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虚しさシリーズ!?昨日の話をさらに一歩踏み込んで、具体的にどのようにアプローチするのかをお話しします。
その結果、どうなるのか、そして、どんな風に問題が解決していくのかを描いてみたいと思います。
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長年の夫からのレスでひどく苦しんでいた頃にお付き合いが始まった不倫の彼とも、紆余曲折ありながら、ひと月前にさよならができました。まだ毎日思い出して胸が痛みますが、きっと時間が解決してくれるでしょう…。
今は、夫とも仲良く、子どもたちもいい子、わたしも彼との苦しい関係で自分を見つめる時期を経て、自分の好きなこと(絵や物語を書くこと・ライフワーク?)を始めたりと、なんだかいい方向に進んでいる気がして、幸せを感じる日々です。
ただ…やはり、空虚な気持ちがふと顔を覗かせます。
わたしはやっぱり女でいたいし、求められたい。
ほとんど性の経験がないせいか、(夫とも彼とも数回程度)まだまだしたいのか?その一方で、夫への穏やかな愛情もあり、また彼氏ができたとしても、罪悪感で苦しむのは目に見えている。わたしはこの空虚な気持ちをどう昇華したらよいのか…。ひとりの時など、ふと涙がでてきます。
自分を愛すること、受け入れること。ライフワークに取り組むこと。セクシュアリティの解放…。突破口を見出したくて、根本先生の本やらブログを読み漁る毎日です。
わたしは一生、この空虚な満たされなさを抱えて歳をとっていくのかな、と考えると泣いてしまいます。何もかも持っていて、幸せなはずなのに。わたしは贅沢なのかな…。もし、同じような方がいたら、そのネタになれば幸いです。
いつも本当に、ありがとうございます。
(Kさん)
昨日の記事に続いての虚しさネタでございます。続きますね、こういうの。今の流れなんですかね???
*「虚しさって何?~自分のご機嫌を取ろうとしても何かを目指しても虚しさがなくならない理由~」
さて、「やっぱり女でいたい、求められたい、けど、それは叶わない。だから諦めなければならない」という思いがあるなら、そりゃあ、虚しいですよね。
昨日も出てきましたが「ほんとうに欲しいものを手に入らないと思って諦めようとしているとき」に空虚な気持ちがやってきます。
すっごく欲しいのにどうしたって無理じゃん!そんなの手に入らないじゃん!と怒ってるうちはまだいいんですけど、その気持ちが収まると途端に胸いっぱいに空虚な気持ちがやってくるものです。
>わたしは一生、この空虚な満たされなさを抱えて歳をとっていくのかな、と考えると泣いてしまいます。
こういう思いを抱いてる方って意外に少なくないのかなあ、と思うんです。
そして、同時にやっぱりこう思っちゃうんですね。
>何もかも持っていて、幸せなはずなのに。わたしは贅沢なのかな…。
ってことで「贅沢でいいじゃないの?」って許可を自分に出してあげます。
「幸せなはずなのに・・・」という声もよく頂くんですけど、即座に「そう思うってことは幸せじゃないってことだよね?」と切り返します。
「本当は好きな人と結婚したい。けど、もう出会いもずいぶんないし、気になる人は既婚者だし、もう諦めなきゃいけないですよね?」というご相談も最近いただきました。
「ライフワークって言うんですかね、ほんとうはもっと仕事を充実させて、人生を楽しみたいと思うんですけど、年も年だし、今から新しいことにチャレンジするのもちょっと勇気が出なくて。今の生活に妥協できたらどれだけ良いことか」という嘆きもお聴きしました。
似た話はあちこちにありますね。
自分の気持ちに素直になりましょう、というのは昨日もお伝えした通りです。
が、それが怖いんですね。
ほんとうの気持ちに気付いちゃうことが怖いし、それを受け入れたとしてもどうしようもならないと思っているから見ないふりをする方が楽なんです。
「何もかも持っているんだから、それでいいじゃない!それで幸せだと感じればいいじゃない!」と自分を盛んにコントロールしようとするんですけど・・・ね?なかなかうまく行かないですよね。気づいちゃってるんですもの。
そういうときカウンセラーってどういう風にこの問題を見るのか?というと、ほんとうに欲しいものを手に入れられる方法を考える・・・ということもしますが、まずはその空虚感の中に突撃していきましょう!と提案します。
怖いし、イヤだし、もっと虚しくなるかもしれないし、悲しくなるかもしれないから一人ではなかなか難しいです。だから、一緒にその感情を見ていきます。
Kさんの話だったら「女として求められたい。セックスを楽しみたい。けど、夫にはその希望は持てず、他の男を作っても罪悪感がキツい。だから諦めるしかないですよね?」という思いの中に入っていく感覚です。
その求めるモノを手に入れる具体的な方法は頭で考えても見つからないから「諦めるしかない」と思っちゃうんですけど、意外と「あ!そうか!その手があったか!!」という答えを見つけ出すことができるようになっていきます。
けど、そのためには思考をぐるぐる回すんじゃなくて、その感情と向き合って、自分の中にある様々なルールを破り、より素直で自然な自分になっていくことを目指すんです。
けっこう「許可が出せてない」ってこと多いんです。
「結婚したい!」と思っているのに結婚することを自分に許してないこと。
セックスがしたい!と思っているのに、それを自分に禁止していること。
豊かになりたい!と思っているのに、それを許可できてないこと。
頭ではできてるつもりなのに、心の中ではがっつり否定してることもあるのです。
Kさんに一つ提案しますね。
勇気を出して毎日次のようなアファメーションをしてみてください。
「愛のあるセックスをもっと楽しみたい」
あるいは、
「お互いが深く愛し合えるセックスをしてもいい」
あるいは、
「私はお互いを求めあう愛あるセックスをする」
これは3つの段階を表しているのですが、「楽しみたい」という素直な気持ちをまずは認めること。次に、それに「許可」を出すこと。そして、「するぞ!」と決めること。
だいたいこの3つの段階のどこかに強い抵抗が出てくるはずですね。
皆さんも自分のテーマに置き換えてやってみてください。
「愛する人と結婚したい!」
「愛する人と結婚してもいいぞ!」
「愛する人と結婚するぞ!」
という風に。この辺の言葉は自分にフィットする表現に変えても良いです。
Kさんの場合はどこで躓きを感じますか?
