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器が広くエネルギーが強い人ほど自分の中にいくつもの人格を発見し、ときにはそれが矛盾しちゃってることも珍しくありません。
「ほんとの自分はどれ?」と思うものですが、全部自分です。そして、それは思考ではコントロールできないので「感情」に委ねるほかないんです。
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先生のブログでセクシャリティや女性性の事を知りました。
母親が私の髪をショートにしズボンを履かせ、女の子らしい格好をさせなかった事。門限が厳しかった事。
男子から家に電話が来ようものなら父親に言いつけられ、平手打ちにされた事。
今、思えば私の強すぎるセクシャリティのせいで犯罪などに巻き込まれるのを恐れ、不器用だけど私を守ってくれていたのかもなぁと理解しました。
そのお陰で野良猫系自武女が爆誕しましたが(笑)
6年位の周期で、タイトスカートにピンヒールのセクシー路線からの~髪をショートに刈上げ「BTSに混ざっていそう(笑)」と言われる格好の間を行ったり来たりしています。
定まらないのですよねー。
先生、これってどういうことなのでしょうか?
どれが本当の自分なのかわからないのです。
男性への親密感の恐れが強いことにも気づきました。
なんか、間合いに入られると抜刀術が勝手に発動するというか…。
先日も野良猫男をぶった斬っちゃいました。
ずっとカレに振り回されていると思っていたけど、振り回していたのは私のほうだったなんて。
しょんぼりです…。
先生のお陰で、自己肯定感はちびちび上がっている感じはします。
生来持っている直感や感性の鋭さが戻ってきているので。
もう1枚壁を越えたい感じなので、方向性をお教えいただければと。
よろしくお願いいたします。
(Mさん)
とりあえず、「BTSに混ざっていそう(笑)」と言われるってことは顔立ちはとてもきれいということは言えそうですねっ!!!笑
なんて言われるとドキッとするでしょう?引いちゃうでしょ?全力で否定したくなる?笑
しかし、男子から電話が来ただけで平手打ちってどんだけ娘が好き過ぎるパパなのでしょう?
しかも、ショートにズボンと母にボーイッシュに仕立てられてもちゃんと男の子から人気があるって・・・ねえ?みんな、どう思う???
なんていう解釈もできるわけですけど、そんな風に言われると引いちゃいます?(2回目)
セクシャリティが強い人ってのは以前から幾度となく触れているように、それが才能であるがゆえにいろいろな問題を抱えます。例えば・・・
・幼少期から性的いたずらによく合う。
・なぜか分からんが男子からいじめに遭う。
・なぜか女子からめちゃくちゃ嫉妬される。
・聖職者の家か?というくらい躾に厳しい。
・両親が性的なものを異様に嫌悪してる。
・親が自分を男の子に仕立てようとする。
・母親が女であることの苦労を語りまくる。
・今思えば母親にめっちゃ嫉妬された。
などなど。さらっと書いてますけど、セクシャリティの豊かさ故にかなりエグい場合もありますね。
Mさんのように「守られていた」と解釈できれば未来は明るいわけですし、私のブログにたどり着いた方々は「え?それって才能なん?え?あたしってセクシャリティが強いん?マジで?」というサプライズを体験できるんですけど、多くの方はそのままセクシャリティを封印して人生を歩んでいくんだろうと思います。
さて、こういう環境に育った方は少なからず自覚があると思うのですが、自分の内側に異なる2人の女が存在するんです。
1人は「あたし、男もセックスも興味ありませんわ」という“お堅い”路線をひた走る女で、後天的に身に着けた処世術を前面に出した自分。
もう1人は「あたし、男がめっちゃ好きやねん。」という“セクシー”路線をひた走る女で、先天的なセクシャリティの強さが前面に出た自分。
Mさんがまさに体現されてますね。
で、Mさんや同志のみなさんのようにこうした2面性を持つと、お堅い女に安心感や癒しを求めてやってくる男は、距離を縮めた際に出てくるセクシー路線にドン引きしちゃいますし、その逆もまた然り。
