子ども時代に女の子ができなかった女子がお姫様マインドを獲得する方法~早くに自立して男性性が優位になっちゃってる女子へ~



家庭環境等で早くに自立をせざるを得なかった場合、元々豊かにある女性性を押さえて、男性性を優位に生きている武闘派な女子によくお会いします。
仕事はうまくいくけどハードワークになりがち、そして、パートナーシップはけっこううまくいかない、そんな思いを持っている方は「お姫様マインド」がカギになるかもしれません。

私のお弟子さん制度(カウンセラー育成スクール)の講座の中に「デモセッション」という時間がありまして、お弟子さんのガチな相談を師匠である私がガチでカウンセリングする(お笑い系)セッションがあります。

今回は「ああ、このパターン、めっちゃあるなあ」と思わず天井を見上げたネタを扱いましたのでかみ砕いて皆さんにもご紹介したいと思います。
「うわっ!」と思わず刺さっちまう武闘派女子もたくさんいらっしゃるかと思いますので、ぜひ防具を完備したうえでお読みいただけたらと思います。(そういう前振りをしたときは案外大したことなかったりするものですけど)(そしたらごめんなさいね!防具なおすの大変でしょ?笑)

「子ども時代にちゃんと子どもをしてきましたか?」という質問を自立が早かった方によくしているんですけど、同じような意味で、

「子ども時代にちゃんと女の子をしてきましたか?」

という質問も存在します。

ここで女の子らしいというのは、ままごとをしたり、プリキュアをこよなく愛したり(年代によって見てるテレビは全然違うと思うのでそこは置き換えてください)、女の子同士でおしゃまなおしゃべりをしたり、手をつないで一緒にトイレに行ったり、「先生は彼氏とかいるんですかあ?」と目を輝かせたり質問して先生の痛いところを突いたりすることです。
他にも、ママのお手伝いをしてみたり、かわいいヒラヒラな服やピンクなどのお姫様な服に憧れたり。

もちろん、そうした行動的な面よりも、内面的な面の方が重要なんですけどね。

子どもの頃から精神的に親を支えたり、迷惑をかけないように気を使ったり、弟や妹の面倒を見たり、早くから自立をすると子ども時代に子どもがちゃんとできなくなったりします。

そうすると早くから手のかからない大人びた子になるんですけど、子ども時代にやっておくべき「面倒を見てもらう」「甘える」「ぎゃーぎゃー泣く」などの行動が不足してしまうので、大人になってからも「受け取る」「頼る」「感情を出す」などが苦手になってしまうんです。

そんな中でも(特に第一子長女に多いのですが、例外も山ほどあります)、例えば、

・両親が仲が悪く、ケンカばかりしていたので、その仲裁をしなければならなかった。

・父親が母親をひどくなじったり、否定したりしていたので、お父さんに敵意を持ち、戦ってきた。

・父親が頼りない人であり、かつ母親が女性的であったがゆえに、長女でありながら父親役のようなことをしてきた。

・両親が精神的、あるいは、肉体的に弱かったために、早くに家のことを背負う役割を担うことになった。

などの場合には、「女の子なんだけど、まるで男の子のようなふるまいをして育つ」ケースがなぜかうちのお客様にはよく見られます。

分かりやすく言えば「本来は長男がすべき役割を、女の子であるあなたが『ワシに任せとけ!』と引き受けてきたようなもんすね」ということです。

だから、兄がいたり、弟がいたりしても、女の子の方が精神的に成長が早いために、あるいは、兄や弟が頼りなかったり、敵前逃亡を繰り返したりするために、家族を助けるために武器を手に取った女子の物語です。

ちなみに姉がいたとしても、その姉が「明らかなるお姫様道」を邁進している場合などは、次女が男の子になるケースもありますし、三姉妹などの場合は、(男の子を望まれていたケースも含め)末っ子が早くから戦場に出撃するケースもあります。

要するに「女の子なのに、環境的に女の子らしく振舞うことができなくて、男らしく育ってしまった」という話です。

で、その役割を全うできるのって意外にも本来は女性性が豊かな方が多く、女性性が豊かであるがゆえに、様々なことに気が付き、ボーっとしている長男などを差し置いて、その座を奪ったり、時には父親のポジションに就任したりするんです。

その結果、本来豊かであるはずの女性性は抑圧され、後天的に育った男性性を主軸に成長していくことになり、大人になって恋愛がうまくいかなかったことをきっかけにブログなどを読み漁っていたら、根本先生の記事に見事にハマることになるわけですね。

まことにその節はありがとうございます(^^)

