「私が悪い」と思い込むことであなたが抑圧してきたものはなんでしょう?



よく「私が悪い」と決め付けて自分の本音のみならず、自分のキャラまで抑え込んでいい人をやってしまう人、多いですよね。
でもその「私が悪い」というのは思い込みで真実ではないので、それによって自分の魅力価値才能長所は抑え込まれてしまうのです。

根本先生、いい大人だけども反抗期(しかも会社に)!な私はどうすればいいのでしょうか??

先生のブログに出会い自己肯定感を上げようと邁進し、嫌なことはしない!となるべく自分を大事にする方向に進んでいます。27歳独身自武女です☆

モラハラ父、ヒステリックな母に育てられた一人っ子の私は、当然の如く自己肯定感が低いです。
ずっと自分は性格が悪いと思っており、そんな自分は嫌われる!と怖くなり、気づかないうちにいい人になっておりました。
「怒るってどうやるんだっけ?怒りが沸かないんだけど~☆自己肯定感上がったのかしら♪」などと思っていたのですが、その割には嬉しいとか楽しいという感情もあまり感じられない!
あれ、私感情を抑圧してるだけじゃね!?と気づいたのが数ヶ月前。

私の意見をろくに聞かず全面否定する人や、美味しいところだけ持っていくずるい女に内心ムカついていたみたいなのですが、なぜか「私が悪い」と思い込み、負の感情を抑え込んでいました。
目を覚ました私は、鬼畜生になるべく自分にとって嫌な人間とは距離を置く、体調を優先する、やりたくないことはやらん!と自己中道を進んでいたら、上の者から目をつけられました。
上だけでなく多分同僚からも不満を持たれてるみたいです。
主に勤務時間とか…(予定がない日は夕方に出勤、早めに帰るとかやってました。え、うちフレックスじゃないの?他に同じことやってる人いるのに何で私だけ?若いから??)

今までなら「ヤバい…終わった…クビになる…嫌われた…孤立する…私はやっぱりダメな人間なんだ…性格の悪い問題児なんだ…」と泣いていたし、今回も大泣きするつもりだったのですが…
…一滴も涙が出ないのです。

これ、私辞めたくてわざと怒られるようなことをしてるのかな?と思ってしまいます。
実際辞めることを考えると心が軽いです!

でもなー、何だかんだで嫌な人いないし、仕事内容的にはやりたいことのはずなんだけどな…違うのかな…。

辞める想像すると幸せだけど、辞めたい理由は無いんですよね。
辞めることを真剣に考えると、貯金もねえ!彼氏もねえ!他にやりたいことも特にねえ!と吉幾三がぐーるぐる。

このままだと取り返しのつかないミスをするか、病気になるのではないかという恐怖もあります。
でもなー!辞めたら後悔するかもなー!!
ご助言をください…!
(Mさん)

まず、27歳にもかかわらず吉幾三を知っているというところでまずは身分証を確認させていただきたいと思いました。はい。あ、もしかしてお父さんの影響?笑

他、ツッコミどころ満載ですが、それだけで1本の記事になってしまうのはブログの方向性を失いそうなので、いろいろと本題に入っていきたいと思います。

ということで、鬼畜生になるのは良いことなのですが、それで人間関係が変わってしまうのは無理ないことですし、あとから見れば別に悪いことでもないと思います。

その理由は(覚えていれば)あとから話しますが、何よりもまずはここがポイントっすね。

>なぜか「私が悪い」と思い込み、負の感情を抑え込んでいました。

これ、やっちまってる人、たくさんいらっしゃるんじゃないでしょうか?
むしろ、「今日の午前中もやった」とか「昨日の晩、やっちまってるわ」という方もうじゃうじゃいると思うんですけどどうでしょう?