そうするとなかなか急所を握らせないので(←例え合ってる!?)、つかみどころのない女になり、世間からはめでたく「野良猫女子」の称号を与えられることになります。
でも、やっぱり恋はしたいし、ステディな相手も欲しいとなると、同族の野良猫男子に目が向くのは自然な流れでして、そうすると「え?逃げたのは向こう?え?どっち?」と混乱するような場面が展開されます。
ご本人も「うーん。そう言われると相手じゃなくて自分のような気もするし、お互い様って感じなのかな?」と訳が分からなくなるんですよね。
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で、「うわー、やば。あたしだわ」と目を見開いた皆さん、ご安心ください。
これ、極端な二極化の話をしてますが、多かれ少なかれみんな多重人格者ですから、誰もがいろんな自分を持ってるもんです。
例えば、一般的なOLさんは次のような多重人格を持っています。
・寝起きの私。
・オフィス内にいる私。
・給湯室、もしくは女子トイレの私。
・同僚とお昼を食べてるときの私。
・終業後に同僚とお茶をしてるときの私。
・プライベートの友達といるときの私。
・お母さんの前での私。
・合コンでの私。
・恋人といるときの私。
・イケメンと出会ったときの私。
・こいつ脈ナシだな、と判断した男といる私。
・予定のない休日の廃人になった私。
かなり端折って書いても12人くらいはいるみたいです。心当たりしかないでしょう?笑
これに「野良猫モード」と「お堅いモード」などを鑑みればさらに倍の人格があるわけですよねー。こりゃ、制御するのも大変ですよね。
そういう意味では、これだけの人格を使い分けてるみんなはすごいぞ!!ドラマで言えば12役をこなしてるようなもんだからな!名女優だな!
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でも、そんな意識的にモードを切り替えているわけではないですから、
>先生、これってどういうことなのでしょうか?
>どれが本当の自分なのかわからないのです。
という疑問が湧いてくるのも無理はありませんよね。
「すごくかいがいしく彼に尽くしている自分がいる一方で、ものすごくクールに彼を見て『めんどくさい男だ』と愛想つかしてる自分もいて、どっちが本当の自分なのか分からないんです。」みたいな話も非常によくあるわけですが、結論から言えば、
「まあ、どっちも自分だよね」
という話になります。
先天的な自分だろうが、後天的な自分だろうが、自分には違いないわけです。
先天的が正しくて、後天的が間違ってるなんてことはありません。
どっちも自分ですね。
で、Mさんの場合はそのギャップが特大だということでなおさら戸惑われるかもしれませんが、それはMさんが持つ「器」が大変大きいことを示しているわけです。
もちろん、その器を持てるだけのエネルギー(セクシャリティ)が強いことも言うまでもありません。
なので、「どっちが本当の自分なんだろう?」なんて考える必要はなく、「どれもあたしだから~♪いろんなあたしと付き合えて幸せでしょ?」と小悪魔みたいに振舞えばいいと思います。
ただ、毎度お伝えしているように器のデカい人はその器に自分自身が振り回されることも多いので、そこは地に足を着けておきたいところですね。
で、その地の足を着けるというのは「それが自分なんだから」とありのままの自分をただただ受け入れ、認めることとも言えます。
タイトスカートにピンヒールな気分の私も私だし、BTSのメンバーみたいなショートな私も私なのですな。
どっちかに絞らず、どっちも自分なんです。
距離を縮められて刀を抜いてばっさりやっちまうのも自分だし、男がいないと寂しくて猫のように甘えたくなるのも自分だし、聖女のように貞操を守ろうとするのも自分だし、あばずれ女の如く男を求めるのも自分だし、ぜーんぶ自分なんですな。
その人格は統一されてひとつになっていくことを目指すよりも、様々な役をこなせる名優を目指すほうが現実的かと思います。
「ほんとうの私」が「一人」(1人格)だなんて誰が決めたんでしょうね?
