幸せだった記憶を再生する走馬灯はファンタジーなのか!?~辛い自分をファンタジーで慰める超自立な人生に光を灯す方法~



すごく辛いときに幸せな記憶がよみがえるのは一種のファンタジーと言えるかもしれません。ということはその癖は子ども時代からあったものかもしれません。
自立系武闘派女子としてバリバリ生きてきた女子がどうしたら自分を緩め、女王様道に踏み出せるのかを考えてみました。

いつもこっそりお世話になっています。
ここ数年で電撃結婚、主人のモラハラ、出産、自身の不倫、別居、転職、絶賛調停中と人生におけるイベントをだいぶやり尽くした30代まがうことなき自武女です。
お弟子さんのT様にもお世話になり、親の人生を知らずのうちになぞっているんだなと気づきました。(両親も上記をコンプしております)

そんな自分を変えるべく奮闘したり、ゆるめたりとしているのですが、最近良く出る「走馬灯」についてネタにしていただければと思いました。

結婚から7年、何度も離婚する・見送るを繰り返し、子供だけで繋がるのではなく男女として幸せな家族をつくる!とようやく決めた離婚。
えいやと別居したはいいのですが、ありとあらゆるものがトリガーとなり「あの時は幸せだったな」が走馬灯となって巡り、苦しくなります。
何でこうなってしまったんだろう、いや未来を明るくするために離婚するんだ、を繰り返し。

私の不倫がバレて家を追い出された時も楽しかった走馬灯だけがでて来て、謝罪しやり直しましたがいざ暮らしてみると「やっぱり修復無理だよねー」で離婚を決断しました。

最終的に「お父さん」ポジションに昇格されセックスレスで破綻した夫婦関係。それでも子供と3人での暮らしは完璧、理想の家族関係でした。

幸せだった記憶だけを再生する都合の良い走馬灯レコーダー。買い替え時期でしょうか。

寒い日が続きますがご自愛くださいませ。
(Mさん)

さすがですねぇ、超高速で人生をかっ飛ばす武闘派女子の鏡のような方だと思われます。おそらくMさんのお母さんも、また、お弟子のTももしかしたらバリバリの武闘派女子ではないかと推測される次第です。

Mさんの文章を読みながら走馬灯のように似たような人生を歩んでいらっしゃる同志たちの顔が浮かぶんですよね。

よく「親の人生を知らず知らずになぞっている」というケースに出くわします。
そもそも私もかつては父親と自分の人生がかぶっているように感じて心理学に出会いました。今ではすっかり感謝している存在ですが、心の中にはずっと葛藤があったんですよね。

「なぜ、親の人生をなぞるのか?」と言えば、親がやっぱり見本になっているからです。

親の価値観や考え方、感情、生き方、あらゆるものを私たちは親からコピーしてきます。
それはそれくらい親のことが大好きだし、一番身近にいる見本だからです。

私たちが日本語を話すのも親が日本語を話していたからですよね。
親がしゃべってる言葉を真似たわけですけど、真似たのは言葉だけなんでしょうか?というわけです。

そして、それともう一つ意味深な理由がありまして、それは「親を愛しているがゆえに、親の気持ちをもっと理解したい」という目的から来るものです。

親と同じ状況になれば親の気持ちが理解できますよね。

ここで「親」とか言われるとピンと来ないかもしれませんが、大好きな人のことをすべて知りたい!もっと知りたい!と思ったことってないですか?

