罪悪感は自らの人生にこれほどまでの影響を与える強い感情なのだ~罪悪感を愛の物語に転換することで自分の人生を生きられるようになる~



親への愛が強ければ強いほど親に対する罪悪感も強くなりやすいものです。
そして、その罪悪感は自分の人生に多大なる影響を与え、時に人生を狂わせてしまうできごとを起こすのですが、それもまた意味があることなのです。
その罪悪感を愛の物語に変換することで自分の人生を生きられるようになっていきます。

お世話になっております。よろしくお願いいたします。
追体験って何のためにするんですか?
二重の追体験ってありますか?↓以下本文(827文字)

根本先生こんにちは。
最近セミナー等参加し、自分は絶対自立系武闘派女子じゃないと思うけど、参加してたら立派な自武女になれるのかなと憧れ中の者です。

最近ネタが取り上げられやすいと聞きお送りします。普遍的な気はしないので良かったらでお願いします。

私は長年体を病気治療し、若い頃も家のゴタゴタで心を病みました。
自分の頑張りと幸運で今は9割元気ですが、人生にはもちろん大打撃です。

心理学を知る前から自分の病気はこれが原因じゃないの?と2つ気になってることがあります。
1つは母が子供の頃から命に関わる病気があったこと。
2つ目は父方祖母が病気で倒れた時私が看病しなかったことです。

母はよく「病気のせいで他の子と同じように学べなかった。遊べなかった」と子供だった私に言っていました。
当時の私は自分が健康で母が出来なかったことが出来ているのを申し訳なく思っていました。

祖母は、母よりも私の面倒を見てくれた位ですが、私が小学校高学年頃病気で倒れ、一人暮らし出来ていた人が介護を必要とするように。
私は変わった祖母に向き合うのが怖く殆ど面倒を見ず亡くなりました。無視したともいえます。

自分が病気で苦しむようになって根拠がないんですが、祖母はこんな感じで苦しかったんじゃないの?私は祖母の面倒を見なかったから病気になったという思いと、母のために病気になったという気がしてました。
心理学を知ってこれって追体験かな~と思いました。

別件でいうと母は「1番好きな人に大失恋して、妥協で父と結婚した」とよく言ってました。
私はそんなん絶対嫌と思ってましたが、長じて大好きな人とは絶対結ばれん!みたいになってました。

で、これらが追体験だとしたら、全く何のためにしているのか解りません。
現実的には病気をすることも恋愛がダメなことも、母と祖母にとってすごい困ることなので。

追体験かなという私の考え自体が間違っている可能性もありますが、
私が人生で経験した病気等って一体なんの、誰の役に立ってるんでしょう?
(Hさん)

一般的に「追体験」というのは、あるできごとで感じた感情をまた別の機会に再び感じることを言います。

例えば、父親を失った悲しみや喪失感をパートナーを失うことで再度経験する、という風に。

だから、Hさんのケースで当てはめてみると例えば「おばあちゃんを看病しなかったことで生まれた罪悪感を、パートナーを看病しなかったことで再び感じる」みたいなときに使われると思ってください。

ただ、まあ、この辺は言葉の説明なのでテキトーで良く、何よりもHさん自身の身に起きていることを見ていく方が大事ですよね。

ちなみに「なぜ追体験をするのか?」というと、その当時感じた感情を再び味わうことで、その感情を解放する目的があります。

父親を失った悲しみをその当時は十分に感じきれず、あまりに辛いできごとだったので抑圧してしまったとしましょう。

そうするとその悲しみは心の中にとどまり続けることになるのですが、「感情はウンコと同じ」という法則により、感情って解放したいものなんですね。ウンコ我慢するのって辛いでしょ?

