お悩み相談に答えてくれるカウンセラーやSNSの相談者さんに依存してしまう癖があることに気付きました。



ということは元々満たされない思いがあって、それをカウンセラーなどが満たしてくれそうに思ってしまってるんですよね?
そんな隠れた依存心はどこから来たのでしょう?そう、たぶん家族の関係からですよね。
それと同時に「自分軸」を意識してみることで、より対等な付き合いができるようになっていくはずです。

根本先生こんにちは!
ブログの自己解決癖の記事を拝見しまして、まさに自分のことじゃん!となり何回も読んでいました笑
カウンセリングでも報告になってしまうのもあるあるすぎて苦笑いが止まりません笑

今回ネタ提供を送らせていただいたのが、自己解決癖と真逆でもあり似たようなところもあったんですが「質問や相談依存について」の悩みです。

以前まで、カウンセリングやSNSのお悩み相談で相談…というか報告に近いような悩みを送りまくっては、その悩みに答えてくれるカウンセラーやSNSの相談者に対して深い依存をしてしまうことがありました。
相談することによって相手に自分を認識して欲しいという気持ちが強く、ある時を境にこれは非常にマズイと感じて(過去のやらかしから自分は依存癖がある)わざとその回答してくださった方から距離を置いてみたりしています。

ただ不思議なことに、一年を占ってもらったりビジネスのやり方を相談したりと何かとお世話になっている占い師の方にはあまりその感情が出ず自分でもよくわかりません(違いといえばカウンセリングやSNSの相談に比べて料金が高く、年に一、二回程度なレベルです

自分の質問癖や報告癖の自覚を感じたものの、相手に依存しないためにはどうしたらいいでしょうか?
また心理学を学んだり、根本先生のブログを読み漁っているせいか報告癖が中々直らないのもネックです…
この辺りもご教示願えたらと思います

私のスペックは、三兄妹で末っ子の甘えん坊の独身。
興味のあることに関してはとにかくマシンガントークをしたりします笑
(Rさん)

例えばこの辺のネタですかね?

自己完結癖がある人はその内側に「痛み」を隠していて、それを自己防衛して頑固になっているので、同じところをぐるぐる回っちゃいやすいんですよねー。

質問をたくさんしてくださる方はセミナー講師としてもこうしてブログでネタを書いている者としてもたいへんありがたいのですが、それが依存につながることも確かにありますね。特に「報告」の方かな。

純粋に知りたい、分からない、聞いてほしい、という欲求の他に

>相談することによって相手に自分を認識して欲しいという気持ちが強く

というケースもありまして、特にそんな欲求(ニーズ)が強い場合は、こちらも何となくそれが分かるのでテキトーにあしらっちゃったりするものですね。はい。冷たいんです。根本先生は(笑)

で、結論から申しますと「特定の人に報告するんじゃなくて、SNSやブログなどに書き綴って全世界に向かって報告する」という形になればよいと思うんですよね。

だから、たぶんRさんにはそんな課題を出すことになると思われます。

ただ、仮にそう言われてもあまり乗り気にならないとしたら、やっぱりそれは「依存したい!」というニーズがあるからだと思うんです。

なので、カウンセリング的には「なんでそんなに依存したいの?」という話になるわけです。

なので、Rさんの中にある「隠れた依存心」と向き合っていかれるのが良いと思うんです。ちょっとヘビーかもしれませんが損はしませんよ。

カウンセラーになる人って優しい人が多いですし、そこに輪をかけて優しくしなきゃ(受け入れてあげなきゃ)という思いが入るので、相談したら丁寧に答えてくれるし、いろんな話もふんふん聴いてくれるし、優しい受け止め方をしてくれたり、安心できるような話をしてくれたり、すごく受け入れてもらえた!という感じられたりするんですよね。

私なんざ、そういう配慮等が欠けている人間でして、話を聴くのは情報収集のためであり、ダメなもんはダメって言うし、あんまり「受容」とかできないんですよねー。

なので、私のお弟子にもそんな優しいカウンセラーもけっこういまして、師匠ながら「おまいらすげーなー」とただ尊敬してしまうことも珍しくありません。

Rさんのネタから少しズレちゃうかもしれませんけど、セミナーの世界には「ティーチャーズ・ペットに気を付けろ!」という話があります。

セミナーの受講生の中には「自分のことを知ってもらって特別扱いしてもらって他の受講生にマウント取りまくりたい!」と意識的・無意識的に思っている人がいるんですね。

で、そういう人は「何かとモノを持ってきてくれる」「ホステスみたいに何かと褒めてくれる」「アンケートにめちゃくちゃ良いことをたくさん書いてくれる」「講師宛のかわいい手紙を持ってくる」「ちょっと個人的な質問なんですけど、と言って1対1で話をしたがる」「喜び組になる」「他の人よりたくさん質問してくれるんだけど意外と中身がない」「スタッフや常連様に対して何となく敵対心を持っている」みたいな傾向があるものです。

で、そういう世界を知らない講師さんだと「うちのセミナーを盛り上げてくれる良い受講生だ」と思い、特別扱いをするようになり、いつの間にかその受講生を中心にセミナーが展開されるようになり、でも、裏では他の仲間にマウント取りまくりなのでだんだんセミナーの参加者数が減って、セミナー自体が崩壊していくという形をとります。

また、時にはより深い仲になったりすることもあるんですよね。

でも、あくまで善意でお土産を持ってきてくれるのと、ティーチャーズ・ペットとしてお土産を持ってきてくれるとではパッと見は見分けが付かないのでややこしいんですよねー。明らかに高価なものだったり、講師にだけ特別なものがあったりするとまだ分かりやすいんですけどね。

とはいえ、皆さんが根本さんのセミナーに行くときは遠慮なくモノを持ってきていただけたら平身低頭有難く受け取りますし、セミナー中もめちゃくちゃ特別扱い(愛あるイジリ)をしますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

ということで本題に戻ります。

>自分の質問癖や報告癖の自覚を感じたものの、相手に依存しないためにはどうしたらいいでしょうか?

