おしゃべりが盛り上がってサービス時間を超過してしまうことが続いた件について。



そのサービスを利用するには何らかの目的があるはずです。
おしゃべりが目的なら全然いいですけど、そうじゃない場合はモヤっとしますよね。
それがお師匠さんとかカウンセラーさん相手だったとしても、やはりその目的はきちんと意識した方がいいと思うのです。

根本先生

いつもブログ楽しく拝見しております。
今日は気になって落ち込んで仕方ないことがあるのでネタにしてもらえたら嬉しいなと思ってお送りします。

私は長年お世話になっていたカウンセラーさんがいたのですが、最後にカウンセリングを受けた際、
「大幅に時間超過してるの気づいてましたか?これがあなたのパターンなんです」と言われました。
私はこれから心理学の記事を書かなくてはいけないし、時間がないんです。あなたも、私の大切な時間を邪魔したくないですよね?

と言われて、確かにお話しをしているのは私なのですが、カウンセラーさんも喋りますし、セラピーに誘導するのもカウンセラーさんなので、身を任せていました。
すごくショックで、追加料金を払い、もうカウンセリングは受けていません。
snsも向こうからフォローをはずされてしまい、そんなに酷いことをしていたのかと思いましたが、ここまでが気づきの勉強だったのかなと思い、気にしないようにしてきました。

が、先日、ライフワークのお師匠さんの久々のレッスンだったのですが、フリートーク30分、レッスン60分という枠を購入したのですが、フリートークの方に花が咲き、フリートーク2時間になってしまってレッスンまで至りませんでした。

私はトークも大事だけど、レッスンも受けたいので何度も話を切ろうとしたのですが、うまく切れず、
「そこが○○さんの魅力だったりするんですよ、だから時間過ぎてても、僕はなにも言わないんですよ」

と言われて、嬉しいより、またやってしまった、
という気持ちになってしまいました。

先生曰くは、私が折々にお世話になったお礼をしているので、そういう人にはこっちも返したくなるものだから、クライアント様にもプレゼントしてあげると返してもらえるよ、ということをおっしゃってました。

私のこのモヤモヤは、受け取りたくない気持ちの表れでしょうか?
前回も前々回も私から、本日はセラピーなして構いません、とか、レッスン受けたいのでこれにてフリートーク終了で!とか舵を切っていけ、というお知らせでしょうか?
お金を払ってサービスを受けるがわだからといって甘えてはいけないということなのか、それとも有り難いと受け取らなければならないのか。。
教えていただけたら嬉しいです。
(Aさん)

基本的にカウンセリングやグループセッションは時間を超過するもんだと思い込んでいるものですので、耳が痛い話をありがとうございます。
昨日のグループセッションも30分以上超過してましたね(遠い目)。

これからはみんなから延長料金いただこうかな~♪(たぶん、返り討ちに遭う)(こわい)

私の場合は「タイムマネジメントはカウンセラーの責任」と思っているので、
「あ、こんなに時間過ぎてしまいました。すいません。」
「いやいや、こっちの都合なんで気にしないでください。」
というやり取りをしています。

ちなみに私のカウンセリングでは、クライアントさんの席からは時計が見えない位置に椅子を席を配置するようにもしています。

時間が気になったらしゃべりたいことしゃべれなくなるでしょ?特に「いい人」は。

だからご自身で時計を確認しない限り、気が付けば10分も過ぎてたー!なんてことはざらにあるわけです。
時計は私がガン見してますからその辺は気になさらないでいただいて結構です。

さて、この辺の問題は正直、そのカウンセラーさんやお師匠さんのポリシーによって変わると思います。

時間をきっちりしたい人もいれば、アバウトでやりたい人もいます。

ただ、Aさんのカウンセラーさんのように「それって後出しじゃんけんじゃん。ずるいよ!」なんて場合は、ご本人にも何かしらの問題が発生していたのかもしれません。

いい人カウンセラーさんなので、時間超過に関して本人もそれを指摘できず、毎回我慢してきて、最後のときに爆発した、みたいな。

「ちょっといいっすかー。あと10分で時間なんですけどこのまましゃべられます?それとも私からの意見も聞きたいっすか?」と軽く言えるキャラではないのかもしれません。
カウンセラーの初期はなかなかそんなことは言えないものですけれど、ね。

でも、わざわざSNSのフォローを外すなんてめんどくさいことをするのは相当我慢してたのかなあ?ずいぶんだよね。

でも、別にそれはAさんの責任だとは思わないですけどねー。
だから、その点については「そろそろ潮時だったっちゅうことだな」と思っておくのが良いかもしれません。

私のクライアントさんでも延々としゃべり続ける(しかも面白い)大阪のお姉さまもいらっしゃるんですけど(あ!これ、あたしのことでしょ?と思った方がきっと何人もいる)、そういう方ほど「そろそろ時間っすよ?」と言うと「あ!すいませーん!帰りまーす!」とあっさり帰り支度を始められるものです。

まあ、お見送り先の玄関でも延々としゃべり続けていらっしゃいますけどね。

さて、「フリートーク30分、レッスン60分」を購入したのに「フリートーク120分」というのは、これはさすがにクレーム入れたほうがいいんじゃね?と思うのですがいかがでしょうか?

レッスン受けたいですもんね。

それってコース料理をオーダーしたのに前菜とスープとパンを大量に出されて「これでお腹いっぱいになったでしょ?」って楽しみしていたA5和牛サーロインステーキ500gを出してもらえなかった!みたいなことでしょう?

