過干渉な母から自立・独立するためにこれだけはやっておけ!6選?いや7選?~私は私の人生を生きる~



過干渉な母にとらわれていると、どうしたって母軸な人生になってしまいます。そうすると母の人生になってしまい、自分の人生を見失ってしまうものです。
そこから自立して独立していくために大切な心掛けをお伝えしたいと思います。
やがて対等な関係を築いていくための心のあり方です。

実家に帰るのが怖いです。
現在27歳で東京在住ですが、経済的に生活が厳しく、私からお願いして年末に実家へ帰らせてもらうことにしました。
母親は私が大学で上京した時から早く帰ってきて欲しい、嫁にいくわけでもないのに娘を手放したくない。と私に言っていて帰ることには喜んでくれました。
しかし、
あなたは実家生活を辞められない
結婚もできない
子どもなんて絶対に産むな
親を大事にしていない
と言われたことがひっかかっています。
東京にいる間も頻繁に帰省や電話はしていましたし、プレゼントを送ったりなどしていました。
どこかで、いつかは関西に帰るんだろうな。とずっと考えていたことで、仕事やこちらでできた友達との関係も刹那的になっていたことに最近気がつきました。
幼い頃から母が干渉的で、反抗期もありませんでした。母は私がやりたいと言ったことは基本的に否定します。東京の大学へ進学したのは母の勧めで、この家から出れると考え行きたいと伝えました。当分帰るつもりはなかったのですが、4年で帰ってくる約束で行くのを許可したと後から言われました。
(約束なんかしてないし許可って何)

親が何を考えているかわかりません。また否定される毎日が始まるのだと思うと憂鬱です。ちなみに父は何も言いません。これから母へどんな風に接していけばよいでしょうか。
お目に留まれば幸いです。
(Iさん)

おかえりなさいませ~♪
ミャクミャクくんがお待ちかねでございますよ~。

とはいえ、大阪の北の方にある我が家のあたりではコンビニのポスターでしかお目にかかれず、テレビも見ないものですから全然ご縁がないんですけどね。笑

とりあえず、カウンセリングが受けやすくなると思いますのでそれは楽しみにしていただければと思う今日この頃です。(東京に向かう新幹線に乗りながら)

さて、「反抗期をやりに実家に戻る」というプロジェクトを発動させたのだと思いますが、過干渉な母親というのはなかなか手強いものですね。

やはりIさんも多くの同志たちと同様、修羅の道を進んで自分を鍛えることが趣味なのかもしれません。

そう、うちのブログってもしかしてメンタルにおけるゴールドジムじゃね?とか思うこともありまして、さすがにそこまではないだろう?と筋トレが趣味のクライアントさんに聞いてみたところ「ああ、分かる!ガチ勢しかいないってところがほんとそうかも!」と同意され、フクザツな気持ちになったものです。プロテインバーでも設置した方がいいでしょうか?心のプロテインって何だろう?

さて、そういうわけで実家に戻って再出発を志す方も少なくないわけですが、どうしたって「失敗感」「敗北感」みたいなものを味わうと思うのですよね。

東京でひとりで頑張る!と思ってたのに、それをあきらめて実家に戻るというのはそもそも惨めな気持ちが伴うと思います。

すなわち、自分を責めるし、否定するし、自信をなくすし、自己肯定感は爆下がりになるものですよね。

それを待ち受ける母は「待ってました!」とばかり、ああだこうだとIさんを支配しようとするでしょう。

どうやら母殿はIさんを傍に置いておきたいらしく、手ぐすね引いて娘の帰りを待ちわびているわけですよね。

そういうところに帰るってのはまことに屈辱的なものでしょう。

そうすると1日でも早く実家を出て再び東京に舞い戻る、もしくは、東京じゃなくても一人暮らしをしたい、と思うものですが、その一方で、実家に帰った安心感に加え、経済的な不安も解消されるわけですから、なんだかんだ言いながらしばらくは羽を伸ばしてしまうものだと思います。

それ自体は別に悪いことでもないのですけれど、ただ、その結果、「実家暮らしが故の生活水準が上がってしまい、一人暮らしをするほどの資金的な余裕がなくなる」という新たな問題が発生することも多いものです。

それで「一刻も早く家を出たい」と思っていたのにそれができないわけで、またまた自分を責めてしまうようになるでしょう。

例えば、家賃や光熱費がかからないものですから、一人暮らしをしていた頃よりも収入は少なくて済みます。

また、食費もあまり気にしなくてよいとなれば、収入を減らしても可処分所得は増えることになり、化粧品も今までより良い奴を買えるようになり、「ちょっといいランチ」の回数も増えるでしょう。

今までの東京暮らしで我慢していたならば、ライブとか旅行とかにも頻繁に行っちゃうかもしれません。

それで、母親の存在を横に置いたとしても「実家からなかなか出られない」という状態になりやすいものです。

そして、その間に母に切々と「あんたはずっとあたしの傍にいるんじゃ」とアファメーションをされたならば、なんか家から出る気にもならなくなるし、母親の猛反対が見えてる分だけ、実家を出ることでトラブルになるなら、そのまま実家にいたほうがマシ、という風になるものです。

もちろん、「また実家を出て一人暮らしを始めて、それで失敗しちまったらどうしよう」という恐れも強いでしょう?

