スクールカーストは大人になっても影響するものなのでしょうか?



正確に表現するのであれば、スクールカーストによって身に着けたセルフイメージがその後の人生に多大なる影響を与えるのです。
だから、そのセルフイメージを書き換えるべく、その時代の自分と向き合っていくなどの方法が模索されるのです。

根本先生、こんにちは!
いつも楽しく拝見させていただいてます。

今日質問させていただきたいのは、「思春期のスクールカーストは大人になってからの恋愛や結婚にどの程度影響するのか?」です。

私は離婚を機にお弟子さんにお世話になり、2年半ほど経ちます。
5月から婚活を始めて、気付いたのが私は付き合うと中学時代の男子との関係性を再現して、相手の下に入る癖がある事です。
私の情報としては…
・お決まりの自武女
・中学時代まではメガネでダサダサ女子でカースト下位層、上層の男子に汚いと言われたり、ブスダサい女子扱い
・高校デビュー後はナンパもされ、合コンなどでもそれなりにモテる。
・他校でNO1だった子と付き合ったことあり、ただし即ふられる
・女子高校→女子大→新卒就職(女性9割の職場、今も同じ職場)
・男性が多く女性が少ない場所は苦手
・恋愛は自分からは誘わないし告白もしない。自分を好きになってくれた人の中から選び、付き合うがいつも相手から別れを告げられてきたが、離婚だけは自分から。
と言った感じです。

私は自分のことをブスだとは思っていたつもりはなかったのですが、ヒーリングで潜在意識に聞くと人間ではない容姿だと思っているようです。
もう30年も前ですが、中学時代のカーストの影響って大きいのでしょうか?
(Kさん)

答え。とても大きいですっ!!

大人になってもスクールカーストの順位ってけっこう影響があるんです。
もちろん、全員が全員そうじゃないですし、程度の違いもありますよ。

けど、中学生の頃にイケてるグループ(カースト上位)に属していた方々は今もそれなりに目立つようなことやってませんでしょうか?

一方、カーストの下位に甘んじていた人は自己肯定感が低く、自分に自信が持てないまま人生を歩んできませんでしたか?

「思春期」って「社会性」を身に着けていく時期なんです。

家族から自立して社会に出ていく最初の一歩を踏み出す場なんです。

それが小学校の高学年~中学生くらいに相当します。

「初めての体験」てその後の「基準」になっていると思いませんか?

初めて勤めた会社の影響って、転職先でも感じることってありませんか?(もちろん、数年以上は勤めた場合ですけど)

就業規則、稟議書の通し方、会議の進め方、賞与の考え方、昇給の方法、そして、何よりも社風。

大きな会社だったら事業部が変わると別会社みたいな場合もありますから、社内での異動でも「同じ会社と思えないくらい文化が違う」という経験をしたことがある方も多いんじゃないでしょうか。

もちろん、上司との関係も「初めての上司」を基準としますよね。

「ああ、上司ってのはこういうもんなんだ」と思っていたので、別の上司が異動してきたら最初戸惑いますよね。

そして、その最初の上司の影響をのちのちまで感じますよね。

初めての彼氏。
初めてのセックス。

覚えてますか?みなさん。昔過ぎてもう忘れました?笑

その人がけっこう基準になっていること、今も感じられるところってありませんか?

さて、「初めての体験」というのはそんな風に影響をのちのちまで残すものですから、「初めての社会」である「中学校」においてカースト下位に沈んでいたとすれば、それがトラウマ的に心の中に刻まれるのも理解できるでしょう。

最近カウンセリングしたとある女性は中学時代、お太りになられ、男子から心無い言葉を浴びせかけられていたそうです。

その後、高校時代に気合を入れてダイエットして成功させ、その後もその体型をキープされてるのですね。

でも、それから20年経った今でも「自分は太っている。男の人からモテない。」という思い込みを抱えていました。

Kさんも似た体験をされてますよね。

また、現在、医師という仕事をされている自武女中の自武女である方は、中学くらいまであまり勉強が好きではなく、抜群に成績の良かった兄と比べられて親からも学校の先生からもバカにされていたんですね。(若干グレていたという噂もあるのですが、ご本人は否定なさいます。)

しかし、高校受験のために渋々通った塾の先生がたいへんタイプだったので、その先生に気に入られたくて勉強を頑張ったところ、あれよあれよという間に地域のトップクラスの高校に進学できたらしいんです。(まあ、結局は男ができればすべて解決する、という説はここから生まれました!?)

