男性が男性性を高めて自分に自信を持つ方法とは?



男性性と女性性のバランスは個人個人違っていますし、また、男性性と言っても、筋肉ムキムキで、ガッツのある人ばかりとは限りません。
男性性もいろんなタイプがあるんです。
そうした自分に合わせた男性性の伸ばし方を見つけていくのが大切なんですよね。

こんにちは。
男ですが、リクエストしても良いでしょうか。
ブログでよく女性性の開花とか、女性性を受け入れるとかいった話を拝見しますが、僕は自分の男性性にあまり自信がなく、男性性を受け入れたり開花させたり出来ていない気がします。
ネットで男性性について調べてもあまり情報がなく、そんな事について考えている人はあまりいないのかな、と思っています。
(草食系男子はそんなこと考えないのでしょうか…。)

女性性についてだけではなく、男性性についても何か記事を書いて頂けたらなと常々思っていたので、今回思い切ってメールさせて頂きました。

あと最後に、カウンセリングサービスで公開されている根本先生のこの記事、続きがいつも気になっています。
続きってもうどこかで公開されていたりするのでしょうか。自分で探した限りでは見当たらなかったのですが…。
https://www.counselingservice.jp/lecture/13880/

不躾ですが、宜しくお願いします。
(Kさん)

その続きってこちらですかね???
https://www.counselingservice.jp/lecture/17532/

さて、貴重な男性からのリクエストありがとうございます。
もちろん、男性からのリクエストも熱烈歓迎でありまして、むしろ、ここだけの話、採用率高めでございます。

こういう心理学に興味を持つ人はやはり女性の方が圧倒的に多く、それゆえに女性向けの記事が多くなってしまうのですが、最近では男性もやっぱり興味ありますよね。

私も草食系男子でございますので、基本、受身ですので、ネタを頂いてしゃべることが多いわけで、そうすると、どうしても、肉食系女子の餌食になってしまうんですよ。はい。

ただ、誤解のないようにお伝えしておきたいのは

「女性だから女性性の開花がテーマになるわけではない」

という点です。

「自立を抜け出すためには女性性がめっちゃ役立つ!だから女性性を開け!」

という話なのです。

だから、男性にとっても女性性はものすごく重要な要素になります。

むしろ、自立をこじらせている系の男子(ロックマン氏)並びに武闘派女子にとって女性性はタブー中のタブーであり、ゆえにデッドゾーンにまっしぐらでございますので、彼らが女性性を開くことはまさに人生をかけた挑戦になることも多いものです。

で、その上で男性性の話。

依存時代は「誰か、私を幸せにして!」という思いが強いのですが、我慢しても、犠牲しても、気を使っても、相手に合わせても、全然幸せになれなかったので、「むかっ!むかむかむかっ!」と怒りがこみあげてきて「もう誰にも頼らないもん!全部自分でやるもん!」って自立していきます。
(そして、その勢いが強すぎて自立し過ぎてこじらせすぎて私のブログと出会ってくれた皆さん、ありがとうございますっ!!!)

この「むかっ!むかむかむか!!」の怒り~自立して一人で頑張るプロセスで、男性性が用いられています。

それが真実の男性性かどうかは別として、

・一人で頑張る
・怒りを根拠に頑張る
・気合で頑張る
・何とか頑張る

というのは、男性性の一つの要素になります。

また、自立時代の「競争」「比較」「正しさの争い」「一人で抱える」「誰にも頼らない」なども、時に「傷ついた男性性」の表現と言われます。

まあ、この「真実の~」とか「傷ついた~」とか言われると、なんのこっちゃなんですけどね。

つまり、自立している人は基本、男性性をバリバリ使ってる、ということが言えるのです。

Kさんは、仕事してますか?自分で生計立ててますか?一人で家事できますか?そして、人に頼るのは苦手ですか?頭で考えちゃうこと多いですか?愛情表現とか恥ずかしいですか?一人になるとホッとすることがありますか?理屈で話しちゃうこと多いですか?