それで「同じ感情を味わえる体験をすることで、その感情を解放する」ということを潜在意識は起こしよるわけですよ。

それで父親を失ったのと同じような体験(パートナーを失う、など)をすることで、その悲しみを解放しようとするんです。

だから、「問題」というのは「感情」が作りますから、そうして抑圧された感情が解放されたがって同じようなできごとを繰り返し作り出して何度も似た問題が繰り返されるようになります。
それを「パターン」と呼ぶわけで、何度も繰り返されるから「慢性的な問題」と呼んだりします。

ということで心理学講座はこの辺にしてHさんの話に戻ることにしましょう。

さて、Hさんがおかあちゃんやばあちゃんをめっちゃ愛していたことが如実に伝わってくるのですが、そもそもその「愛」があるからこそ、Hさんの人生に少なからぬ影響を与えているのだと思います。

>当時の私は自分が健康で母が出来なかったことが出来ているのを申し訳なく思っていました。

こういう気持ちは多くの子どもが味わうものだと思っています。
Hさんのお母さんの場合は「健康」ですが、例えば「うちはお金がなかったから学校に行けなかった」という親の話を聞き、何不自由なく学校に通えていることに罪悪感を覚えます。

また、親が「子どもの頃は引っ込み思案で友達がほとんどいなくて寂しかった」と聞けば、毎日のように近所の友達と遊びまわっていることがいけないことのように感じます。

これは罪悪感の中でも「恵まれてることへの罪悪感」というジャンルになりますが、これはほんとややこしいものです。

ただ、客観的に見れば「お母さんに罪悪感を覚えるほど、お母さんのことが大好きだったのね!」という風に言えるので、「愛しているからこそ、申し訳なく思っちゃうんだ」と理解していくことで、その罪悪感は手放しやすくなります。

ちなみに、この「恵まれていることへの罪悪感」を今の日常で感じることってありませんか?(そういう意味ではこれが「追体験」です。)

>私は変わった祖母に向き合うのが怖く殆ど面倒を見ず亡くなりました。無視したともいえます。

これもまた「罪悪感」ですよね。
でも、ほんとはそれを感じる必要はないものなんです。

小学校高学年というと思春期ですよね。
思春期の特徴はいくつかあるのですが、その一つが「死を知る」ということです。

つまり、命は有限であることを知るのですが、そうすると当然ながら「怖れ」が出てきます。

思春期の頃「あ、自分より親の方が先に死んじゃうんだ」と気づいてめちゃくちゃ怖くなったことってありませんか?

そして、それが大好きなおばあちゃんの身に起ころうとしているのであれば、怖すぎて目を背けてしまうのは仕方がないことだと思います。

「大好きな人がいなくなっちゃう現実」なんて受け入れたくないですしね。

それが「あまり好きじゃない人」であるならば、むしろ看病はしやすかったかと思います。

大好きだからこそ、お世話になった恩を感じているからこそ、その人がいなくなっちゃうことが「ものすごくイヤ!」だったのでしょう。

だから、そこから目を背けてしまうことは全然悪いことではありませんし、おばあちゃんだって別に怒ってないと思います。

さて、そうして母、祖母に対して「罪悪感」を持つようになったのですが、そこには母、祖母に対するHさんの「愛」があることがよく分かると思います。

愛しているからこそ、罪悪感もまた大きくなりやすいのです。

>自分が病気で苦しむようになって根拠がないんですが、祖母はこんな感じで苦しかったんじゃないの?私は祖母の面倒を見なかったから病気になったという思いと、母のために病気になったという気がしてました。

こういうことに自分で気づけるのはHさんが聡い証拠でもあるのですが、実はここに「愛」と「罪悪感」の両方の思いが入っているとの解釈ができます。

すぐにはピンと来ない話かもしれないので「まあ、そういう捉え方もあるんかー」くらいに受け止めてくださいませ。

さて、「健康であることへの罪悪感」があり、かつ「病気の祖母を無視してしまった罪悪感」があるくらい、母、祖母が大好きだったHさんですが、まず、ひとつめ。

「愛する人を理解したい」という欲求を私たちは持つんです。

それは恋をしたことがある人ならばよく分かると思いますし、お子さんがいらっしゃる方なら身に染みて分かると思います。

「大好きな人が苦しんでいるならば、自分がその身代わりになりたい。」という思いです。

お母さんが病気のために寂しく、辛く、悲しかった思いを少しでも分かってあげたい、その思いを少しでも軽くしてあげたい、と思うんです。

それは子どもの頃からHさんがずっと感じてきたことかもしれません。

そうするとお母さんの気持ちを理解するための一番手っ取り早い方法は自分が病気になることですよね。

え?そんなことあるの?と思われるかと思いますが、これは様々なケースで見受けられるものでして、有名な話では「アル中の父親を持つ娘は、アル中の夫を持つ」というものがあります。

また、「親が離婚したので自分も離婚する」みたいな場合もありますし、「親が事業に失敗したので、自分の事業もうまくいかない」というケースもあります。

大好きな人の気持ちを理解したい、という思いが、まるで親の人生を再体験するようなできごとを起こすんですね。

逆に言えば、それくらい愛が深いということです。

一方、罪悪感をベースに見てみれば「健康でごめんなさい!元気に遊んじゃってごめんなさい!」という思いを幼いころから母の話を聞くたびに思っていたHさんがいるわけですよね?

