つい「不安」「寂しさ」「退屈」などをごまかして「ちゃんとする競争」にハマり込んでいませんか?~今こそ、心のケアが必要なとき~



先日の『夜の瞑想会』で「みなさん、ぶっちゃけ今どんな感じ?何感じてる?」って聞いてみたんです。
「不安」って声が多いのかなあ?と思ったんですけど、もちろん、不安な方も多いけれど、それ以上に「家にいる時間が長くてヒマで退屈」とか「人とつながれなくて寂しい」という声が目に付きました。

そう、少し感じ方が変わって来たのかもしれませんね。

そんな話の中に「ちゃんとする競争」って言葉が出てきました。
職場や周りの仲間たちの中で「弱音を吐かず、前向きに、ちゃんとする」ということが不文律になっていて、みんなもすごく頑張ってる、という。

「コロナになんか負けない!」
「こんな状況でも私は全然、大丈夫!」
「みんな、前向きに行こう!」
「ピンチはチャンスだ!」
「こういうときこそ、明るく行こうぜ!」

そうやって自分を奮い立たせていませんか?

ほんとうは怖いのだけど、ほんとうは不安なんだけど、ほんとうは寂しいんだけど、ほんとうは疲れているのだけど、でも、そんな姿を周りの人/従業員/子どもに見せるわけにはいかない!!と。

もちろん、それは周りの人/従業員/子どもへの愛から生まれて来てますよね。
彼らを心配させてはいけない、不安にさせてはいけない、っていう。

その愛はほんと素敵なものだし、あなたが経営者であれば従業員に、あなたが親であれば子どもたちを守りたいから、やはり強がってしまうのも無理はないかもしれません。

でも、もし、心のほんの少しでも不安があったり、怖れを感じていたり、寂しかったりするのであれば、それを吐き出す場所を用意してあげて欲しいのです。
他でもない自分のために。

そうした不安や怖れや寂しさなどを我慢していると、だんだん「イライラ」するようになります。
わけの分からない怒りが出てきて誰かにぶつけたくなります。

もしかすると、しょうもない理由で夫婦喧嘩、親子喧嘩などが増えた家庭も多いかもしれません。

私たちはネガティブな感情を感じ続けているとそこから「自立」するために「怒り」を作り出します。
そうすると、そんな風にイライラしたり、ケンカが増えたりするのです。

こういう先行き不安定な状況になると、心の中で非常事態宣言が発令されてピリッとします。
不安や怖れを感じにくかったり、睡眠時間が短くても元気に一日動けたり、誰かのために頑張ることができたり、とにかく行動的になれたり。
でも、その状態っていわば「気が張ってる」ので、長続きしないんです。
2,3か月は持ちます。
でも、そのあとガタっと来ちゃうんです。
訳も分からず無気力になって、動けなくなるんです。

その現象はかつて阪神大震災の時に大きなニュースとなり、その後は災害が起こるたびに「心のケア」が叫ばれるようになりました。

ほんとうは怖いことに、ほんとうは不安なことに気付いていなかったり、気付いていても「大したことない」と無視していたりするんです。
その無理が徐々に積み重なり、強いストレスとなって心の中に溜まっていきます。
それがある時点でオーバーフローしてしまうんですね。

だから、自分の気持ちを正直に吐き出したり、ホッと一息付けたり、なるべく毎日心をケアする時間が必要なのです。

特に自他共に認める「自立系な方」「頑張り屋さん」「我慢しい」「しっかり者」「ちゃんとした人」「いい人」をやってきている人は。

東日本大震災の救助に当たった自衛隊や米軍の方々は一日の終わりに必ず輪になって自分の気持ちを吐露する時間を作っていたそうです。
そうでもしないとやっていけないくらい悲惨な景色を見られていたのでしょう。

でも、それは私たちもある意味同じです。

強がっていても、その気持ちはなくなりません。麻痺することはあっても。蓋で押し隠すことはできても。
自分のために、心をケアする時間を作ってくださいね。

じゃあ、どうやってケアをするのか?というと、その方法をいくつかご紹介したいと思います。

まず、基本原則として「感情は感じれば感じるほどなくなっていくもの」です。

そして、人は「怖れを怖れ、不安を不安がる」というように、ネガティブな感情は積極的に感じたくないので抑圧する(隠す)ものです。
それで心の中に溜まって行ってしまうのです。

それを敢えて「感じる」ように意識します。
敢えてオーバーに感じた方がより早く感情は解放されます。

ということで、毎度おなじみのアレがお勧めです。

【保存版】御恨み帳(お恨み帳)の書き方~心の健康を維持するための素敵なノート~

自分の気持ちを素直に書きなぐるだけです。すっきりするまで、どんどん書きなぐるだけです。

ちなみに御恨み帳の書き方は最新刊でもご紹介しています!

「もう傷つきたくない」あなたが執着を手放して「幸せ」になる本」(学研プラス)

もちろん、誰かに聴いてもらうのもすばらしいと思います。
家族や友人に。

今の時期は行きつけのバーのマスターに、というわけにはいかないかもしれないので、オンラインでつながれるカウンセラーを探してみるのもいいかもしれません。

【お弟子情報】家で過ごす時間が長い今だから、こんな企画に参加してみてはいかがでしょう???(その1)

そうして心の内に知らず知らずに溜め込んだ感情を吐き出していきましょう。

すると、まず、睡眠が改善されます。寝つきがよくなり、朝起きてすっきりするようになります。
そしたら、体も軽いですね。気分もいいです。

そして、内よりも「いざとなればまたあの方法を使えばいい」と思えるのも強みですね。

「御恨み帳」や「カウンセリング」はその気持ちを真正面から処理する方法ですが、感情を解放すればいいわけですから、他にもいろんなやり方があります。
家にいる時間が長くてヒマな方はぜひともやって見られるといいと思います。

・家の掃除、片付け
・筋トレ、ジョギング、ウォーキング
・畑、ガーデニングなどの土いじり
・お風呂で歌いまくる
・映画を見て泣きまくる
・友達や仲間とzoomなどでお茶会、飲み会
・日記をつける(御恨み帳的な効果もあり)

感情は解放すればすっきりします。
そう、ウンコと同じ。

便秘はきついっすから、ぜひとも快便になりたいものですね。

★そんな心のケアのお伴になる本。

「朝9時までに1分間ください。不安が消えて、心が元気になります。」(キノブックス発行)

今日の話を無料アプリのvoicyで音声でラジオみたいに聴けます!

「こういう時期だからこそ、「心のケア」がとっても大切なのです。」

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