なぜ選べないのか?悩むのか?葛藤が生まれるのか?~感情vs感情の葛藤は感情に振り回されるのでなかなか選んだり、決めたりすることができないものです。~



「決められなーい!」「選べなーい!」というご相談をそれこそ毎日のように頂くのが私のお仕事なのですが、どうしたら決められるのか?選べるのか?ということを心の世界から読み解きまして、ご提案したいと思う次第です。

本当に選びたいほうを選べないことについて、お伺いしたいです。

年上の40代既婚男性(奥様の連れ子あり)と、お付き合いして2年になります。
私は30代後半の離婚歴・子どもありです。

あくまで私の感覚ですが、不倫関係でありながらも、彼は誠実です。
とても大切に愛されている自信があります。

重い話をしても、とことん向き合ってくれるし、ときに衝突もします。
思い切り甘えさせてくれるし、彼も甘えてきます。
お互いに、悩みを打ち明けることもできるし、笑いのツボが合うので、話していて楽しいです。デートもたくさんしています。

彼夫婦は、結婚した当初から、10年以上レスだそうですが、彼は私とも、一線を越えていません。(不能では無いです)キスやスキンシップは常日頃あります。
彼いわく「体目当てだと思われたくない」とのことです。

こんなに大切にしてくれる彼ですが…
彼は、私を選びませんでした。

奥様と私の二択だったら、確実に私を選ぶそうです。
しかし、彼と奥様ご両家の親族の関わりが深いそうで、そこがどうしても裏切れないとの事でした。

私はそれを聞いて、お別れを考え始めています。
「彼に選ばれなかったくせに、別れを選べない私」
として生きていくことになるのは、惨めだし、自分を傷つけるような気がするからです。

だけど本当は、絶対別れたくないです。
とにかく彼と繋がっていたい自分がいます。
考え方次第では、ぜんぜん惨めではないような気もします。

自分がどちらを選びたいのか、正直なところわかりません。

何をしたら、選びたいほうが見えてくるのか、ヒントを頂きたいです。
よろしくお願いします。
(Yさん)

昨日の大阪でのランチ会でも「選べなーい!!」という声が多数あがりまして、その都度いろんなお話をさせていただいたところです。

「ほんとうは選んでるんですよー」とか「それが自分の本望かどうか分からないんですよー」とか「なんだかんだ選べない今の状況がちょうど良いんですよね~」とか意地悪なことをたくさん言ってたような気がします。笑

ということで、そのあたりの話をすることになると思うんですが、とりあえず気になったことがありまして。

>彼は、私を選びませんでした。

という点ですが、それでも二人はお付き合いを続けていくことにしたのでしょうか?
それとも一旦、今後の関係は白紙ということになっているんでしょうか?

親族との関係が深いゆえにYさんとは結婚できない(奥様と離婚できない)という結論を出されたってことは、Yさんと別れるってことなのか、それとも今の関係を続けて行きたいということなのか、どっちなんでしょう?あるいはその辺はあいまいにされてるんでしょうか?

>自分がどちらを選びたいのか、正直なところわかりません。

という話なんですが、Yさんは別れたくないんだから「別れない」って方を選んでいるんじゃないでしょうか??

だから結論はもう出ちゃってると思うんですけれど・・・。

さて、Yさんのケースに限らず、そして、昨日のランチ会のみなさまのお話に限らず、「選べない」って感じるときのあるあるな話をさせていただこうと思います。

まず、ケース1。思考vs感情という問題。

こちらはもう「選べない」という風に感じていたとしてもすでに答えは出ているのですが、その答えを受け入れがたい何かがあるために葛藤するパターンです。

Yさんのケースがこれに当たるわけですが、例によって揚げ足を取りますと、

【感情】「絶対別れたくないです。とにかく彼と繋がっていたい」

【思考】「私はそれを聞いて、お別れを考え始めています。」

という対戦が組まれていますね。

これはもう、高校野球地区予選の2回戦くらいである「甲子園常連校vs万年初戦敗退校」みたいな対戦で、5回コールドで常連校が圧勝するように、【感情】の勝利に終わるものです。

とはいえ、万年初戦で敗退する高校生にも意地があり、何とか一泡吹かせてやりたいという思いもあり、自分たちなりに頑張って練習してきたものですから、必死に喰らい付こうとするんですよね。