大好きな彼が好きなアーティストの曲を自分も聴いてみたり、漫画を読んでみたりするような感じ。

「同一化」とも言えるのですが、大好きな人に近付きたいがゆえに、大好きな人を真似ることはよくあるのです。

だから、大前提として「私たちはそれくらい両親のことを深く愛している」ということが言えるんです。自覚してるかどうかはどうでも良いのです。

さて、「走馬灯」と言えば死に際に見るものと相場は決まっているわけですが、Mさんや同志のみなさまはしょっちゅう死にそうになっているので、走馬灯を見る回数もそれだけ多いという解釈でよろしかったでしょうか?笑

Mさんの文章を読むと、その走馬灯は私たちが一般に「ファンタジー」と呼ばれてるものじゃねぇか?という推測が成り立つものです。

いわゆる「慰み」というやつで、自分の辛い気持ちを紛らわせるために心が作り出した幻影です。

例えば、一人ぼっちで寂しくて、誰も友達がいない少年は「みんなに囲まれてにぎやかに遊んでいるシーン」を思い浮かべて自分を慰めます。

親が厳しくて怖くていつも怒られてばかりで辛い子は「ほんとうの両親はすごく優しくてお金持ちで欲しいものを何でも買ってくれる」というファンタジーを描いて、その辛い気持ちを紛らわそうとします。

よく辛い環境で育った子はそうした空想(ファンタジー)を描くことがクセになっていて、何かと空想の世界で遊ぶことが多くなります。

それは一種の心の防衛本能と言えるもので、決して悪いものではないのですが、あまりに空想を描きすぎると現実社会との区別が付かなくなったり、現実逃避をしまくったり(つまり逃げまくったり)することになり弊害が生じることがあります。

Mさんが子どもの頃はどうだったのでしょうか?
ファンタジーで遊ぶような子だったんでしょうか?

もし、そうだとすると、その頃の癖が今になって出てきてる可能性があるようです。

>えいやと別居したはいいのですが、ありとあらゆるものがトリガーとなり「あの時は幸せだったな」が走馬灯となって巡り、苦しくなります。

>私の不倫がバレて家を追い出された時も楽しかった走馬灯だけがでて来て、

とありますが、別居したときも、家を追い出されたときもそれなりに辛かったと思うんですよね。

だから、子ども時代からの癖で、つい「幸せだった頃の記憶」を思い出しちゃうのかもしれません。

>ここ数年で電撃結婚、主人のモラハラ、出産、自身の不倫、別居、転職、絶賛調停中と人生におけるイベントをだいぶやり尽くした30代まがうことなき自武女です。

そもそも私の読者ならびにクライアントさんたちは「人生ハードモード」を好んで選択している奴らで、Mさんのような「まあ、よくもそんなネタが尽きないわねえ」とか「叩けば埃しかでない体なのねえ」という人生を歩んでいらっしゃるのですが、その人生において培ったクセは走馬灯(ファンタジー)だけじゃないのでは?と思ったりもします。

確かに相当鍛えられて無敵のメンタルをお持ちなんですけど、その一方で、かなり自分に無理させたり、体をヤるほど頑張り過ぎたり、目が回るほどたくさんのタスクを一人でこなしていたり、超自立系な生き方をしてきませんでしたか?と思うんです。

電撃結婚からのモラハラってのもまことに武闘派女子らしいのですが、たぶん、情熱がたぎった勢いで結婚されたのかもしれないし、潜在意識的には傷つきまくっている彼を助けたかったのかもしれません。

そういう苦しい結婚生活を鑑みれば自分が不倫に走るのも責められないところがありまして、もしかしたら必死に自分が安らげるオアシスを探し求めていたのかもしれません。

でも、あんまり休まずに生きてきたような感じがするんですよね。
休むことを自分に許可できないというか。

そりゃあ、人生ハードモードを選択してますから、「息付く暇があったら動け!」というポリシーなのかもしれませんが、どうでしょう?心や体にダメージは出てきていませんか?

そりゃあ、うちのブログでもよく出てきますが、めちゃくちゃエネルギーが強くて、パワフルで、強くて、セクシャリティも女性性もめちゃくちゃ豊かな方で、すなわち、才能だって一級品だと思うのですが、その使い方、間違っちゃってませんか?