モラハラ父、ヒステリック母かつ一人っ子な影響かもしれませんけど、そういう「虎の穴」で修業をされた方は何かと「お前が悪い」と言われるので、何かと「自分が悪い」と思い込む癖がつくようですね。

>ずっと自分は性格が悪いと思っており、そんな自分は嫌われる!と怖くなり、気づかないうちにいい人になっておりました。

たぶん、これもその修業の成果であり、何かと「自分が悪い」と思い込むルーツが家庭内にあったんだろうと思うのです。

Mさんと似た環境の方も多いと思いますが、ほかにも

・厳格な親であれこれ“指導”されて育った。
・褒められることがあまりなく、ダメな点を指摘されて育った。
・周りの人の期待に応えるべく、ずっと頑張って育ってきた。

などに思い当たる方も「私が悪い」と思い込む癖を持つと思います。

これ、その名の通り「罪悪感」なんですけど、どっちかというと「周りから植え付けられた罪悪感」と呼んでもいいものだと思います。

それで、

>私の意見をろくに聞かず全面否定する人や、美味しいところだけ持っていくずるい女に内心ムカついていた

としても、本性を出したら相手をヤっちまうと思いますから「私が悪い」と思うことによってその怒りも抑えるんですね。

それはなかなか大変なことですし、また、しんどかったろうと思います。
けど、それもまたクセになっていると思うので、反射的に怒りを抑え込むようになってるんだと思うんですね。

でも、こうして「私が悪いから」と思い込むことで、理不尽さを抑え込むってこと、皆さんはありませんか?

職場で理不尽なことがあったときはもちろんですけど、彼氏からぞんざいな扱いをされたときも、痴漢やセクハラに遭ったときも、何かうまく行かないことがあったときも「自分が悪いから」と思い込むことで我慢が癖になるんですよね。

だから、こうして「自分が悪い」と思い込む癖がある人って、けっこう怒りを溜め込んでることも多いんです。
その怒りは他者に対するものもありますけど、けっこう自分に向けられてるものも多いですね。

また、そうして「自分が悪い」と思い込むことで、、、、

「あたしはデキが悪い。だから人に迷惑をかける。」
「そんな自分は人から嫌われる。」
「自分は悪者なんだから目立っちゃいけない、表に出ちゃいけない」
「自分みたいな悪い奴は幸せになっちゃいけない」
「こんなダメな奴は下っ端なんだ」

みたいな思い込みを持つようになり、

・周りの人に合わせる。
・人の期待に応える。
・人畜無害な振る舞いをする。
・人に迷惑をかけないようにする。
・場の空気を読みまくる。
・自分の気持ちは出さないようにする。

と言った「いい人」「優等生」の道を突っ走るようになるものです。

もちろん、どこかでプッツンして裏街道を驀進される方もいますが、かえってその方が自分を出せちゃってるので悪いことばかりではありません。

要するに「自分を隠して周りの人に合わせていい人を演じる」ということを得意とするようになるわけで、結果、周りの人がそれがMさんだと思い込むようになります。

いわば、身分を隠して村に潜入し、最後の最後に印籠を出して悪者をやっつける水戸黄門みたいなもんですな。(吉幾三が大丈夫なら水戸黄門もイケるだろうという筆者の浅はかな読み)

で、そんな虎の穴ですくすくと育った自立系武闘派女子たちはみなさん名優ですから、自分を隠していい人を演じるなんてチョロいもんです。

だから、猫をかぶってただけですから、中から虎や獅子や豹が出てきたら、周りがドン引きするのも無理はないと思います。

>目を覚ました私は、鬼畜生になるべく自分にとって嫌な人間とは距離を置く、体調を優先する、やりたくないことはやらん!と自己中道を進んでいたら、上の者から目をつけられました。

ということも当然起こり得ると思います。

だって、、、そりゃあ、、、ね?幼少期から厳しい環境で育てられた武闘派女子ですもの。

「そんなこと、知ったことあるかいな。ボケ!」とふんふん鼻息を鳴らしながら闊歩してたら、今までMさんをいい人だと思い込んでいた人たちはびっくりするものです。

それに、イヤな人間と距離を置くとか、体調優先とか、やりたくないことはやらん!とかは私が日々推奨していることでして、周りの人たちの評価が激変したのであれば、Mさんはそれくらい名演技をしていた証でもありますし、その裏にはちゃんと虎なのかライオンなのかが隠れていた証拠でもあると思います。

だから、たぶん、素になったMさんがいるので涙も出ないんだろうと思います。

むしろ、以前よりも楽になったり、息がしやすくなったりしてるところ、ありませんか?