そんな女子たちは後天的に学習した男性性によって仕事ではバリバリ活躍することになるのですが、恋愛や結婚となると

「当然、女の子だから男の子に恋をするのだけど、いざ付き合ってみると、彼よりもはるかに強い男性性を持つために、男同士の付き合いみたいになるか、あるいは、私が男、彼が女の逆転現象を引き起こすことにより、恋愛がうまく行かなくなる」

という問題を持ちやすくなります。
また、仕事においても周りからは認められ、信頼され、アテにされることになるがゆえに、幼少期からの「背負う」「期待に応える」「ワシに任せんかい!」という男気を発揮するがゆえにハードワークにハマりやすいものです。

また、そうした生き方が自分にとっては「ふつう」になっているので、女子らしいポジションを求められるとすっごく気持ちが悪かったり、専業主婦や子育てに違和感を覚えたりする人も出てきます。

さらに、女性性が豊かであるがゆえに、女性的なお仕事に就くも、その仕事っぷりは男性性をバリバリ発揮していることもよくあります。
なので、エステシャン、事務、秘書、看護師、美容部員、美容師、モデル、芸能人、水商売等、女性的なお仕事に見えて、中身はバリバリ男らしいってことが起こり得るわけです。

まとめると、そんな方々は見た目はめちゃくちゃ女性的、仕事もめちゃくちゃ女性的、だけど、中身はバリバリ男性的って矛盾を抱えるので、女子からも男子からもモテるのに、いざ男女関係となると問題が出てくるようになるんです。
もちろん、仕事という面でも本来の女性性を活かせないので燃え尽きたり、ライフワークから遠ざかってしまったり、成功しているように見えて心は寂しかったり、という問題を抱えることになります。

そういう方々にほんとによくお会いするので、つい世の中の女子はみんなそうなんじゃないのか?と危惧してしまうほどですが、そんな彼女たちに必要なのが「女性性」というよりも、「愛される女の子」という体験であり、すなわち「お姫様マインド」なのです。

とはいえ、そんな男らしく武闘派な人生を送っている女子たちに「お姫様マインド」の話を振ると、その拒絶反応はすさまじく「嫌悪感」「吐き気」「頭痛」などの症状のほか「惨めさ」「悔しさ」「恥ずかしさ」などの心理的抵抗を見せられます。

以前、そんな生き方をしてきた女子に「スカートとか履いてみたら?」なんて提案をしたら、「いや、時々履くんですけど、鏡に映った自分を見ると、なんか女装してるみたいな、オカマちゃんみたいな感じがして、すごく気持ちが悪いんです」と正直におっしゃってくださいました。(同様の意見を述べられた方はめちゃくちゃたくさんいるので、「分かるー!!!」とヘドバンされてる方も少なくないと思います。)

で、そんな方の一部は仕事で肌の露出の多い服を着たり、ふだんから超ミニを履いたりすることもあるんですけど、それは「衣装」であり、仕事のための「戦闘服」であるがゆえに、全然平気なんです。
ところが、プライベートでかわいいスカートを履く、なんてことは恥ずかしくて、気持ち悪くてできなかったりするんです。

また、セックスも好きな方が多いですけど、よくよく聞いてみれば「男を支配するための行為」であるか、もしくは「ベッド上の格闘技」のように捉えていて、どちらかというと男性的なプレイを好む方が多いのも事実です。
あるいは、女であることを認められない分、裸になることが恥ずかしすぎるので、必ず電気を消してもらい、感情をできるだけ抑えてするプレイに終始される方も多いものです。

お姫様マインドというのは簡単に言えば、次のような要素を持つことを言います。(意味が重複している表現がありますが、傾向を並べているのでご容赦ください。)

・何もしなくても愛される、と思っている。
・自分は何もできなくても、周りの人があれこれ動いてくれると思っている。
・受け取り上手であり、喜びや感謝の表現が上手。
・人に何かしてもらうことを当然のように感じていて、ただそこに感謝の思いを持っている。
・かわいいものが大好き。
・人に何かをお願いすることに抵抗がない。
・感受性が豊かで、映画や小説を見ながらよく涙を流している。
・戦闘ものの映画や漫画の良さが分からない。(戦争映画はもちろん、スポーツ系も含む)
・男子たちが夢中になる熱い友情とか、目標に向けて燃え盛る情熱などはちょっとウザいと思っている。
・自由をこよなく愛し、気分屋であり、束縛されたり、コントロールされることをひどく嫌うし、自分もそういうことに興味がない。
・お金は稼ぐものではなく、稼いでもらうものという思い込みがある。
・誰かが自分を守ってくれると思っているし、その通りになることが多い。
・一般企業等での仕事は性に合わないが、周りがいろいろ助けてくれるので何とかなっている。
・当然、出世欲や支配欲などとは無縁である。