とはいえ、やはり歯が立たないものです。

だから素直に【感情】に従うしかないのですが、そこで【思考】を立ち上げて、敢えて葛藤を生み出そうとするのは、意地やプライド、競争心があったり、惨めさ、悔しさ、劣等感、敗北感、失望などがあったりするからです。

だから、この場合は一見【感情vs思考】なんですけれど、実は【感情vs感情】という図式になっていることも多いです。(これはケース2のお話。)

また、一般論等で「こうした方がいい」とか「こうすべきだ」という風に【思考】のみを働かせることもあるのですが、これはもう勝負になりません。

よくそれらの比較をする際に【感情=Excel】【思考=電卓】という例えを用います。それくらい【感情】と【思考】ではパワーが違いすぎるんです。これは覚えておきましょう。

だから、「頭で考えてこうすればいい」と思ったとしても、感情が「え。やだ。」と思ったらそれは“絶対に”できないものです。

そこで無理やり“行動”に移したとしても“継続”はできません。

だから、私たちの“行動”には必ず“感情”の同意とサポートが必要なのですね。(それを一般的にはモチベーションというわけですね)

だから、「頭で考えてこうした方がいい。こうすべきだ。」と思ってもすぐに行動に移せない場合は、感情が抵抗している証拠ですので、その「こうした方がいい」「こうすべきだ」という考えは再検討もしくは取り下げたほうが良いものです。

これ、ほんといつも出てくる話ですのでぜひとも覚えておいていただきたいものです。

ケース2。感情vs感情。

多くの葛藤はこの【感情】vs【感情】になっているものでして、これもさらに2つのパターンがあります。

【ポジティブな感情Avsネガティブな感情B】というケース。

A=彼のことが大好き。だから別れたくない!!
B=彼と一緒にいると辛くて惨めで屈辱的で罪悪感!!

これはもう非常によくある葛藤でして、皆さんも日々感じていらっしゃることと思います。

A=部屋をきれいにしたら気持ちよく過ごせる!
B=めんどくさい。眠たい。だるい。

A=あ、この服、めっちゃ可愛い。テンション上がるー!
B=でも、似合わねーよ。箪笥の肥やしにしかなんねーよ!

この葛藤はネガティブな感情を伴うモノなのでけっこう苦しく、「朝はAの気分だったけど、夕方になったらBになった」みたいな日内変動も多いですよね。

で、これはなかなか好勝負を演じるのではっきりできず、葛藤することに疲れてしまうことがよくあるものです。

で、もう一つのパターンが【ポジティブな感情Cvsポジティブな感情D】という場合です。

実は私たちにとって人生最大の問題がコレなんです。
先ほどのポジvsネガなんて叶わない程の苦悩をもたらすんです。

C=イケメンで仕事がめっちゃできる人。男らしくてあたしをリードしてくれる人。
D=優しくて懐の深い家庭的な人。一緒にいて心安らぐし、甘えられる人。

さて、現代日本の法律では結婚できるのは1人です。さて、どちらを選びます?みたいな。

まあ、この例えだったら皆様も好みがありますから「あたしは断然C」みたいに葛藤にならないこともありますが、要するに「どっちも素敵!どっちも最高!」な選択肢が同時に現れることもあるんですよね。

「どっちを選んでも幸せになれる!じゃあ、どっちを選ぶ?」という選択は簡単なようでめちゃくちゃ難易度が高いわけです。

さて、この【感情vs感情】の葛藤の場合、どちらを選べばよいのか?というのは悩ましいのですが、そうさせる一つの要因は「感情に取り込まれちゃってること」にあります。

つまり、相対するその感情に自分が巻き込まれ、振り回されちゃっているわけです。

だから、その感情を「観察する」という意識もすごく大事です。

そして、【感情vs感情】なんですが、10:0でどちらかになることってまずありません。

葛藤するということは、それらの感情が平均的に拮抗しているということなので、5:5なんですよね。

これが7:3とかだったら選びやすいのですが、さっきは7:3だったのに、気が付けば3:7になっていて、そのあとやっぱり5:5になり、放っておいたら1:9になったから「よし!」と思ったら、その日の夕方には6:4くらいになっててワケ分からん!というわけです。

