「不毛さ」を感じるのは心がデッドゾーンに入ってきてるから~一人でできることは全部やった、という悟りを得ること~



仕事も慣れてるし、恋愛も先が見えちゃうようになったし、なんかつまんないなあ、不毛だなあ、と感じることってありませんか?
それは退屈を通り越して、不毛さを感じているとき。いよいよデッドゾーンに入ってきたというわけです。それを乗り越えるのはちょっと一人では無理かもしれないですね。

根本さん、こんにちは。

「退屈だと無理めな恋をする」のお答えを読んでからずっとこのテーマを考えていました。
退屈をまぎらわすために、大切な人に嘘をついてする恋が本当は楽しいとも思えず、だいたい1年位経つと「男の人ってみんな同じような感じね(この人だけはと思ったけれども)」となる。

わかっているのだけどライフワーク追求しよう、と思うといつもこの「恋がない人生が怖い」という考えが邪魔してきます。

女性として終わるような。
年をとってしまったような。
何かを諦めたような。
恋のスキルが落ちるような。
大きな楽しみがなくなるような。

韓流やアイドルを好きになるみたいにハッピー感が強い恋にシフトできればと思うのですが、どうしても気を紛らわしている感がいなめず、日常にいる手が届かない男性しか好きになれません。

実際「なぜ好きなんだろう?」と自分でも不思議な人だったり…。
付き合えないのがわかっているので嫉妬や切なくなることも多く、一喜一憂が疲れてまいりました。
そもそも好きな人がいないと、学校もバイトも会社も行く気になれなくなってくるのですね。

最近なんかこれ、不毛だな…と思うようになってきていて。
そのような恋をしなくても私の人生は大丈夫、と思いたいです。
「あと少しなんだけど」というところまで来ているような気がするのです。
ご意見をいただければ幸いです!
(Sさん)

この記事っすね。なかなかディープな話でございました(笑)

「退屈」を「無理めな恋」で紛らわせる癖を解消するのは「セックス」と「ライフワーク」がおすすめです。

「男の人ってみんな同じような感じなのね」という悟りを得るほど恋多き人生を送って来られたSさん!ええ、その通りっすねー!見る角度によっちゃあ、男はみんな同じです(5歳児です。男性心理を理解するための参考文献は「クレヨンしんちゃん」です)。

で、Sさんのゴール(目標)ってどこに置いてらっしゃるんでしょうか?

恋をすること?
好きになった人と幸せになること?
それとも、恋愛はもういいからライフワークを見つけたい!というところ?

読者のみなさんは「恋のない人生」ってどんな感じがしますか?
やっぱりつまんないですか?考えられないですか?暴れますか?火を噴きますか?はい、そうですか。

もし、そんな人生なんて面白くなくて考えたくもないわ!ってことなら、やっぱりSさんや同志のみなさんにとって「ライフワークに恋は必須」なわけです。

>そもそも好きな人がいないと、学校もバイトも会社も行く気になれなくなってくるのですね。

ってことですもんねー。

手が届かない人であったとしても、1年たてば「ああ、こいつも同じかー。ふん!」と思うことが分かっていても、「好きな人がいない人生なんてありえへん!」と思ってらっしゃるなら、そこに素直になっちまった方がいいと思うわけです。

韓流やアイドルにハマれたらいいのになー、なんて声もたいへん多くいただくのですが(その一方で、がっつりハマっていつもニコニコしてる人もいますが)、ハマろうと思ってハマるもんじゃないので、そこは「しゃあないな」と思っといてください。

で、今日のメインテーマは何か?っていうと、ここなんですね。

>最近なんかこれ、不毛だな…と思うようになってきていて。

「不毛」。
このところ、抜け毛が激しい筆者にとってはなかなかインパクトのある言葉なのですが、一瞬でディープな世界に旅立てるキーワードなんですね。

ええ、実はSさん、「老い」を感じていらっしゃるんです。

これも同志の皆様にはドキッとしてしまう言葉かと思いますが、言い換えれば「大人になった」とか「成熟した」という意味だと思ってください。

だから、「男ってみんな同じよね」としんみり語ることができるわけですし、「やっぱりあたしの人生には恋が必要なのよね」とも思う一方で、「なんで手の届かない人ばかり好きになるのかしら」とため息をつくことができるのです。

それだけ経験もしてきたし、知識も蓄えてきたわけです。

ほんとうはそれ、すごくめでたいことなんですよね。
だって、大人になるってますます自由になることだし、その経験や知識を生かせばさらにステップアップすることができるわけですし、いいことだってたくさんあるんです。

でも、日本の社会的風潮もあって「年を取る=悪いこと」みたいに思っていると、なんか人生終わった感がするんですよね。

とはいえ、なぜか私の50代のクライアントさんたちはみんな鬼のように元気で、日々、スキップしながら、あれこれヤリまくって生きてる人が多いです。どうやら50を過ぎると革命が起きるみたいです(笑)

で、「不毛」を感じるのは「諦め」があるからですよね。

もう○○はできない。
今さら○○は無理。
もう○○は似合わない。
○○するなんてもう遅い。

そんな「諦め」の思いを持つようになると、どんどん目の前の世界が不毛の大地になっていくように思われるものです。

「まあ、こんなもんだよねー」と妥協することがすごく増えてきます。
「このままでいいか」とすごく保守的になって変化を嫌うようになります。
「ほどほどがいいのよ」とか「ふつうが一番よ」という言葉が口を付いて出てきます。