疑問点を質問する。
できごとをまとめて報告する。

これってめちゃくちゃ素晴らしいことだし、良いことだし、できるだけ皆さんに採り入れていただきたいことなんです。

ただ、そこで相手に依存しないためには「きちんと線引きをする」すなわち「自分軸」が大切ってことです。

・言葉遣いを丁寧にする
・質問や報告は分かりやすく簡潔にまとめて伝える
・相手の話をちゃんと聞く(←これ重要だけど難解)
・周りの人たちのことを考えて話す(←難易度高めだけど重要)
・報告は〇分までと自分なりに決めてその時間を守る
・自分がほんとうに知りたいことは何なのか?を吟味する

などの基本的なことをコツコツやっていくんですね。

「依存したい=注目されたい=認知されたい」というニーズが出てくるとどうしても自分が!自分が!と我が出てきてしまいます。

確かに質問もしたいし、報告もしたいんだけど、けど、それ以上に「依存すること」が目的になってしまうとその基本ができなくなるんですね。

だから、あくまで「あたしはあたし、先生は先生」という風に一線を引いておくことを意識したいですし、さらに、自分軸を意識した上で「全体性」を見ることが大事なんです。

全体性というのはその場にいる人たち全員のことを視野に入れておくことです。

場の空気を読む、と言ってもいいかもしれません。

他人軸で場の空気を読むのはしんどいんですけど、自分軸で場の空気を読むのはとても大切な対人関係のスキルです。

だから、この高度なコミュニケーションにチャレンジしていくのはRさんをより成長さえてくれることになると思います。

また、そんなマシンガントークが得意であれば、それを特定の人にぶつけるんじゃなくて、SNSやブログなどで世界にぶつければいいんじゃない?と思うんですけどどうでしょう?Youtubeでもstand fmとかでもいいですし。

要するに「アウトプットのやり方を考えようぜ!」という話なのですが、自分の思い、考えなどを何らかの形で表現してあげることはおしゃべりなRさんにとってはとても大切なことだと思うんですよねー。

さて、末っ子で甘えん坊なRさんですけれど、たぶん、そもそも周りの人から可愛がられやすい人なのかもしれませんねー。

でも、逆にそういう末っ子は「リーダーシップ」が苦手になることが多いんですけどいかがでしょうか?

下の立場で上に可愛がられるのは得意だけど、自分が上の立場になるのは苦手、という。

とはいえ、それもまた長所のひとつなので、Rさんのお話を読んでいて「うーん、そんなに依存が強い人なのかな?」という疑問もずっと付きまとっています。

甘えん坊と依存的な人って似て非なるものですからね。
甘えん坊はかわいいけれど、依存的な人は重たいですからね。

だから、変に自分のことを「依存的な人間」と決め付けない方がいいかもしれません。

また、依存が強く出てくるということは「何か満たされていない何かがある」ということを教えてくれます。

お悩み相談で依存してしまったときのことを思い出して「何を満たしてもらいたかったんだろう?」と考えてみてください。

それが家族の中でずっと我慢していたことなのかもしれません。

で、その部分はいつもお話してることですけれど「誰かに満たしてもらうんじゃなくて、(大人の)自分が満たしてあげるところ」なんですよねー。

「誰かあたしのことを分かってー!」と思うときは、自分のことを自分が分かってないので、まずは自分が自分のことを分かってあげる必要があるわけです。

「あたしだけを見て―!」と思うときは、案外自分が自分のことをちゃんと見てないんです。だから、まずは自分のことをちゃんと自分が見てあげることが大切なんです。

さて、自己完結癖と質問・相談癖って一見矛盾してるように思うじゃないですか。

けれど、意外とこの両方を持っている方も珍しくなく、「自己完結した内容を延々としゃべり続けることを報告だと思っている」とか「とりあえず質問はするのだけどその答えはある程度想定済み」みたいな場合も多いのです。

自己完結癖は「心の痛みから自分を守る手段」という風に捉えるのですけれど、その「心の痛み」が欲求(ニーズ)を生むので、自分を受け入れてくれそうな人には依存的になってしまうんですね。

だから、年に1、2回会う占い師さんは頻度も低いし、金額も高いってのもありますが、占い師さんの態度もそんな「Rさんを受け入れますよ!」というスタンスではないと思いますし、占い師さんが自分軸を確立させているのでニーズが出る隙間がないのかもしれません。

ま、ある意味、この占い師さんを一番信頼して重要な相談をされているんじゃないでしょうか?だからこそ、その関係を壊したくないからRさんも大人な態度で向き合えるんじゃないでしょうか。

つまり、その占い師さんと向き合ってるときのRさんは大人なんだろうと思います。

一方、カウンセラーやSNSの相談者さんには、もっとライトな感じのことを相談・報告していて重要度が低いのかもしれません。だから、自分も依存を出しやすいという点もあるかと思います。

少し自分のことが理解できたでしょうか?

でも、そうやって色々と相談したり、出会いがあったりしているわけですから、この問題を解決するのはRさん自身がカウンセラーや相談者、占い師になることだと思うのですよね。

ちょうどSNSでの発信も宿題として出されてますし、そっちの方向で進んでみるのもアリなんじゃないかと思う今日この頃です。

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