そうするとますます実家に「執着」してしまう自分が登場するものです。

◎このシリーズもどうぞ。

【mi-mollet】テストで良い点を取っても「こんなの何かの間違いでしょ」娘の全てを否定する母親の“背景”とは【しんどい母の手放し方・第4回】

さて、Iさんの文章を見ればよく分かるように、完全に「母軸な人生」を送ってらっしゃるのだと思います。

今回、関西に帰ることになったのも、その母軸に引っ張られたような形だろうと思います。

つまり、

>どこかで、いつかは関西に帰るんだろうな。とずっと考えていた

この思いも「母」の存在が大きかったんじゃないかなあ、と思うのです。

そもそも東京で一人暮らしをするのも「母から離れたい」という母軸による決断だと思うのです。

それを大学・社会人の9年間できたことは経験的に良かったと思うのですが、やはり母軸のままではどうしたって苦しいままだと思います。

だから、おそらく実家に帰ってしばらくすれば反抗期がより明確に起こるだろうと思いますし、なんなら起こした方が良いとすら思います。

まず、「この人生はわたしの人生である」ということを強く意識しましょう。

母の人生ではなく、自分の人生を生きるということを覚悟するわけです。

毎日、その言葉を唱えても良いと思います。

そうして、「わたしはわたし、母は母」という自分軸のための呪文も合わせて唱えることにしましょう。

意識的に母との間に線を引くイメージをします。

この自分軸はとにかく大事なのですけれど、そもそも論としまして、母はうるさいけど実家は楽、みたいな思いってどれくらいあるのでしょう?

また、親にめんどうを見てもらいたい、甘えたい、という気持ちはどれくらいあるのでしょうか?

母に干渉されるのは嫌だけど、なんだかんだ母のことは好きだし、母と一緒にいるのは安心するし、という思いはどれくらいあるでしょう?

つまり、今日は「実家からの再出発」的なお話をするのですけれど、Iさんがそれを欲しているのかどうかが微妙なところでして。

例えば、「実家に帰るのは屈辱的で嫌だったけど、いざ帰ってみれば楽だし、友達もいるし、お金の心配もしなくていいから、そのまま実家に居ついちゃいそうでs怖い」みたいな話を聞くこともあります。

親がウェルカムだったらなおさらですね。

だから、本心では実家に戻ることを望んでいるとするならば、再出発までは考えられないですよね?

その点はどうなのかなあ?と思うんです。

また、ちょくちょく帰っていたみたいですし、実家や地元はもともと好きなんでしょうか?地元に仲の良い友達とか、好きなカフェとか、行きつけの立ち飲み屋とか、なじみの焼鳥屋とかあるんでしょうか?

母のことを除けば、関西に帰ることってポジティブなところもあるんでしょうか?

別に実家に軟禁されるわけじゃないですよね?仕事もされるわけですよね?自由な時間もあるんですよね?

そもそも東京はIさんに合っていますか?

母の存在があまりに大きいので忘れがちですけれど、Iさんの個人的な思いはどうなのかな?と思いまして。

これで「いやあ、そもそも地元は好きじゃないし、東京の方が自分に合ってるー!」のか、「まあ、たしかに地元は好きですね。東京も好きですけど、地元はやっぱいいですね」なのかでちょっと方向性も変わるところでして。

ということで、ここから実家に帰ってからのメンタルの保ち方、そして、再出発のためのお話をしていきたいと思います。

少なくとも関西に帰ったら「家以外で居場所になるところ」を探しましょう。

「家」ってのはたいてい「母」の領地なものですから、そこにいたら自立できません。
なんぼ自室があってもね。

だから、「外で自分の居場所を作る」ということが大切なテーマです。

ま、近所のスタバや図書館で全然良いのですけれど。

そして、たいへん重要なもの、それは「お金」です。

東京暮らしで思い知りましたよね?