>これ、私辞めたくてわざと怒られるようなことをしてるのかな?と思ってしまいます。
>実際辞めることを考えると心が軽いです!

辞めたいのは会社ではなく、いい人をしてしまう生き方だと思いますし、そういう自分を求める周りの人たちから距離を置きたいんだと思うんですね。

つまり、もっともっと素で生きたい、素の自分でやっていきたい自分が強く出てきたんだと思います。

たぶん、それって自己肯定感があがったんですね。めちゃくちゃ。だから、とても素晴らしいニュースです。

なので、辞めてもまあ、何とかなるかー、あたし、何とかするわなー、と自分を信頼してあげましょう。

そうするともっと楽になるので生きやすくなっていくはずです。

じゃあ、「自分が悪い」という思い込みによってあなたが抑圧してるものって何でしょう?

もちろん、怒りとか悲しみとか寂しさとか孤独感とか罪悪感とかいろいろあるわけですが、自由奔放な私、とか、情熱的かつバイタリティ溢れる私、とか、感情的で女性的な私、とか、必ずしも悪いものを抑圧してるんじゃないんですよ。

むしろ、自分の長所価値才能魅力を抑圧しちゃってるんです。

元々持っている素晴らしい要素があって、でも、それを周り(特に親など)から否定されて自分を隠すようになって、そのときの呪文が「私が悪い」なわけです。

だから、「私が悪い」と思って今まで出さないようにしていた自分を見つけ、その要素を「悪い」のではなく「素晴らしいモノ」だと解釈できればうじゃうじゃと才能魅力価値長所出てくるんです。

今日の記事に共感された方、ぜひ「私が悪い」と思うことで抑圧してきた(出さないようにしてきた)自分の価値や魅力にフォーカスしてみてください。

でも、そんな自分をどうしたら出せるだろう?とか考えなくてよいです。

Mさんのようにうりゃー!!と気合一発生き方を変えられたら最高ですけど、それぞれにタイミングもありますしね。分かっていても出すのは難しいと感じる人も多いでしょう。

だから、まず気づいておくことが大事なんです。

ああ、私が悪いと思って抑圧してきたけど、あたしはほんと自由人で気ままで楽しいことが大好きな情熱の女なんだなあ、と思っておくだけです。

そう思っているだけでそういう要素がたくさん見つかって来るし、意識はそっち方向に行きますから徐々ににじみ出るように本来の自分が姿を現してくるでしょう。

そのときは一気に変わるわけじゃないので「気が付けば楽になってる」という感じだと思います。

Mさんにおかれましては、若さゆえにそれを一気に出せたことは素晴らしいことで、そのままクビになるならなるで好きにやってるのが良いと思うんですね。

たぶん、性格が悪いわけでもないし、Mさんの振る舞いが悪いとも思いません。

それに、、、これはまあ免疫が付いてるからなんですけど、両親がモラハラにヒステリックだった分だけ、周りの人の否定的な反応はあまり気にならないと思うんですね。

父親のモラハラに比べれば上司の苦言なんて全然平気、とか、母親のヒステリックを思えば周りの女子たちの反応なんて気にならない、みたいな。

鍛え方が違いますもんね。笑

そうして、自分が悪いと思い込むのをやめて素の自分を出すことに意識を向けてくると、今まで抑えてきた「私がやりたいこと」も徐々に見つかってくると思います。

いよいよ自分を解放し、自由にしてあげるときですね。
そうするといわゆる「ライフワーク」だって見えてきます

自分を抑えてきたんだから苦しいし、生き辛いし、仕事も恋もうまく行かないのは当たり前ですよねー。
だから、これからは「ますます素のあたしで生きてやろう。ふふふーん!」と鼻歌を歌っといてくださいませー。

◎オンライン:11/7(日)13:00-16:00 私の生きる道はこれぞ!ライフワークを見つけて実践するグループワーク。
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/42179

★罪悪感モノ

「いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本」(ディスカバー21)
*セミナー動画:『私の幸せを阻む「罪悪感」を「愛」で癒して「私」を自由に解放するワークショップ』
*心理学講座動画:『罪悪感と癒着の心理』


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「私が悪い」という思い込みで抑圧される自分の価値や才能。
 


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