Aさんにとってはどの方向にそれを向けるのがいいのかを考えてみましょう。
で、私の目には「私には妻や母親の役目もあるのに」というところが印象的に映りまして、「まあ、確かにそうなんだけど、その役割にハマりすぎてないかい?」という疑惑が浮かんでまいります。
その点はどうでしょうか?
きちんとした妻や母であるべき!みたいな思い込みってどれくらい強いですか?
また、そもそも「ちゃんとする」とか「しっかりする」みたいな思いってどうでしょうか?
ご自身では「自分はちゃらんぽらんな人間でー」と思っていても、周りの人からは「しっかり者でー」と思われてることもありますよね。
子どもの頃から抱えてきたストレスってどれくらいあるのでしょう?
というのも、エネルギッシュでパワフルなAさんが、それを常に爆発させて生きてきたとは思えないからですね。
どちらかというと、そのエネルギーを抑えざるを得ない環境で育ってきたんじゃねえか?と思ってるのです。
それは親子・きょうだいとの関係もあるでしょうし、スクールカースト的なものの影響もあるかもしれないし、進路や就職先を選ぶ際にも出てきてるでしょう。
Aさん、そして同志のみなさま。
自分は自分のエネルギーを何%くらい発揮して生きてらっしゃると思います?
Aさんの場合も、「夫もいるけど彼氏もいる問題」や「一流のオナニスト」という“アンダーグラウンド”で自分を発散されてますよね?
表の社会では発散できないから、アンダーグラウンドが必要になるわけでして、うまくやっている部分もあるけれど、表の社会でけっこう生きづらさを覚えてるのかもしれません。
だから「私には妻や母親の役目もあるのに」という思いが出てくるんじゃないでしょうか?
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おそらくAさんにお会いしたらまずはこういう話をすると思います。
「思いっきり女を楽しんでみませんか?」
「もっともっと女になってみませんか?」
えー、そんなことしたらヤバい奴になっちゃうじゃん!!と思われた方。
それくらい「女」を抑圧してるんですよ。
抑えているから、解放したらヤバいって思うわけです。
例えば「ファッションでめっちゃ女を出すとしたらどんな服が思いつく?」って質問をすることがあります。
そうすると一部の方々は「えー、そんな服着て外を歩いたら警察に捕まっちゃう!」という妄想を繰り広げられます。
一体どんな服なんだ??とそっち系に疎い私は思ってしまうのですが、つまり、「それくらい女を抑圧してるんだよ」ということでもあるんです。
そこを起点としてAさんや同志のみなさんに目指していただきたいのは「思いっきり自分自身を生きる!」ということです。
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妻だから、母だから、だけじゃなく、女だから、会社員だから、姉(妹)だから、大人だから、社会人だから、いい年だから、等々の理由で自分を抑圧していませんか?
なんだかんだ人目を気にして自分を隠しちゃっていませんか?
でも、それがその豊かなエネルギーを抑圧する「観念」になってしまい、その観念によって自分を縛りまくるわけですからしんどいのも無理はありません。
その怒りは突き詰めれば「もうこんな生き方はやだー!もっと自由に生きたーい!!!」ってことなんじゃないでしょうか?
いわば、自分に合わない狭い空間に閉じ込められて暴れてるのが今のAさんと言えるかもしれません。
もちろん、逆説的に見れば、「自由になっちまったら日常生活を送れないじゃない!絶対変な人だと思われるじゃん!誰も相手にしてくれなくなるじゃん!」という怖れから、自分を縛りまくり、抑圧しまくってるのかもしれませんが・・・。
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「本気で生きる!」というのは私がみなさまに声を大にしてお伝えしたいことなのですが、Aさんや同志のみなさまはちょっと次のワークに取り組んでみてください。
【問題】
今の自分が「本気で生きる」あるいは「思い切り自分自身を生きる」ということをイメージした場合、そう生きることにストップをかける言葉、感情、感覚、考え、価値観などを思いつく限り書き出してみてください。
・・・。
・・・。
・・・。
・・・。
・・・。
どんな言葉が出てくるでしょうか?
あたしには無理、自信がない、そんなことしちゃダメ、周りの人に変に見られる、やり方が分からない、それがどんなものなかが分からない、みんなを傷つける、周りの人に迷惑をかける、恥ずかしい、暴走してしまう、嫌われる、、、、等々様々な言葉が出てくるかもしれません。
それが「自分自身を縛る鎖=観念」という奴ですね。
じゃあ、続きまして、そんな鎖でがんじがらめになってる自分を想像してみてください。
どんな色した鎖が見えますか?
太いですか?細いけど頑丈そうですか?
どれくらい重たいですか?
いつからそんな鎖を着けてると思いますか?
そこで「怒り」を使いましょう。
「怒り」はとっても大切な感情です。
「もうこんな窮屈なのは嫌だー!!」
「こんな鎖外して身軽になりたーい!!」
「もっと自由に生きたーい!!」
「こんなのやだやだやだやだやだやだやだー!!!」
地団太踏むように暴れてみてください。(イメージの中でけっこうですよ)
その窮屈さを感じながら暴れてみてください。(同上)
そして、こんなイメージをしてみてください。
内側から本気でその鎖を外そうと暴れたら、あの太くて重い鎖がぱつん!ぱつん!と音を立てて外れ始めます。
そして、足元にがちゃがちゃと金属音を立てながら鎖が積みあがっていきます。
その鎖を蹴飛ばして、何も縛りのない、手足が自由に動かせる、体がすっごく軽い状態を感じてみてください。
どんな気分がするでしょうか?
どんな感覚がするでしょうか?
そして、そこで両手を広げて、胸を張って、大きく深呼吸しましょう。
そして、「自由だー!!!」と空に向かって叫んでください。(同上)
*
このイメージワークは「観念を手放して自由になった自分」を表しますが、その感覚をぜひ遠慮せずに味わってみてください。
大きく呼吸をしながらその自由になった感覚をただ感じるんです。
思考が動き出すと「具体的にどうすればいいの?でも、現実をどう変えたらいいの?ヤバくない?大丈夫?」などと考え始めるのですが、思考の出番はまだ先なんで一旦引っ込んでもらってくださいませ。
ただ味わうだけ。
その自由をただ感じ続けるだけ。
その軽さをただ感じるだけ。
これをね、しばらく続けてみてください。
Aさんのその自分の怒りを使って鎖をほどくイメージをできれば毎日してみてください。
そしたらね、ある瞬間にインスピレーションが下りてくるんです。
あ、こういうことしてみたい。
あんなことをしてみたい。
自分はこういう風に生きたい。
けっこう具体的なイメージとして降りてくることもあります。
エゴが混じっちゃうこともあるんですけど、それはまあしょうがないとして、できるだけ、ピンとくるインスピレーションを受け取ってください。
まだ具体的に動かなくていいです。
このイメージワークをして身軽さ、自由さを感じ、深呼吸しながらその感覚を味わい、降りてくるインスピレーションをただ受け取るってことを続けていきます。
そうするとずーっと繰り返し出てくるイメージに気づくとも思うんです。
そしたら「思考」の登場です。
そのイメージをどう3次元のこの地球上で実現化するか?を考えるんです。
そしたらとても自然に人生が変わり始めるでしょう。
そして、それは「本気で生きる」ということにつながるし、人生の充実感、達成感、満足感を高め、そして、幸福感で自分を満たしてくれるようになるでしょう。
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