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そんな多重人格な自分をコントロールしているのは残念ながら「思考」ではなく「感情」なんですよね。
例えば、みなさんの中に「初対面だと緊張しちゃう人格」と「友達の前だと面白い人格」の2人がいるとしますね。
要するに「人見知りだけど、仲良くなるにつれてどんどん面白くて楽しいキャラ」なわけです。
で、そういう人は前者の自分はダメだと思い、何とか早く、楽しくて面白いキャラを出したいと考えるんですけど、残念ながらそれって思考ではコントロールできる代物じゃないんですよね。
初対面の人を前にして「楽しくて面白いキャラ」を出そうと頭で考えるより遥か前に「緊張」「不安」「怖れ」「恥ずかしさ」などの感情が動き出しちゃってまして、そのキャラを出そうと思ったときにはそれらの感情で心が支配されてます。
そんな中で楽しいキャラを出そうとしても顔は引きつり、相手の反応は気になりますから、仲間内ではウケてるギャグも思い切りスベりますよね?
それで、焦ってさらに何か面白いことを言おうと思うんですけど、ますます場の空気は冷えていきますよね?
で、そのあとは当然、第一人反省会が第1回~第34回くらいまで間断なく開かれることになります。
コントロールできるもんじゃないんです。
Mさんがセクシー路線に走るのも、BTS路線に走るのも、どちらかというと気分によるものだと思うのですね。
「なんとなくタイトなミニスカート履いてみようか」みたいなノリで。
思考でそうしようと思っても「なんか似合わない。無理。やだ。気持ち悪い。」等の感情が出てきてるので、そういうときはBTS路線に行くしかないのですな。
じゃあ、どないすりゃええねん!という話ですが、それは非常に消極的なやり方でありまして、いや、分かるんですよ。みなさんがここで画期的な方法を求めていて、「おぉ!!」とのけぞるほどの感嘆の声を挙げたいってことくらいは。でも、まあ、ほんとしょうもないやり方しかお勧めできまへんねや。すんまへんな。
ということで「気分に任せる」以上です。
タイトなミニスカートを履きたい気分のときは履くんですな。
BTSになりたいときは髪をショートに刈り上げるんですな。
それだけです。
そして、そんな自分を許すんですな。「それが今のあたしなんだからしゃあないわ」と。
それがスタート。自己受容とか自己承認とか自己肯定感とか言う奴です。始まりはいつもここです。
そうするとどんな自分が出てきても許せるので自分で自分に振り回されなくなるんです。
振り回されるのはそこにコントロールがあるからです。
その上で次にやるべき最重要課題は「自分のご機嫌取り」です。
男の機嫌取ってる場合じゃないんですよ、みなさん!笑
自分のご機嫌取らなきゃ!
男の機嫌より、自分の機嫌の方がややこしいでしょ?
つまり、自分の気分の良さを最優先させる、ということ。
セクシーなMさんも、BTSなMさんもどっちもMさんなんだから、その都度、気分の良い方を選べばいいんです。
「どっちの自分が気分いい?」とか「今、何するのが気分良い?」とか自分に聞きまくる習慣をつけるんですよね。
>生来持っている直感や感性の鋭さが戻ってきているので。
それならなおさら周りの目とか気にせず、「自分、自分、自分、自分、自分、自分・・・」で行きましょう。
「こっちが気分良いわ~」という方を選ぶわけです。
案外、女子がこのラインに乗ると、軸のしっかりした男が現れるものでして、しかも、そういう男は「追いかけるのが大好きなドM属性」を持っていることが多いので、仕事もできるし、金も持っているし、そんなMさんを面白がれると思うんですよね。
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え?ほんまにそれでいいの?と思うでしょう?
コントロールできるもんじゃないからしゃあないと思いません?
そして、そうしたバラバラな人格を結び付けたり、軸を作って行ったりするのは、自分のご機嫌を上手に取れるようになれば自然とできていくと思うんですよねー。
その上で「よりセクシャリティを解放してありのままで生きたいぜ!」という人は個人セッションやセミナーを利用するとよいと思います。
そこは他人の手を借りたほうが早いっす。
<そんなセミナー>
大阪/オンライン:12/12(日)13:00-17:00 れん&ジュンコのマインドフルネス×セクシャリティ講座
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/42131
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