エゴの声の見極め方とその向き合い方~エゴは幼馴染みたいな存在だから仲良くできるといいよね?



心の痛みが生み出す「エゴ」という存在に私たちは無意識に振り回されています。
だから、けっこう嫌いになっちゃったりするんですけど、でも、決して悪い奴ではないんです。
エゴとは何か?それの見極め方、さらには向き合い方をお話しします。

こんにちは。
講座やセミナーに何度か通い、最近はもっぱらご著書やblogにお世話になっています。
ありがとうございます。
何度もこちらでも取り上げられてるお話かもしれませんが一記事丸まるは、無かったかな??と思い、リクエスト失礼します。

エゴの声が聞こえてきた時の対処法を改めてお聞きしたいです。

おかげさまで、前は絶対服従か自分と一体化してたエゴの声に翻弄されることが減りました。

ですがまだまだ日によっては、エゴは元気いっぱいに顔を出すことがあり、そんな時は無視を決め込むのがよいのか、何て言ってるのかなーと聞き耳をたてて、なんならメモとったほうがいいのな?と思うこともあり。
実際にたまにすごく気になる時はメモったりします。

大抵人と比較して全然ダメだと責める感じですね。
立派にやってる人と比べて惨めさ、自責、罪悪感などを掻き立てます。

瞑想などではエゴが出たらいちお確認(観察)したのちすぐに無心の状態に戻ると指導してるように思います(ずっと観察し続けようというのもあった気はしますが)

根本先生は定期的に瞑想会もされてるとのこと、エゴとの対応はどのように進められてるのか改めてお聞きしたいです。

また瞑想などでは上記通りわりとエゴに対しての対処法を散見するのですが、日常生活ではどのように対応するのが良いのか知りたいです。

業務ややることが忙しい時は勿論「あ、出たな」で流すのですが家で時間がある時にエゴの声が強めに出た時など「このまま書き留めるなどして、もっと明るみに出したほうがいいのかな?」などとも思います。

今のところ、何度か一行程度のメモをとったことがあるだけです。
相変わらずエゴにやり込められることがまぁまぁあるので、一度対峙してもいいのかなぁ?と考えているところです。

お考えお聞かせ頂けましたら幸いです。
(Cさん)

エゴについては以前、何度か記事を書いてますのでよかったら参照くださいませ。

エゴの声とは何か?真実の声とは何か?

エゴとは何か?そして、エゴと上手に付き合うにはどうしたらいいのか?

エゴって何?~傷ついた心を守る防衛隊?それとも輩?~

他にも検索すると出てくるので興味がある方はどっぷりと浸かってみるといい感じに訳が分からんくなっていいと思います(笑)

さて、エゴってのはそもそも「傷ついた心が発する声」でして、それは痛みから直接的に来るものもあれば、罪悪感、無価値感、怖れ・不安、孤独感などが発するものもあります。

「あら、あの男、素敵~♪」とウキウキしたら間髪入れず罪悪感系のエゴが「お前がそんな幸せになっていいんか?うまく行くわけないやろ?」とツッコミを入れます。

「この服かわいい~♪」とテンション上がったらすかさず無価値関係のエゴが「そんなん似合うと思ってるん?アホちゃうか?」とツッコミを入れます。

「きゃー、あの人からご飯に誘われたー。新しいパンツ買いに行かなきゃ!」とコーフンしていたら過去の痛みがエゴとなってすり寄ってきて「どうせ、またダメだよ。安易に信じちゃダメだよ。また傷つくよ」と囁いてきます。

「自分がやりたいことで生きていけるようにライフワークを見つけるぞ!」と真っ白いノートを開いたら「お前程度の奴がそんな都合のいい人生歩めると思ってるの?」とリアリティあるエゴの声が耳に響いてきます。

まあ、何かと嫌な気分にさせてくれるのがエゴかと思えば、「今、ポテチ食ったら太るよなあ」とまもなく日付が変わろうとする時計を見つめていると「いいじゃん。今週頑張ったし、ちょっとだけならいいって」と甘い誘惑を囁いてくるエゴもいます。

要するにエゴってのは「自分の喜びや幸せを妨害する声」であり、「自分がいい気分でいることを喜ばないアンチ」なんですよね。(深夜のポテチは翌朝後悔することになる)