まあ、ほんの少しですが、自立してる人の特徴を挙げてみました。

意外と男性性使ってるんだけど、そうと気付いてないってことが多いのかもしれません。

よく男性性が強い人というと、バイタリティがあって、バリバリ仕事をしていて、頭の回転が早くて、筋トレしてて、豪快で、「お前ら、俺に着いて来い!」的な、兄貴的な、大将的な人を思い浮かべるかもしれませんが、それはまた男性性の現れ方の一つです。

女性性が開花した女性のタイプにもいろいろあるように(姉貴分・肝っ玉母さん的、フェミニンで女性的、凛としたかっこいい女子、セクシー系、透明感溢れる聖女系など)、男性性が開花した男性も様々なタイプがあると考えられます。

先ほどの、俺に着いて来い!の熱血情熱タイプもそうですけど、「ちょい悪オヤジ」で有名なセクシー系もいれば、学者・研究者風、職人風の思考するタイプもいます。
飄々と生きるスナフキンもいれば、少年のような無邪気さを残す愛されキャラもいます。

例えば、研究者的な思考するタイプの人は、そこに情熱の炎をたぎらせるわけですが、それを熱血教師のように表に出すことはせずに、会話は淡々としたものだったりします。

また、末っ子に多いですけど、いじられキャラ、愛されキャラを発揮してみんなの人気者になることも男性性の中にあるんです。意外でしょ?
よく女子が「少年の心を持った人が好き」っていう奴です。

だから、もし、仮にKさんがスナフキンのような生き方が向いているのに、熱血教師にならねば!と思っているのだとしたら、たぶん、人生は大いに行き詰ってしまうでしょう。
だって、それ、興味ないんですもの。

もし、熱血教師を唯一の男性性だと思い込んでいたら、一生自信つかないんじゃないかと思います。

でも、そうじゃないってことが理解できれば、なんだ、自分は自分でいいんだって思えますね~。

自分なりの男性性の表現がある、ということで(もちろん、女性性も同じです)。

しかも、そのタイプはきちんと分かれているわけではなく、スナフキンの要素が強いけど、時にふとした瞬間にセクシーな表情を見せる、みたいなものもあるわけです。

最近は男性が弱くなった、とか、草食系が増殖中、とか、色々聞きますし、うちのブログの主要読者層である自立系肉食女子たちがそんな草食男子たちを食い散らしていらっしゃるわけですけど(Kさん、お互い気を付けましょう!)、それって男性の女性性が成長しているから、という風にも見ることができるんです。

男女の違いをあれこれ気にしてる立場からすると、以前の男性ではなかなかできない、

・カフェで長時間のおしゃべり
・ウィンドウショッピング
・セレクトショップをハシゴして買い物
・スイーツ男子

などができる男子が増えているんですよね。

一方、そういう話を男女の違い講座などですると、決まって一部の性別上の女子から「あっしはむしろ男の方かもしれねえ」という声が漏れてくるわけです。

それを良いの悪いのって決めつけることはできませんし、ましてや、個人においては「それが自分なんだからしゃあないわな~」と自己肯定することをお勧めしているので、そうした「あ、自分が考えてる男性性が男性性のすべてじゃないんだ」と気付けば全然OKだと思います。

そして、自分らしい「男性性と女性性のバランス」を目指していくのがいいのかな、と思います。

例えば、ほんと仮の話ですが、男性性:女性性が「4:6」と女性性が勝っている男性がいても不思議じゃないわけです。もちろん、恋愛対象は女性で。

でも、それを「8:2」くらいにしなきゃならねえ、とか思っていると、そこには自己否定しかないわけです。

「4:6」ならば「4:6」の良さがあるわけで、それが自分らしさにつながるんですよね。

しかも、この比率は人生とともにどんどん変わって行きます。

例えば、うちの主要読者層である自立系武闘派女子の中でも特攻部隊に所属する方々は、きっと懐かしい10代の頃にはそのバランスが「6:4」くらいで、若干、男性性が勝っているのかな?程度だったと思います。