親の人生をなぞるくらいですから、きっと親との関係性はカウンセリングの中で見つめ直していらっしゃると思いますし、モラハラ夫を招く?作り出す?ほどに自己攻撃が激しいのであれば、自分をもっと愛したり、休めたり、慈しんだり、ねぎらったりすることも大事だと思うんですよね。

武闘派の鎧を着込んだ状態では男性性優位でありますが、その裏にはとても豊かな女性性を持ったMさんがいらっしゃるのだと思うのです。

ファンタジーを常に必要とする人生だと仮定すれば、Mさんはかなり一人で頑張って何とかしようとしてきたことも伺い知れますよねー。

だから、もしかしたらT様とのカウンセリングで着々と進められているのかもしれませんが、ここは「本来持っている豊かな女性性を解放しようじゃないか!」というテーマに取り組まれるのが良いかもしれません。

それはもしかしたらMさんのお母さんが成し遂げられなかくてMさんに託された宿題のようなものかもしれません。

そんな自分本来のエネルギーを使いながら自分らしい未来(=ライフワーク)を描いていくのは今がチャンスなのかもしれません。

Mさんのような方をカウンセリングするときは、そうした本来のMさんの姿をお話から見通しまして、そこから魅力だの才能だの価値だのと導き出すことが私の“趣味”みたいなもんです。

その魅力が見つかったら「本来こういう生き方をするのがふさわしいんだよね~」なんて話をして、たいがいは「女王様への道~Mさんバージョン~」をデザインしていきます。

お姫様とか王女様ってキャラでもないだろうし、その愛の強さは与えたい人だろうし、ということで、そういう戦略を描いていくわけですね。

だから、私のブログとか本とかセミナーとかカウンセリングとかはなんだかんだ「自立し過ぎなマインドを緩めるために女性性にもっとフォーカスしようぜ!」ということになり、「本来のエネルギーを解放するためにセクシャリティに目を向けようぜ!」と話が広がり、「あんたはこんな才能があるんだから、そこを活かしていきましょうよ!」という提案になっていきます。

そのプロセスの中で仕事との向き合い方が変わり、当然ながら男に対する態度も変わり、一旦「男はもういらん」という状態になりながらも、「やっぱりあたしは愛したいんじゃー!」と目を輝かせていくような人生をプロデュースしたいと思ってます。

まあ、弟子のカウンセリングを受けているMさんになんでそんなことを話すのかと言えば、そのT様に「ししょーがこんなこと言うてましたで。お願いできまっか?」と話を持って行くといいでっせ、ということを冗長に伝えたいわけです。笑

でも、たぶん、めちゃくちゃ才能や魅力は豊かだと思うので、今後の人生はかなり楽しみなものになると私は見ているんです。

ということで、走馬灯が走っちゃうくらい必死に生きてるMさんが少しでも心を緩められるよう、いくつかの提案をしてみたいと思います。

〇必死に頑張っていた子ども時代の自分を褒めまくること。

〇鏡を見て(できれば裸になって)、自分の美しいところをたくさん見つけてあげること。

〇素敵な服や下着を身に着けて自分を上等な女として演出してあげること。

〇自分が男に与えられる素晴らしい価値をたくさん見つけること。

〇「優雅な休日」と銘打った日を定期的に策定し、自分に贅沢や甘えを許してあげること。

〇自分の人生で「これだけは譲れない!」と感じる大切なものをリストアップし、それらにきちんと愛情を注ぐこと。

〇今やってらっしゃるように、問題や辛いことは一人で抱え込まずにカウンセラーなどに話をすること。

〇とりあえずこの本を熟読すること。

「今日こそ自分を甘やかす」(大和書房)

〇このセミナーに参加する、もしくはセミナー動画を購入してワークに勤しむこと。

*東京/オンライン:1/30(日)13:00-17:00 「○○すぎる人のための自分を徹底的に甘やかす講座~もっと深く自分を許し、愛する~」

〇私は誰のために生きたいか?という答えを自分なりに導き出すこと。

〇自分が紛れもない愛の人で、人を愛したい人だという自覚を持つこと。

以上です。

たくさんありますけれど、手を付けやすいものから取り組んでみてくださいませ。

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