もちろん、そんな風に分かりやすく耳に届くエゴもあるけれど、私たちの心はちょっと複雑なので、巧妙なエゴもわんさか出てきます。

「既婚者の彼との関係を続けていても幸せになれないって分かっているんだけど、つい誘われると嬉しくなって会いに行っちゃうんですよね。あとあと虚しい気持ちで一人家に帰ることが分かっているのに『まあ、いいや』とか『今日で最後にする』とか都合のいい理由を見つけちゃうんです。」

なんて話の中にも、実はエゴは存在します。
「まあ、いいや」とか「今日で最後にする」という思いを起こさせるのがエゴであり、そもそも「幸せになれないと分かっている」のに「誘われると嬉しくなる」時点で、エゴがその嬉しさに寄与していることは明白です。

エゴってのは「心の痛み」という表現を先ほどしましたけど、「自我」と訳されるもので、要するに「欲」でもあります。

寂しい日が続いていたら、幸せになれないと分かっている相手からの誘いもやはり断れないわけで、後々虚しくなったり、よけいに寂しくなることが分かっていても、「会いたいんだったら会いに行けばいいじゃん」というエゴの声(欲求)には逆らえないものです。

だから、私たちは日々エゴの声に翻弄され、時に自分を見失い、そして、あとで後悔するってことを繰り返しています。

けど、それもまあ人間らしい所作ですし、そもそも心の傷が作り出しているものだとするならば、決して責められるものではありません。

要するに、エゴの声に翻弄されていたとしても、あるいは、エゴまみれの日常を送っていたとしても、やっぱり「まあ、それはしゃあないんじゃない?」という結論に至るんです。

こんな格言があります。「真実の声はとても小さく、エゴの声はとても大きい」。
傷や欲求が生み出す声ですから、時には自己防衛的に働くこともあって、なかなかエゴの声なのか、真実の声なのかを見極めることは難しいものです。

Cさんが書いてくださっているように、瞑想などを習慣化して、自分の心の声と向き合う時間(心と対話する時間)を持てるようになれば「これはエゴの声だろうな」と推測はできるようになりますね。

※ちなみに私の瞑想会ではエゴの声(雑念)が聞こえてきたら、そのままスルーしといてください。とらわれちゃったらそれでしょうがないし、もし、流せるようだったらそれがいいね、なんてニュアンスでお話しています。

とはいえ、婚活していて「なんかいい感じだなあ。素敵な男だなあ。おいしそうだなあ。」と思う男に出会ったとするでしょう?そんなときに「ええー、なんか違うんじゃない?また泣くことにならない?」という声が「エゴ」なのか「真実」なのかってなかなか分かりませんよね?

過去の傷がそう囁いているのかもしれないし、真実の声が「こいつはヤバいで!ほんまにヤバいで!」と忠告してくれているのかもしれないし、なかなか見分けは付かないものです。

そんなときに「この声はエゴの声なのか?」という判断をしようと思ったら、やっぱり「一旦その場を退却して俯瞰してみるのがいいんじゃね?」という提案になります。

エゴの声か真実の声かが分からないときに「まあ、ちょっと待て」と深呼吸して、今の状況を少し離れたところから客観視しようとするわけです。

そこで出てくるのが「自分はどういう人間なのか?」という意識なんです。

「自分は恋に臆病で、あんまり自分に自信もないし、だから、ついいい人が出てくると怖くなって引いちゃうんだよね。とすれば、今回出会ったのはなかなかいい男だからあたしはついビビっちゃうんだよね。てことは、やめとけ!って声はエゴの声かもしれないなあ」なんて風に見るわけです。

ても、これってふだんから自分の気持ちと素直に向き合ったり、自分のことをよく知ってないと難しいですよね。

だから、エゴの声なのか真実の声なのかを見極めるためには、ふだんから「自分の気持ちを否定せずに素直に認めること」や「内観という自分の心を見つめ、自分のことをよく知ること」を意識的にやっておく必要があります。

そういわれると難しいように思えるんですけど、要するに自分を肯定することだし、自分軸になる瞬間を日々作るってことで、ふだんからお伝えしていることと実はそんなに大差ありません。

さて、そのうえで「これはエゴの声だな」と気付いたらどうしたらいいのか?

