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自分で自分をカウンセリングできたらとっても楽だと思います?(高いお金払う必要もないし)
なので、今日はそんなセルフカウンセリングの方法をお伝えしたいと思います。
ただ、使用条件(?)がありますので、そこは厳守してくださいませ。
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今までは考えないようにしたか、ショックが強い時はただひたすら感情に飲み込まれていました。
いずれにしろ「乗り越えて一皮剥けた」という経験は記憶する限りほとんどありません。
歳をとるほどに挑戦することや、恋に臆病になっている自分がいます。
もしまたそのような喪失体験があったら、自分で自分をセルフカウンセリングする感じでしょうか?
暖かいハーブティーとケーキ用意して。
「今の気持ちは?」とカウンセラー役の私を作って聞いてみるとか。
しかし今は直近にそういうことがないので、余裕もってこんな優等生的なこと言ってますが、実際にハートブレイクの直後は頭フリーズしてます。
失恋その他のショック時にやれることで心理学的に推奨されることってなんでしょうか?
(Yさん)
とりあえず、一人で抱え込まずに誰かに話をすることですかね?
セルフカウンセリングってカウンセラーでも危険なときがあるので、特にショックの渦中だったり、自己嫌悪大放出バーゲン!の最中はむしろ、自分で自分を傷つけることになります。
なので、感情があふれかえってるときにそれをやっちまうのは危険なので、誰でもいいので信頼できる人に話を聴いてもらうのが一番です。
友達でも家族でもいいし、カウンセラーなんてうじゃうじゃおりますしね。
ハートブレイクしたら頭がフリーズするのも当然でして(頭が真っ白になる、鈍器で殴られたような衝撃、等々)、ハーブティを淹れることまで頭が回らなくなると思います。
自立系な方々は人に迷惑かけたくないという思いもあって「自分で何とかしよう」と思いがちです。
また、人に話すことそのものがめんどうに思う方もいらっしゃいますが、それはたぶん、ちゃんとしようとしすぎてるからかもしれません。
私のクライアントさんでも「言いたいことがうまくまとめられないかもしれませんが・・・」とお話しされる方も多いのですが、「いやいや、まとめるのはこっちの仕事なので」といつもお伝えしています。
しんどいことやショックなできごとが起きたときは「誰に聞いてもらおうか?」ということを真っ先に考えてみる癖ができるといいですね。
「これくらいなら一人で何とかできる」という自己判断はけっこうな確率で間違ってるので、誰かに話した方がいいのです。
それだけは覚えておいてくださいな。
一人で抱えるのってかっこよくもなんともないですから。
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とはいえ、その衝撃が深夜だとか誰かに連絡を取ろうにもすぐには取れないとか、カウンセリング予約したいけどしばらく先になるとか、そういうときもあると思います。
そんなときは迷わず御恨み帳です。
別に御恨みを書かなくてもいいので、自分の気持ちをひたすらノートに書き出すんです。
話すようにキーが打てる人はパソコンでもスマホでもいいですが、感情をそのまま吐き出す効果はやはり手書きの方があるように思います。
ひたすら感情をそうして吐き出してあげるとそれだけでもだいぶ違います。
これも一種のセルフカウンセリングになります。
とにかくショックなことがあったときはどんな方法でもいいのでその感情を吐き出すのが大事です。
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それで気持ちが少し落ち着いてきたり、冷静さを取り戻して来たら、その出来事を振り返ってみるのもいいでしょう。
この辺からセルフカウンセリングもできるようになります。
なので、今日はそのセルフカウンセリングのやり方を少しお話してみようと思います。
まず、「カウンセラー席」と「クライアント席」の2つの椅子を用意します。
椅子がない場合は座布団でもクッションでもいいです。
カウンセラー役とクライアント役で場所を変えるのがとにかくお勧めです。
ちょっとめんどくさいけど、それぞれの役を行き来することで意識が変わりますので。
で、まずカウンセラー席に座った自分が目の前の席に自分が座ってると思って問いかけます。
「なあ?どないしたん?」
で、席を移動してクライアント役の場所に座り、その質問に答えます。
「実はな、ショックなことがあってん」
で、再び席を移動します。
「何があったん?話してみ?」
で、また席を移動します。
「いやー、あの男に逃げられてん。マジで凹むわ」
で、また席を移動します。