・・・このリストを読んで「うげっ!」とか「あたしにゃ関係ねえ」とか「やだ。めっちゃやだ」とか思ったりしたりしたら、まさにそれが必要なことかもしれませんね。

「お姫様マインド」に憧れを持っているのに、自分には縁がないと思いたいのかもしれません。

けれど、最初からお話しているように女性性が豊かだからこそ、このマインドが役立つんです。そして、お姫様マインドを確立したらそれで終わりではなく、その次は「女王様マインド」がテーマになっていきます。

ただ、今日の話が刺さりまくっている方は、すでに女王様マインドにつながるベースをお持ちであることが多いんです。なので、お姫様マインドを獲得したら、自動的に女王に昇格されることになると思います。

では、そんな「子ども時代に女の子ができなかった女子が大人になってお姫様マインドを獲得する方法」についてサラッとお話しておきたいと思います。サラッとです。サラッと。

いきなり「ふりふりのピンクのスカートを履いて『ごきげんよう』って言いましょう!」とか「友達と公園の砂場でおままごとをしましょうね!」とかする必要は必ずしもありません。(ま、したかったらしてもいいけど、それって多分、何かのプレイにしかなんないので(笑))

セラピー的な方針だとインナーチャイルドワーク的なアプローチもアリだとは思います。
子ども時代に十分女の子ができなかった自分を、大人の私が見守る中で遊ばせてあげる、とかね。

どちらにせよ、甘えたり、わがまま言ったり、泣きわめいたり、周りに助けてもらったり、という体験が少ないことは確かなので、それがテーマになります。

自分との対話や今の人間関係でそれを実現していくことも実は可能です。
・私の心の声を聞いてあげる。
・自分のわがままや甘えを許してあげる。
・周りの人に助けを求めてみる。
・与えることよりも、受け取ることを意識してみる。
・頑張ってることを辞めて、周りに任せることにチャレンジしてみる。
・「女でよかった」と感じられる瞬間を日々探して増やしていく。
・かわいいもので、今の自分が気に入ったアイテムを増やしていく。
・「ありがとう」の言葉をたくさん使う。

ワーク(実習)的なアプローチであればこんなのはいかがでしょうか?
・子どもの頃に我慢していたことを思い出して、それを今やってみる。
・子どもの頃の夢や目標を思い出してノートに書き出していく。
・子どもの頃にほんとうにしたかったことを思い出してやってみる。
・自分のことを今まで愛してくれた人に感謝のお手紙を書いてみる(出さない手紙)
・今の自分を大切にしてくれた人たちを思い出して、自分が愛されてきたことを知る。
・たくさん笑ったり、泣いたりする映画などを見てみる。

お仕事や家庭でできることもあります。
・自分ができることを敢えて人に振ってみて「ありがとう」を連呼する。
・周りの人や家族に「お願い」する。
・「何もしない日」「自分がしたいようにする日」を敢えて作ってみる。
・「できません、やりたくありません」を言ってみる。
・職場や家族からの愛を受け取ってみる。
・ちょっと恥ずかしいな、と感じる女性的な服を敢えて着てみる。

パートナーシップでできることもあります。
・お願いしてみる。甘え上手になることを目指す。
・パートナーからの愛をちゃんと受け取る。
・受け身のセックスをしてみる。(委ねてみる)
・感じることをもっと自分に許す。
・感謝と愛情をもっと表現してみる。

ま、セッションになればもう少し思い切ったこと(恥ずかしいこと)をしてもらるんですけど(この間のお弟子さんのように)、自分でできることと言えばそんな感じかなあ、と思います。ふだん言ってることとさほど差はないですけどねー。

お姫様マインドって別に子どもっぽいものではなく「大人のお姫様マインド」だってふんだんにあり、それは人間関係において抜群の効果をもたらすものなんです。

「私は何もしていないのに愛される存在」って言葉がしっくりくるようになったら(その言葉をアファメーションしてもいい)、今とはだいぶ生きやすくなると思うんですがいかがでしょうか?

自立して男性性を駆使してやってきたということは「与える」ことに関しては十分会得してますから、そこでお姫様マインドを獲得できたら、そりゃあもうウハウハですよねー(笑)

今日の話を無料アプリのvoicyで音声でラジオみたいに聴けます!
 
子供時代に女の子ができなかった自立女子に必要なお姫様マインド

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