★まず自分が「決める」ということがすごく大事ですぜ。
*『7日間で自分で決められる人になる』(サンマーク出版)
*動画配信/DVD:「決断力を身に着けて人生を変える~自分らしく、自分の人生を決めていく!~」
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それから、Kさんとのカウンセリングしてその空虚感の中に入っていくために、いくつかの質問を用意するでしょう。
なぜ、それが手に入らないと思ってしまうのでしょう?
なぜ、それを諦めようとしてしまうのでしょうか?
もし、それが手に入ると思ったらどうなるのでしょうか?
そして、改めてセックスや性について掘り下げていくでしょう。
自分にとってそれがどんな意味を持つのか。
どうしてそれを自分に許可できないのか。
そこにどんな抵抗があるのか。
そこに何らかのコンプレックスや自己否定があるならば何なのか。
そうして虚しさの中に入っていくと、不思議とそれだけで心は軽くなり、温かくなります。自分とのつながりを取り戻せるからです。
そう、虚しさは寂しさと似てますが、「自分とのつながり」を取り戻せるとすーっと軽くなるんです。
ほんとうに欲しいものを諦めるために蓋をしてなかったことにしようとするから虚しいんですね。
それを「欲しいものは欲しいんじゃ!」と徹底的に素直になることで、虚しさは消せるんです。
でもそこで「じゃあ、どうしたらそれを手に入れられるの?」なんて思考が動き出したら途端に虚しさが復活してきます。
「諦めない」という気持ちがそこでは大事で、その気持ちを作るために自分に徹底的に素直になって「欲しいものは欲しいんじゃ!」と認めていくとどうなるでしょう?
「どうしたら手に入れられるのか?」を嘆きではなく、積極的な気持ちで考えられるようになるんです。
ここが空虚感の中に入っていく狙いです。
ほんとうに欲しいものを素直に認め、諦めることや別のものでごまかすことをせず、まっすぐにその欲しいものと向き合えると、情熱が復活するんです。
情熱が取り戻せたら希望を持てるようになるし、情熱も戻ってくるんです。
「どないしたらそれが手に入るんだろうな?」とそのプロセスも楽しめるようになったりします。
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空虚感がある裏には、そんな諦めよう、何か別のものでごまかそう、という思いがあります。
つまり、目を逸らそうとしたり、蓋をしてみなかったことにしたりするんです。
けど、刮目してその空虚感と向き合うと、ほんとうに欲しいものが分かってきて、情熱も取り戻せるようになるのです。
でも、それを一人でやるのはすごく難しいのでぜひサポートを求めてください。
「どうやって手に入れるのか?」の答えがすぐに見つからなくても、その答えを見つけようとする情熱が戻ってくればあれやこれやと試行錯誤することもできますね。
そうして空虚感から脱して、その欲しいものを手に入れることができるようになるんです。
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さて、ここで大切な話をしたいと思います。
私たちは感情の生き物ですから、表面的に「モノ」や「コト」が手に入っても心が満たされるかどうかは分かりません。
喜びや充実感、愛されてる実感、愛する気持ち、幸せ、豊かさ、全部感情なんです。
だから、カウンセリングの中では表面的なものにはあまり目をやらず、感情の方に注目していきます。
つまり、Kさんの話で言えば、セックスが手に入ったって問題は解決しないんです。
そこに女としての喜びや愛などの気持ちが伴わなければ意味はありません。
でも、空虚感はその喜びや愛を感じる機能を麻痺させようとしちゃうんです。
だから、空虚感と向き合って、その機能を復活させ、喜びや愛を感じられる自分を取り戻していくんです。
そうしたらその感情が現実を変える力を与えてくれます。
Kさんの話だったら、旦那さんに欲情して押し倒してヤリまくる意欲が湧いてくるかもしれないし、他の男と寝ることに罪悪感がなくなるかもしれないし、どうなるかは分からないんですけど、要するにそれだけの情熱があればなんとかなるもんです。
なので、空虚感で蓋をしようとしている「ほんとうに欲しいモノ」を素直に認めまくって、許可して、そして、それを手に入れることを「決める」というプロセスを感情的にたどれば案外大丈夫なんじゃねえのかなあ?と思います。
だから、
>自分を愛すること、受け入れること。ライフワークに取り組むこと。セクシュアリティの解放…。
というテーマは素晴らしいし、大事なことだけど、これに取り組むには空虚感とがっつり向き合うことが一番手でおすすめでっせ!という話でしたー。
今日の話を無料アプリのvoicyで音声でラジオみたいに聴けます!
『続・虚しさについて~虚しさと向き合うと情熱が返ってくる!~』
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