これもまたケースバイケースだと思います。

業務に追われていたり、子どもが泣いていたり、煮物を焦がしそうになっていたり、早くトイレに駆け込まないと漏らしちゃったりするような緊急時にのんびりエゴと向き合ってる暇などありません。

そういうときは一刻も早くトイレに駆け込んでパンツを下ろした方が世界平和と心の安寧につながります。

一方、まだ余裕があるときはちょっとその声に耳を傾けてみるのがお勧めです。

Cさんがされてるように書き出してみる、というのもすごくいい方法です。
文字にすることで、客観視しやすくなり、より見つめやすくなりますね。

でも、「エゴの声は悪いもの」という風に思わないほうがいいんです。
傷ついた自分の心が放っている叫びなんです。

だから「エゴの声をとっちめる」とか「エゴの声を無視する」とかはあまりお勧めしません。(「聞き流す」というのはまだいいと思います。)

さて、エゴの声と向き合うことにしましょう。

そのエゴはあなたに何を訴えたいのでしょう?
何を聴いてほしいのでしょう?
あなたに何を分かってほしいのだと思いますか?
なぜ、そのような言葉を発する必要があるのでしょう?

・・・これってカウンセリングでよく「相手を理解する」ためにする質問なんですね。

あなたに否定的なことを言ってくる親・パートナー・友達・上司・同僚などと戦うのではなく、受け入れ、理解するためのものです。

なので、エゴを一人の人格として見るほうがきっと接しやすくなります。

「なあ、エゴくんさー。なんでいつもそんなネガティブなことばかり言うの?何があったの?」みたいな感じで接してあげるといいかなあ。

始めは何も言ってくれなかったり、ありきたりな反応しかしないかもしれないけれど、だんだんその声の奥にある痛み、傷が見えてきます。

「ああ、前の人にだいぶひどくウソつかれたもんね。あれは辛かったよね」
「そうだよねー。高校のとき、あなたのことひどく言う子がいたもんなあ。あれってきっと嫉妬されてたんだよね」
「お母さん、いつも余裕なかったからなあ。いろいろ辛い思いをしたよね」

まあ、一緒に生きてきたもう一人の自分なわけですから双子のきょうだい、あるいは、同志みたいなもんですよね。

「そっか、そっかー」なんて言いながら同志の声を聞いてあげます。
そのたびに心の中で感情が動くのが感じられると思います。

イライラしてきて怒りが出てきたり、辛い思いでがよみがえってきて涙がでてきたり、悔しい思いが出てきて思わずグラスを投げつけたくなったり、惨めな思いを感じてうつむいてしまったり、恥ずかしくなったり、寂しくなったり。

その感情をただ流してあげます。書き出してもいいでしょう。否定せずに受け入れていくのです。

そうするとその痛みはその分だけ癒されます。
痛みが癒されるので、エゴの声はその分だけ小さくなります。時にはなくなります。

そうすると心は不思議な温かさに包まれ、ホッとしているに違いありません。

いつもいつもそんなじっくり自分と向き合う時間が取れるとも限りませんし、エゴの声との和解が1日で終わらないことも多いかと思うのですが、でも、そういう時間をちゃんと作ってあげることで、少なくてもエゴの声との付き合い方は上手になっていくと思います。

小さい頃からずっと一緒に育った傷ついたもう一人の私ですから、仲良くできるといいですよね。

ちなみに「痛みの陰に才能あり」ですから、そうして自分の痛みを丁寧に癒してあげると、どんどんあなたは心が軽くなり、元気になり、新たな才能を発揮できるようになっていきます。

それもまた楽しみですよね。

★手放しワークも参考になります。

*東京/オンライン:12/12(土)13:00-16:00 本気の手放しワーク2020
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/37557

「もう傷つきたくない」あなたが執着を手放して「幸せ」になる本」(学研プラス)
*セミナーDVD『本気の手放しワーク』

★自分の強みを見つける、自信にすることでエゴの声とも向き合いやすくなります。

「自立系武闘派女子のための恋愛講座~自分の魅力と強みを自分で見つけて自信にする!~」

大阪/オンライン:12/5(土)14:00-17:00
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/37327


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エゴの声の見極め方と付き合い方
 


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