その罪悪感から解放されるには自分が病気になって「お母さんといっしょ」になればいいと思いません?

そう、潜在意識はそういう事象すら作り出す力があるんです。

さらにおばあちゃんの件にしても、元気だったおばあちゃんが介護が必要なくらい弱ってしまった姿を見るのは辛かったでしょうし、そこで何もしない自分に当時から罪悪感を覚えていたのでしょう。

そしたら、そんな自分を罰するために自分を病気にすることもあり得ますし、また、病気になって本当は分かち合いたかったおばあちゃんの気持ちを理解することをしたくなるのも分かるでしょう。

また、別件の

>私はそんなん絶対嫌と思ってましたが、長じて大好きな人とは絶対結ばれん!みたいになってました。

という話についても、Hさんはどんだけお母ちゃんのことが大好きなんや?と思うんですけれど。

ということで、

>で、これらが追体験だとしたら、全く何のためにしているのか解りません。

という疑問は解消されましたでしょうか?

どれも子ども時代から抱えてきた罪悪感と、その裏にある愛が作り出したHさんの人生と言えるんです。

>現実的には病気をすることも恋愛がダメなことも、母と祖母にとってすごい困ることなので。

で、そうなんですよ。これに気付けてるのもまたHさんが聡い証拠なのですが、まあ、それくらい感情(罪悪感)の力は強いってことなんです。

客観的に見れば「病気も恋愛がうまくいかないことも母・祖母は喜ばない」と知っているのですが、Hさんはそれ以上に「母・祖母を理解したい」と思っているし、罪悪感が強いと言えちゃうんですよね。

ただ、ここまで何度も繰り返しているように、Hさんの人生は母・祖母に対する「愛」ですべてを語ることができるんです。

それくらい愛していたからこういう人生になった、というわけですから、罪悪感ではなく、愛の方にフォーカスしていきます。

お察しのようにおかあちゃんもおばあちゃんも娘であり、孫であるHさんの幸せを願っていますよね。

だから、自分が幸せになることで母、祖母を救うことができるんです。

ちょっと逆の立場から見てみましょう。

娘が病気になったとき、お母さんは「あたしのせいかもしれない」と思ったのは想像できますか?

だいたい親ってのは子どもに対しては(愛が深い分だけ)罪悪感しかないもので「自分がもっといい母親だったら子どもたちにもっといい思いをさせてあげられるのに」と思っています。

だから、子どもに何かあったら即座に「あたしのせいかもしれない」「あたしの育て方が悪かったからかもしれない」「あたしが親じゃなかったらこの子はこんな目に遭わなかったかもしれない」などと捉え、罪悪感を覚えます。

だから、Hさんが病気になったり、心を病んだりしていることに対して、親は罪悪感を覚えているものです。(そうは見えないかもしれませんが、罪悪感って強ければ強いほど、その存在を表に出さないようにしますから)

そういう視点に立つと、娘が幸せになることで親は救われる、ということもよく分かると思います。

だから、親のことを愛しているならば子は幸せにならなきゃいけません。

逆に見れば、今幸せじゃないならば親に対して復讐しているとも言えるんですけどね。

ということで「大好きなかあちゃん、ばあちゃんのために幸せになろう!」と思っていただけたら幸いです。

幸い9割方元気になられてますし、それまでの人生での苦しみはそうした「愛」の表れであることを理解することができれば「あとは自分が幸せになることだけだよな」と思えるでしょう。

母・祖母への愛から来る呪縛(罪悪感)を抜け出したらようやく「自分の幸せって何なのじゃ?」ということと向き合えるようになります。

自分の何が幸せなのか?
どうなることが自分の幸せなのか?

を「自分軸」で見つめていきます。

母ちゃん、ばあちゃんはHさんが幸せになったら何でも良いので、そこは自由に発想していきましょう。

そして、ようやく「自分の人生」を歩き始めることができるのです。

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