そうすると意地悪な某カウンセラーは「なんで諦めるんでしょう?」なんて質問をしたりします。

「だってー」「そうは言ったって現実にー」「実際、若い人にはー」みたいな言い訳がすらすらと出てきませんか?ええ、それだけの言い訳を用意できるくらい経験を積んだし、知識もあるし、頭も回転してるわけですけどね。

「この先どうなるか?」ってことが見えちゃったら面白くないですよね。どこでどんなお化けが出てくるか分かってるお化け屋敷ってあんまり興味ないですもんね。

となると、「なんかつまんねーなー」を通り越して「不毛だわー」とため息をつくようになるんです。

まあ、ちょっとしたデッドゾーンに心が侵入してきた感じでしょうか。

でも、退屈を嫌う人の人生ってそれでも刺激を求めるから、また好きになる人がでてきたり、人間関係でトラブル抱えてみたり、病気になったりするもんですけどね。

Sさんの人生はどうなっていくのでしょう。

ってことで、まだやり残したことってあります?まだこの人生でやってないことってあります?

例えば「愛する人とラブラブに過ごす」ってこともそうかもしれないけれど、例えば「がっつり美容に金をかける」とか「とことん自分の心と向き合う」とか「徹底して体を鍛え上げる」とか「チョモランマ南壁登頂!」とか「出家」とか、やろうと思えば一人でチャレンジできるもの。

頑固になってたり、意固地になってたりするところってあります?
一生懸命「もう無理だから」って諦めようとしてるところってあります?

>「あと少しなんだけど」というところまで来ているような気がするのです。

そうですねー。もうちょっとな感じですよねー。

たぶん、それは「いい意味での諦め」をする時期かもしれないなあ、と思うんです。

「あたしは恋をしてなきゃ生きられない女」ってことを100%受け入れる。
「なんだかんだ、ずーっと女として生きたい」ってことを認めちゃう。
「手の届かない人を好きになっちゃうのがあたし」ってことを悟る。

つまりはもう一段上の自己肯定感であり、ライフワークを見つけるための敷石になるステップですね。

私の個人セッションでは、そんな行き詰まりを感じていたり、悟りモードになっていたりする方に「タブーにチャレンジしてみませんか?」という提案をします。

今の自分がタブーだと思っていることを敢えてやってみるわけですね。

「朝から酒飲めば?」「朝食にホールケーキはどう?」「思い切り短いスカート履いてみるとか?」「めっちゃ濃いメイクに、派手な色のウイッグ合わせてみては?」などなど、人によってタブーは様々ですが、案外、人生でやり残してることってあるもんです。
できないって決め付けてることもたくさんあるもんです。

それから、今の自分を直視することもお勧めしています。
これ書いちゃうとビビる方もいるかもしれませんが、姿見を用意して、そこに映る自分とずーっと向き合い続けるセッションをすることもあります。

あるいは「とりあえず、月1回、僕のセミナーに出続けてくださいな。テーマは何でもいいので。そうして外部刺激を与え続けることで、いろんな反応が生まれるから、デッドゾーンから抜け出しやすくなりますし、自分がしたいことが見えてきますよ。騙されたと思って続けてみてくださいな。」というお願いをすることもあります。

不毛を感じてデッドゾーンに入り込むと、自分ひとりの力ではなかなか抜け出せません。
先が全部読めてしまうし、分かってしまうから不毛なわけで、自分の手が届く範囲のことは全部やってきたんです。

だから、そこから抜け出そうと思ったら、人の手が必要。もっと言うと、信頼できる誰かの言うことを素直に聞くことが重要(だから、素直さがものすごく大事)。

それが「サレンダー」であり、信頼を学び、流れに身を任せていくんですな。
そうするとさらに女性性が開花するので、ガラッと雰囲気が変わることになります(たいがい表情が柔らかくなって、お肌がピカピカになってくる)。

「自分ひとりでやれることはほどんどやったから、あとは誰かにお任せする!」って声に出して言ってみましょうか。その誰か?はたぶんすでに知ってるか、決めてるかだと思うので、その人の顔が浮かんでくるのを待ちましょう。素直になった分だけすぐに分かるはず。

ああ、お母さんかああああああ。くそーーーーーーってなるかもしれないし、
ええええええ、お姉ちゃん!?やだーーーーーってなるかもしれないし、
げぼっ!元カレ?え?あいつ?うそ?えーーーーーーーってなるかもしれないし、
ま、やっぱここは根本さんでしょ。しょうがねえなあ。くそーってなるかもしれないし、
まあ、なんでもいいっす。

このデッドゾーンを越えるってのは、「ええ、やだ」と思うけれど、心の奥では「やったほうがいいんだろうな」と感じてることにチャレンジすることなので、そこを乗り越えたら、めちゃくちゃ楽になるし、希望も見えるし、お化粧のノリがめっちゃよくなるし、いいことづくめだと思いますよ。

人生を変える、という決断だけして、あとはサレンダーしときましょうねー。

【用語解説】
デッドゾーンとはその名の通り心が死んだような状態のことで、「何も感じられない」「燃え尽きた」「心が動かない」「完全に諦めてる」と言った言葉で表現されるものです。淡々と日々を過ごす他、誰のこともあてにできず、一人ぼっちで孤独な状態です。不毛さのほか、無意味感も感じています。そのためデッドゾーンがどんどん進むと死の誘惑がやってきます。ここを抜け出すためには「それだけは死んでもやりたくねえ」ということにチャレンジすることが求められます。ただ、それはほんとうに命がけなことではなく、他人にとってはふつうにできているけれど自分にとっては最大のタブーとなっているもの(例えば、「誰かに助けを求める」とか「負けを認める」とか)です。

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不毛さ、デッドゾーン、それを越える秘訣とは?
 


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