これはもちろん「再び家を出る」ための資金になるわけですけれど、もうひとつ重要な意味があって、貯金(もしくは投資)することがIさんにとって心のよりどころになるし、夢を見させてくれるし、希望になるし、、、、そして、母からの自立を意味するんです。

だから、ここは頑張った方が良いと思う点です。

メンタル面においては「自分軸」を確立していくことをまずは目標とするのですが、母からの“妨害”は頻繁に起こると思います。

母に口答えすれば10倍、100倍になって返ってくると思いますし、長年の習慣で母に服従することを躾けられていると思いますからなかなか反抗することは難しいでしょう。

だから、「No!をはっきりさせる」という心構えで挑みましょう。

このNo!は別に言えなくてもかまいません。大事なのは心の方です。

心の中で、No!をはっきり意識するんです。

いや!違う!ダメ!やだ!という意識を強く持つのです。

これ、やっているようで、「嫌なんだけどしょうがない」的なあきらめに至っているところが多いものです。

表面上はニコニコしてても心の中でNoをはっきりさせておくことで、これまた自立が進みますし、自分を守ることにもなります。

自分軸、居場所、お金、No!ときたら、次は目標です。

女性性優位な方は目標を持とう!というと「え?やだ」とか言うんですけど、とりあえず、実家を出た先を考えとくんです。

東京に戻りたいのであれば、東京に戻って生活できるように今から準備していきます。

そうすると仕事だったり、資格の勉強だったり、お金だったり、先を見据えていきます。

「海外に留学したい」「ワーホリに参戦する!」という希望もいいですね。

もちろん、次に触れますが「結婚」というのも良いですわな。

さて、そういう意味でパートナーシップに関してはどうなんでしょうか?

東京に彼氏を残して家に帰るのか、そもそも地元に彼氏がいるのか、それともフリーなのか、そっちには全然興味がないのか、いろいろあると思いますが。

変な話、一番手っ取り早いのが婚活であり、結婚なんですけれど、ただ、母の過干渉問題を引きずっていると、そっちもなかなかうまくいかないものです。

それについては過去記事でいろいろと触れているかと思いますが、過干渉な母の影響として、「大人になりきれない」という問題が出てきます。

精神的にも、経済的にも、社会的にも、母の支配下に置かれることに慣れてしまい、自立、独立を果たせなくなってしまうのです。

過干渉な母の元では思春期くらいでとどまってしまいやすく、自分が大人であるという自覚が持ちにくくなります。

また、母軸になっているってことは、母への甘えがあるわけですね。

過干渉って苦しい面もあるけど、甘えられるし、頼れるし、守られているし、なんでもしてくれるし、なんとかしてくれるって安心感もあって、自分にもメリットがあるんです。

だから、結婚についても「いずれは」という思いを持ちやすく、それによって「気が付けばいい年になってた問題」も起こりがちなのですね。

また、母に依存している分だけ、母代わりの彼氏を求めたり、結婚できない相手と付き合ってしまったり、という傾向も出てきます。

それで、やはり重要なのがセクシャリティなんです。

大人の女としての自覚であり、大人の女になろうとする意識であり、大人の女である喜びを知ることです。

「性」に関してはどうなのでしょう?

抵抗ありますか?それとも好きな方ですか?

思春期って「精神的に親から自立する時期」なのですが、その象徴のひとつが「性」なんです。

母の子どもから、子どもを産める大人になる段階なんですね。

そして、性については母に対して秘密にすることが多いと思いますから、そこに意識を向けることで母から自立しやすくなるのです。

母親が過干渉な場合、子どもの頃からエネルギーを抑えられていますから、自分ではそんな性欲強くないとか性的興味があまりないと思っている方も多いのですけれど、その分だけ実はめちゃくちゃ強い(エロい)ということも多いんです。

だから、そのあたりを自分で認められるようになると恋愛や結婚への意欲も増すし、自立心も強くなるので好都合だなあ、と思うのです。

とりあえず今日からオナニーを日課にすることにしましょう。
これは自分の女の部分を愛する行為にもなりますから、とにかく大事です。

さて、基本のお話をお伝えしましたが、これらをコツコツ意識してやっていけば、自分軸の確立から精神的な自立、そして、再出発も可能になるでしょう。

ただ、問題は自分を「弱い」と扱っていて、「母にはかなわない」と思い込んでしまっている部分ですから、そのままでは流されてしまいやすくなります。

「強くなる」ことを自分に許可しましょう。

母に勝っても良い、ということを自分に許可しましょう。

それにはちょっと男性性が必要なのですが、今日お伝えしたことを継続していくこと(頑張ること)が男性性を鍛えてくれますので、その思いを許可することも可能になります。

とりあえず、一時的に実家に戻るだけ、という意識を今から作っていき、来年からはいよいよこれらの活動を本格化させていきましょう。

まあ、「大阪のカウンセリングは東京よりもずっと取りやすいらしいよ!」ということなので、それは安心材料にしてもらえればと思います。

「私は私の人生を生きます!」でいきましょう。

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