「ほんまに?そら、辛いのー。でも、なんでまた?」
で、また席を移動します。
「それが分からへんねん。うまく行ってるって思ってたのにな。突然連絡が取れんようなってしもうてん。ほんでな、何とか連絡取ろうと思ってやってたら、何とかつかまってんけど、『前から考えてたけど、もうお前とはやっていかれへん』って言われてん。」
で、また席を移動します。
「そらめっちゃショックやんなー。連絡取れへんようになったときもめっちゃ焦るし、不安になるもんなー」
って感じで進めていきます。
席を移動するのがだんだん面倒になりますが、同じ位置でやらないことがコツです。
だんだん誰がしゃべってるのか訳が分からなくなりますし、感情が出てきたときなどは特に混乱しますので。
こういうやり方って、ふだんなら無意識に自分を責めてしまうところを、「カウンセラー役」というのを敢えて作ることで、意外と自分に優しくできたりします。
自分で話して自分がそれを聞いてるわけで、話しながら聴きながらハッとすることもたくさんあるでしょう。
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ふたつ目のやり方は「交換日記方式」と私が呼んでるやり方で、上記のやり取りをノートに書いてやり取りします。
今回は席は移動しなくていいのですが、ページの左側にクライアント、右側がカウンセラーという風に位置を決めて(逆でもいい)、自分の思いを書き出し、それを読んだカウンセラーが右側のページに質問やコメントをする、という形です。
そのときカウンセラー、クライアントで色を変えるのもアリですね。
ページを移動したり、色を変えることで意識を変えることができます。
慣れてきたら、左右でページを変えなくても、色を変えてもいいですね。
ちょっと分かりにくいですけど、色変えて書き出してます。(赤のペンがデスク上になかったもので)
これは御恨み帳じゃないですけど、自分の気持ちをストレートに書き出せるので合わせ技の効果があります。
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こうしたカウンセラー役を立てたやり方は「人に話す、人に聞いてもらう」という意識があるので、気持ちの整理にめちゃくちゃ役立ちますし、感情の解放も進みます。
ただ、ちゃんとカウンセラー役を立てられるほどじゃないと難しいので、ショックの荒波が少し収まった以降や、日常的なセルフメンテナンスの手段としてやってみることをお勧めします。
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で、カウンセラー役側の自分にとって大事なことですが、「友人の話を聴くように」というのが基本姿勢です。
「自分」だとついつい厳しくしちゃいがちなので、友達がそう言ってたらなんて答えるかな?という意識を持つようにします。
だから、否定的な言葉は一切禁止です。また、励ましの言葉も時に逆効果になりますから、そこは要注意です。
でも、これらの方法って自分を客観的に眺めることができるし、また、自分の気持ちも吐き出せるのでとても効果的だと思います。
ぜひ、お試しくださいませ。
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ちなみにちょっと別の話も最後にしておきたいと思います。
>採用試験の失敗や失恋など、自分の存在が受け入れられなかった時の痛みへとの向き合い方知りたいです。
不採用になったり、失恋したりすると「自分の存在が受け入れられなかった」と感じて「痛い・辛い・悲しい」となるのってなぜだと思いますか?
「失恋したから自分の存在が受け入れられなったと感じて辛い」のではないんです。
正解は、「元々自分の存在を否定している自分がいて、失恋することで、それが証明されたので辛い」んです。
だから、自己肯定感が高い人は不採用になっても失恋しても「ああ、縁がなかったんだなー。ざんねーん!」と思うけれど、そんなに辛さ、痛みはないんです。
うちの読者さんは不採用についてはそう解釈できる人も多いかな、と思います。
けど、失恋についてはなかなかそうは思えないですよね。好きになった人ですから。
失恋の場合はそれに加えてもう一つの要素がありまして、それは「私の愛情を受け取ってもらえなかった辛さ」なんですね。
で、不採用にしても、失恋にしても、その関係性においては痛みが出てくるかもしれませんけど、自分の価値や魅力や意味などは一切関係ないんですよね。
つまり、失恋しようが、就活に失敗しようが、あなたの価値は何一つ傷ついていないのです。
ということで、このテーマからは例によって「自分を愛そうぜ!自己肯定感爆上げしていこうぜ!」という話が展開されることになります。

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