それが度重なる戦闘と狩猟などにより、気が付けば「8:2」とか「9:1」とかになっちゃってる人もいるわけです。

でも、それが自分らしい状態であれば、全然OKなんですわな。

ということで、ぜひKさんも男性性と女性性のバランスを意識しつつ、「自分らしい状態」を目指して頂ければいいんじゃないかな?と思います。

さて、その上で男性性の磨き方についていくつかご提案しましょう。
昨日は「女の磨き方」でしたから、ちょうどいい連載になります~。

男性性というのは一般的に言う男らしさを表します。
筋力、思考力、分析力、理論的理解力、忍耐力、持続力(継続力)、決断力、実行力、道を切り開く力などの「力」が象徴的でしょう。
でも、それだけではなく、ルールやシステムを作る能力に、リーダーシップ、叡智、知恵などの賢者のマインドも含みます。
さらには、父性的な優しさ、受容力、責任感もありますし、男性的な色気もそうです。

こうした男性性は多く、思春期に親から精神的に自立する際に芽生えるものが多く、女性性に比べると成長の時期は後ろにずれます。
だから、実際は中高校生、もしくは、高校を卒業した頃から育ち始めると思ってもいいかもしれません。
だから、男性性の多くは社会の中で磨かれているものが多いのですね。

で、じゃあ、具体的にどういう風に磨いたらいいか?というと、ひとつは「シンプルなことを継続すること」はどうでしょうか?
持続力と実行力などを高めるので男性性としては自信が付きやすくなります。

シンプルなことってのは、「毎日ランニングする」とか「朝起きたらまずは瞑想する」とうものでもいいですし、「ご飯を食べたら必ず3分以内に歯磨きをする」とか「シャワーを浴びた後は必ず風呂掃除をする」でもいいです。

自分にとって意味を感じることを習慣化するくらい継続することは男性性の自信を付けてくれます。

また、叡智・知恵を広げるために、好奇心に任せて様々な本を読んだり、何かを学んだりすることも実は男性性に繋がります。

男性性のアーキタイプに「老賢者」というマインドがありまして、いわば、時代劇におけるご隠居さんみたいな、みんなの知恵袋になる人です。
男性性は物事を客観的に、かつ、思考的、分析的に見ることができるので、そうした知識の蓄積と活用が得意なのです。

とはいえ、老賢者だからって別に何を学んでも良いのです。
マンガ「ワンピース」について知り尽くしてもいいですし、雑学に興味があるなら、あれこれ知識を仕入れても良いのです。

それから、「決断力」というのも男性性の一つですから、何かを決めるときにサッと直感で決められるトレーニングも男性性を高めることになります。

ちょうど最近公開した隆盛くんとのYoutubeのテーマが「決断力」でした。
良かったらそちらも参考にしてください。

https://nemotohiroyuki.jp/biz/29332

また、男性性を高める方法としてはやはり「女性を愛する」ということに尽きるでしょうか。
女性がどうしたら喜ぶのか?を研究し、実践し、その精度を上げていきます。
そして、愛する女性のために仕事を頑張ったり、お店探しを頑張ったり、エスコートの方法を学んだり、オシャレなファッションを採り入れたり、ワインに詳しくなったり、常に清潔でいることを心がけたりすることも男性性を高めます。

もちろん、セックスも重要。
女性が喜ぶようなセックスを学び、実践することはとても大きな効果があります。
ただ、ふつうのアダルトビデオではそれはなかなか学べないかもしれませんが。

他にもいろいろありますが、自分が興味あるテーマについて継続的にチャレンジしてみられることをお勧めします!

また、男子限定セミナーも企画したいと思いますので、どうぞ楽しみになさってくださいね。

★男女の違いを学ぶ本

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