そう、感情って常に移り変わるものなんです。天気と一緒。

だから、感情だけで決めようと思ったらまず難しいんですね。

で、実は先ほど一つ話を飛ばしていまして、【思考vs思考】ってケースもあるんですよね。その場合は【感情】で決めるといいんです。

つまり、葛藤しているもののさらに下のステージで決めるのが良いのです。

で、そのステージってのは「思考>感情>感覚・直感」となっておりまして、だから、思考で葛藤する場合は感情で決めるのがいいんです。

で、感情で葛藤している場合はその下の【感覚・直感】で決める、となります。

つまりAvsBもCvsDも感情では決められないので、【感覚・直感】で決めるんですな。

で、言うのは易しで、それをしようと思えば、普段から感覚を磨いたり、直感を信頼したりしている必要があるわけです。

それでカウンセリングなどでの私からの提案は【感覚をもっと大事にしてみる】【直感を信頼する】ということになり、ふだんからそこに意識を向けてみるわけです。

「朝、家を出るときに“ふと傘を持って行った方がいいな”と思ったら持って行ってみる」わけです。

ただそれだけでなく、その直感を“検証”することも忘れちゃいけません。
検証ってのは良かったか悪かったかではなく、その直感はどんな意味をもたらしていたのか?です。

「ふと傘を持って行った方がいい気がした、ので、傘を持って行った。そしたら雨が降った。すごい直感!」

という体験は分かりやすいですが、逆に、

「ふと傘を持って行った方がいい気がした。けど、天気予報は晴れと言ってたので持って行かなかった。そしたら、めっちゃ雨降った!ああ、直感を信頼すればよかった!」

というケースの方がむしろよく体験してるんじゃないかと思います。

また、「傘を持って行ったのに降らなかった。直感は間違ってる!」と解釈してしまうと直感を信じられなくなるので、「傘を持って行ったから雨が降らなかったのか!」と解釈する方が前向きですよね?(ほかにも前向きな解釈はいくらでもできます。)

そんな風に直感と普段から仲良くし、そして、信頼できるようになっていくといいんですね。

感覚を磨く、というのも似たようなことですね。
「これは自分に合う、合わない」ということを食べ物でも着る物でも何に対しても意識していくのですね。

そうすると【感情vs感情】で対立したときも「どっちが自分らしいか?」という直感がすぐに舞い降りるようになるでしょう。

それで感情的に抵抗が生まれたとしても、その下の感覚・直感に意識を向けているので、「惨めで悔しいし、寂しいんだけど、やっぱりあたしは彼のことが好きだから別れる気はないのだな」ということが自覚できるようになるのです。

そうして直感や感覚を大切にしながら生きるようになると、物事がどんどんシンプルになり、視界はクリアになり、迷いがなくなる分だけ軽く、楽になっていきます。

悩むときも「これは悩む価値のある問題だ」と直感が教えてくれるので、堂々と悩むこともできるようになります。

・・・ということで、女性性が豊かな方々は感情を大いに感じる性質をお持ちですからその感情に振り回されやすいのですが、同時に感覚、直感も鋭いはずなので、そっちに意識を向けてみると、迷いは払拭できるんじゃないかと思う次第です。

ちなみにプライベートよりも仕事で私たちは「感覚や直感」を多用しているはずです。

接客業の方、「あ、このお客様にはこういう風に接した方がいいな」って何となく分かりません?

事務職の方、「あれ?なんかこの伝票おかしい。あ、日付がめっちゃ過去になってる!あいつ呼び出して説教しなきゃ」と、書類をパッと見てそういうこと気付きません?

主婦の皆様、スーパーで「あ、ごま油、もうすぐなくなるんだった!」とふと気付いちゃうことってありませんか?

世の奥様方、旦那様の帰宅時に玄関のドアを開けた時点で「ん?なんかおかしいぞ?」と気づいちゃったりしませんか?

女子の皆様、「あ、○○ちゃん、前髪切った?すごく似合うー」と気づきませんか?この「前髪切ったことに気付く」というのが感覚なんですよね。因みに「似合うー」ってのは、「そう言っとかなきゃ」という思考である可能性が高いですよね?笑

感情が動くと感情に捉われやすいのですが、そうして普段からちゃんと機能している感覚や直感があるわけですから、葛藤したときはそこに意識を向けてみると案外サクッと結論が出せるようになるものです。

ただし、、、、感情vs感情の葛藤ってとってもドラマティックですよね?
そして、なんか悩んでる自分ってちょっといいよね?とか思ったりしますよね?
友達にも相談できるし、悩んでる自分がちょっとヒロインな気分にもなれますよね?

だから「悩みたくて悩んでる。結論が今出ちゃったら困る」というケースも実はたくさんあるんです。その場合は飽きるまでそのドラマは続きますが、しゃあないってことですよね。

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