ここはやっぱりAさんがいい人過ぎるからかなあ、というところかもしれません。

>お金を払ってサービスを受けるがわだからといって甘えてはいけないということなのか、それとも有り難いと受け取らなければならないのか。。

それはAさんの気分で決めたらいいと思います。

フリートークが120分になっちゃって、それが楽しい!面白い!よかった!いっぱいほめてもらえた!うふっ!!となるなら問題はないでしょう。

しかし、「は?あたしはレッスンを受けに来てんだよ。あんたとしゃべることだけが目的じゃねえんだよ!」とご機嫌斜めになったのであれば、それは問題でしょう。

ルールなんてのはなく、あくまでAさん自身の価値観や感情で判断してよいことです。

でも、こういう一文にもちょっと「いい生徒」になっちゃってるのかなあ?と思います。

サービスを受ける側と与える側って「対等」なんです。

カウンセリングしてもらっている、お師匠から教えてもらっている、という認識は不要です。

家電量販店に行って掃除機を買ったときに、「店員さんから掃除機を打ってもらった」とは思わないでしょう?

「自分はこの商品がほしいから購入しました。だからその商品を下さい。」というのが基本姿勢ですよね?

でも、なぜか「先生と生徒」みたいな関係になるとそこが「わざわざ偉大なお師匠様の大切な時間を割いて私めのような者に付き合って頂きまして申し訳ございません」みたいな気持ちになっちゃうわけですね。

特に何回も通っていくとお互いにやっぱり「甘え」ってのが出てきます。

まあ、こういうことにしといてくれよ、今日はこれでいいじゃん、みたいに。

私もこれは気を付けてるんですけど、つい甘えちゃうこともあるのは反省点です。(ほんとに反省してる?)(してるよ!たぶん)

なので毎回「今日も目的は?」ということをお聞きするようにしています。
(事前アンケートの一番上にその項目があるんです。)

そして、その目的を果たせるように、軌道修正をしているつもりです。

※長年この仕事をしていると「今日の目的:雑談」という方もいなくはないですが、それが目的だったら別にかまいません。

だから、ある意味、

>前回も前々回も私から、本日はセラピーなして構いません、とか、レッスン受けたいのでこれにてフリートーク終了で!とか舵を切っていけ、というお知らせでしょうか?

こういう意識は必要だな、と思うんです。

自分は何のためにここに来たのか?という目的については大切にしていただきたいです。
それはお互いがwin-winの関係でいるためですね。

カウンセラーさんだから、お師匠さんだから、とすべてお任せは良くないですし、それって依存してるってことになりませんか?

お師匠さんが雑談始めたり、時間オーバーしそうだな、と思ったら、「あたしが止めるです!!」という気合は必要です。

「すんません!あたしレッスン受けたいんす!よろです!」って明るく軽く言えたらいいな、と思います。

その方が良い緊張感のある関係になれると思いますし、レッスンだって実のあるものになるでしょう。

教えてもらうんだから先生のご機嫌を取らなきゃ、というのはちょっと違うと思います。

・・・まあ、そういう習い事がたくさんあるのも事実ですけど、やっぱそれは違うと思うのですよね。

「自分軸」ということなのです。

あくまで「私は私、師匠は師匠」です。

そのためにもやっぱ目的をもう少しはっきり意識しましょうか。

そのライフワークを成功させたい!
このカウンセリングでこれを何とかしたい!

その自分の欲に意識を向けましょうか。

でも、Aさんもやっぱりおしゃべりってことでしょうか?笑

それは別に個性だから全然問題ないんですけど、それをちゃんと知っておくと良い時間が過ごせるようになるかもしれません。

って、時間に縛られろ!というMプレイを推奨するのではなく、「あたしっておしゃべりだから、しゃべりすぎだと思ったら遠慮なく指摘してねー」くらいのノリでいるってことです。

そして、おしゃべりな人とおしゃべりな人が会えば当然のように時間なんてなんぼあっても足りません。

先日もおしゃべりなクライアントさんがおしゃべりな友人とカフェで6時間以上しゃべっていたという報告を聞きまして、そのお店の経営状態を心配してしまったことがありました。

そういう「無制限一本勝負」だったら全然いいんですけど、時間の枠がある場合は、「時間なんてすぐに過ぎる」ってことを自覚しておくのがいいと思います。

「この先生とは話も合うし、きっと時間超過とかしちゃいそうだなあ」ということをあらかじめ“覚悟”しておくってことです。

これもまた自分軸なあり方です。

タイムマネジメントは先生がやってくれるんだから先生にお任せすればいいわ!というわけにはいかないってことですね。

だってお互いおしゃべりなんだもん。
時間なんてなんぼあったって足りないもん。

これもまた「自分を知る」ということのひとつでもありますね。

◎セミナー動画:特別心理学講座「自分を知る、ということ~自己肯定感の本質について~」

◎セミナー動画:「ありのままの自分を知って受け入れる究極の自己肯定感ワークショップ~ありのままの自分ってなんだ?~」


最後に、サービスを受けるYさん側ではなく、提供する側の話をひとつ。

時間を区切ってサービスをしていたり、メニューを作ったりしているのであれば、それはお客様との「約束」ですので、やはりきちんと提供することが大原則だと思います。

サービスだとその辺があいまいになりやすいですよね。
モノを売るのであれば、そのモノをお客様に渡すのが当たり前のように、メニュー通りのサービスを与えるのが当たり前ですよね。

お付き合いが長くなってくると甘えが出てあいまいになっちゃいますから、そこは線引きが必要だと思います。

だからこそ、提供者側もまた「自分軸」が大事です。

自分は今、このお客様に何を与えられるのか?お客様のニーズは何なのか?それをどうしたら叶えられるのか?

そういう意識で向き合うことが、特に常連様に対しては大事だと思うんです。

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