でも、彼女の中にはいまだに「自分は頭がよくない。兄に劣っている。」という思い込みが根強く残っていました。

また、中学時代、カーストのトップに君臨していた女子と仲が良かったクライアントさんは、「うーん、たぶん、あたしはカースト外って扱いをされてたと思う」と述べておりました。

大人になってからの社会人生活でも、上から可愛がられることになり、同僚に対してモラハラな態度をとる上司が自分だけは特別扱いしてくれるようなことが続いていました。。

だから、他の同僚からめっちゃ嫉妬されるんですが、思い返してみれば、中学時代、表ざたにはなってないけど同級生の女子からめっちゃ嫉妬されてたらしいんですよね。

だから、スクールカーストが中位とか下位だったりすると、何かきっかけがない限り、「まあ、自分なんて大したことないや。目立つと叩かれるしな」なんて思いを持つようになり、それが社会人になってからも無難な人生を選択してしまうことにつながるのです。(それが悪いというわけではない)

うちの読者の大半を占める自立系武闘派女子のみなさまの中には「下剋上」という言葉をいたく愛する方々がいらっしゃいまして、聞けば中学時代は陰キャでカースト下位だったのに、何らかのきっかけでトップに上り詰めた実績を引っ提げてたりするんですよね。(こわい)

そういうわけで、読者のみなさまも自分はどこに属していたのかを思い出してみると、今の人生につながるポイントがいくつも見つかるかもしれません。

だから、Kさんのお話にしましても、

>私は付き合うと中学時代の男子との関係性を再現して、相手の下に入る癖がある事です。

という中学時代からの癖というのは、高校デビューを果たして外見コンプレックスを克服した現代にでも存在する可能性は大いにあるのです。

「ああ、この人、きっとカースト上位だったんだろうな」という男性に会うとなんとなく恐れやコンプレックスを感じてしまいませんか?

思春期の頃ってこれまた恋愛に対する思いって強いじゃないですか。
だからものすごく外見とか気になるじゃないですか。
そこで自分が美しくないとか思っちゃったら、ヒーリングで出てきたような「人間ではない容姿」というセルフイメージを持っても不思議じゃないんじゃないでしょうか?

だから、高校以降、男性にモテるようになったとしても、心の中には「これはほんとの自分じゃない感」が常に付きまとっていたんじゃないかなあ、と思うのです。

そして、

>自分からは誘わないし告白もしない。自分を好きになってくれた人の中から選び、付き合う

という恋愛のパターンも「自信のない女の子」がまるまる出てるような感じですよね?

少なくともKさんにとって中学時代は黒歴史であり、同時に、その頃の影響を実は強く受けていると言えるのではないでしょうか。

さて、そういうこびりついてセルフイメージも、根気よく向き合っていけば変えていくことだって可能なので、人生捨てたもんじゃないわけです。

まず大切なことは、スクールカーストの順位に関係なく、そこで自分を否定しまくったのはほかならぬ自分自身である、ということに気づくことです。

カースト上位の男子たちからからかわれていたとしても、その何十倍、何百倍も自分で自分を否定してきたんです。

だから「人間ではない容姿」に自分をしてしまったのです。

そういうわけで、そんな中学時代の自分を愛そう!!というプロセスがひとつあります。

個人セッションであれば今の自分が当時の自分と向き合うというイメージワークをすることができます。
リトリートセミナーであればそれをロールプレイセッションでやることができます。

中学時代の自分を思い出して、今の自分がそれをどう感じるのか?どう思うのか?というところを導入にし、その子を愛し、その子に謝罪し、その子を受け入れることをしていきます。

また、少しそれを複雑にして、「中学時代の自分」と「高校時代の自分」を向き合わせることもやってみたいです。

たぶん、後者が前者をものすごく否定してるはずなので、そこを仲直りさせたいのですね。

そうして「中学時代のあの暗黒期があったからこそ、その後は華やかなイケてる女子になれた。中学時代の自分よ、ありがとう!」という境地に至りたいですね。

また改めて「今の自分の魅力や価値って何ぞや?」というところにも向き合いたいところですし、特に「女性としての魅力」にフォーカスを当ててみたいものです。

そして、その魅力を受け入れたのちは「ちゃんとそれをに自信をもって使えるようになろう!」というプロジェクトをスタートさせましょう。

今回離婚に至った経緯も興味があるのですけれど、中学時代にそれだけ自己否定があって、コンプレックスが強いと、どうしたって受け身になりやすいですよね。

でも、そのコンプレックスを解消し、自分を愛せるようになることで、自分らしい恋って?というテーマに取り組めると思うのですよね。

もしかしたらものすごく積極的な人かもしれないし、「待つ女」なんだけどめちゃくちゃ咲き誇る人かもしれないし。

たぶん、今後の恋愛・婚活においてはここがカギになると思うんです。

なんせ「受身の恋」しかしたことがないわけですから。

その辺を軸に、一回、棚卸をしてみても良いですし、仕事や恋愛以外の人間関係からKさんらしさを探っても良いですし、受け身に徹することで見えなくなってしまってる魅力を探し出してもいいですし、あれこれと手は広そうです。

ということで、そんな希望を抱きつつ、スクールカーストの呪いから脱出を図ることにいたしましょう!

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