第1週「抱えている荷物を知る」
まずはどんな荷物を抱え、背負っているかを「思考/感情/役割/期待」などのジャンルに分けて見つめていきます。
つい「荷物を抱えてる私」に厳しく接しがちな私たちですが、ここではそんな自分をねぎらい、いたわる時間にしたいと思います。
さて、あなたは今、どんな荷物を抱えているのでしょう?
「うーん、仕事、、、かな。まだ手を付けられてない案件も含めたらいくつも抱え込んでるかもしれない」
そんな風にアバウトな感じでは浮かぶかもしれませんが、より具体的に、と言われるとどのようなものかはすぐに浮かばないものです。
なんせ、私たちは「これを今から抱え込むぞ!」と思って抱え込んでる荷物は少ないからです。
むしろ、「自分がやらなきゃと思い込んで抱えることにした」「場の空気を読めば自分がやるしかないなと思って背負った」という風に、日常的に、かつ、義務感などにとらわれて抱え込んでることが多いからです。
そうするとそもそも「義務感」を背負ってる自分がいるのかもしれないですね。
「家族を背負ってる」と感じているみなさん。
具体的に誰を、どんな風にって考えてみてください。
「母を」だけで、いくつもリストが作れるかもしれません。
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「抱え込み症候群」な方々がよく抱えてしまう荷物を考えてみました。
あなたはいくつ当てはまりますか?
〇仕事や人間関係で・・・
期待に応えなきゃ
失敗しちゃいけない
みんなに好かれたい
人を傷つけないように気を使わなきゃ
空気を読まなきゃ
仕事はちゃんと最後までやり遂げなきゃ
「できません」って言えない
チームの雰囲気を壊さないようにしなきゃ
休むと迷惑をかける
私が動かないと回らない
〇家族やパートナーシップで・・・
家族を支えなきゃ
親を安心させなきゃ
子どもに寂しい思いをさせたくない
夫(妻)が喜ぶようにしてあげたい
家のことは私がやるべき
親孝行しなきゃ
実家の問題を放っておけない
パートナーに迷惑をかけたくない
親の期待を裏切れない
家族を困らせたらいけない
〇自分のことで・・・
もっと頑張らなきゃ
ちゃんとしなきゃ
前向きでいなきゃ
弱い自分を見せちゃいけない
甘えちゃいけない
人より上に立たないと認めてもらえない
しっかりしてないとダメ
人の役に立たないと価値がない
感情的になっちゃいけない
幸せになっちゃいけない
〇過去のことで・・・
あの時もっと頑張ればよかった
頑張ったのに報われなかった
迷惑をかけた罪悪感
親を心配させた負い目
あの人を傷つけてしまった
助けられなかった後悔
いつも誰かに裏切られる怖さ
頼ると拒まれるトラウマ
愛されなかった寂しさ
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「心の荷物」というのは実は“自分にかけているルール”や“人からの期待に応えようとしていること”なのです。
それは義務感や責任感として出てきたり、過去の心の傷が生み出したものだったり、人からかけられた期待(言葉)だったりなのです。
そして、自分が持っている荷物はどれも自分を幸せにしないものであることに気づくでしょうか?
でも、なぜかあなたはそれを抱えているのです。
なぜ、そんなことをしなければならなかったのでしょう?
それを抱えないとどうなってしまう、と思っているのでしょう?
あるいは、それは誰かのために、誰かを助けるために抱えてるものなのでしょうか?
まずはそれを感じてみましょう。
私たちは必要があってこの荷物を背負い、抱え込んでいます。
だから、それらを手放すには、そうせざるを得なかった自分に心を寄せ、そして、ずっと抱え込んでいる自分をねぎらうことが大切なんです。
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☆「抱え込み症候群を手放す4週間プログラム」(11/3スタート)