「しゃあないよなー」が口癖


「こんなしょうもないお話をして申し訳ないんですけど」みたいな切り口でお話しされる方がいらっしゃいます。
ちゃんとしなきゃいけない!と思って頑張ってきた方や、自分で決めなきゃいけないのに!と自立している方に多いわけですが、その時点でだいぶ、葛藤してきたんだよねー。辛かったよねえ?ってことが分かります。

不倫もまだまだタブーですから、旦那がいるのに彼氏ができちゃった方とか、ついつい既婚者とばかり恋愛してるっていう方はなおさら話し辛そうです。

また、最近はライフワーク関連のお話も多く、やはり「なかなか勇気がでなくて一歩目が踏み出せずに情けない話なんですが」とか「さっさと決めて行動しろよって話なんですが」と自嘲気味に話される方も多いですね。

まあ、それだけ自分を責めてる(悩んでることそのものに自己嫌悪してる)のでしょう。

熱があったり、歯が痛ければ、迷わずお医者さんに行って「風邪ですかね?」「虫歯ですかね?」と症状を気軽に報告するのに、心についてはまだまだ誰かに相談することを躊躇う風潮がありますね。
きっとそのうちカウンセリングももっと気軽なものになると思います。
「昨日、妻と大喧嘩しちゃいましてね。ほんと今日は朝から気がめいっているんです」なんて話を午前休とってできるようになったらいいですよね~。

で、そういうときに「なるようにしてなった」し、「起こることはすべて必然で正しいもの」という説を唱えてる私としては、当然、情けないとか思うことなんてなくて、なんで決められないんだろう?どうして迷うんだろう?という“理由”に興味を惹かれます。

そうなるにはなるだけの理由がある、わけです。
旦那とうまくいかないのも、不倫するのも、彼氏ができないのも、仕事が苦しいのも、ライフワークに踏み出せないのも、あなたの内側にその理由がちゃんとあるんです。

その理由の数々をブログや本に書いてるわけですが、そういう理由があってそうなってるのだから私の口癖は必然的に「しゃあないよなあ」になるわけです。

「旦那にしとけばいいって分かってるのに、彼のことが忘れられないんです」
「そらまあ、しゃあないんちゃう?」

「今の仕事が限界なので、早くそこを抜け出してやりたいことを仕事にしたいんですけど、あれこれ考えちゃって勇気が出ないんです」
「まあ、そら、しゃあないよね~」

「早く結婚したいのですが、分かっていても婚活とか抵抗があってなかなか動けないんです。」
「そうなんやー、まあ、しゃあないけどなあ」

「稼ぎは悪い方じゃないと思うんですけど、いつも使い過ぎちゃって毎月ぎりぎりで」
「まあ、それもしゃあないねんけどね~」

「いつも母といるとケンカになっちゃうんです。仲良くしよう、怒らないようにしようと思ってもついカチンとなっちゃって」
「まあ、しゃあないよなー」

カウンセラーというのは共感が大事だって言われるのですが、私はたぶん、それは苦手。ものすごく苦手。
黙って考え事をしながらふむふむと話を聞いてる姿に不安になるクライアントさんもいると思いますが、私はそのとき「どうしてそうなるんだろう?どうすればいいんだろう?」ということを必死に考えてるわけです。

だから、初めてセッションを受けた人は黙りこんで何か考えてる私の姿に「私の話に興味ないんだろうか?」と思われるかもしれません(笑)

共感はものすごく苦手ですけど、私は理解は得意だと思います。

だから、「しゃあないよなー」と言った後は、その理由を解き明かすためにインタビュー開始です。

カウンセラーに必須と思われる傾聴も苦手なので、カウンセリングというよりもインタビューと言った方がしっくりきます。
お弟子さんたちにはあまり真似してほしくない部分かもしれません(笑)

それで「これこれこういう背景があって、そうするとこういう風に感情が動くから、そうなるんだよね~」と解き明かしていきます。

その解き明かしというか謎解きが私の好きなこと。

もちろん、理由はひとつじゃなくて、いくつもの原因が複雑に絡み合っていることも多いのですが、その全体像が分かれば、どこをどうほぐしてあげたらすっきりするのかも考えやすいですよね。

理由が分かれば、対処方法も閃きやすいというもの。

それで「こうしてみたら?」と提案したり、「こうした方がいいよ」ってことを宿題にしたり。

宿題を出すのは、自分の課題と向き合う時間を作るためであり、新しい思考パターンを習慣化させるためであり、本来の自分に戻ることを促すためであり、素直に自分を受け入れるためであり、そして、何より日々「これをやっとけばいいんだ」という安心感を持ってもらいたいからです。

だから、皆さん、変化がとても早いような気がします。

でも、その「しゃあないよなあ」というのは皆さんにもお勧めしたい心のメンテナンス法でもあるんです。

「そうなりたかったわけじゃないけど、そうなっちゃうには、それなりの理由があるから責めなくてもいいよ」

ということです。

ダメと思っていてもお菓子を食べちゃい過ぎるのも、うまく行かないと思っても彼に会いに行っちゃうのも、自分がしんどいって分かっていながらも会社に毎日行くのも、とりあえず「しゃあないよなあ」でいいです。

これは自己受容そのものだと思ってます。

そこで否定して、責めて、頑張ってやめようとしてうまく行くんならいいのですが、そうでもないでしょ?

「ダメだ」と思ってるのにお菓子食べちゃったら自己嫌悪はまた増えます。
そして、自分を攻撃して、禁止するのですけど、そこでストレスがまた重なって、またお菓子に手が伸びちゃう悪循環にもなります。

表面的な事象をあれこれテクニックで改善してうまく行く場合はいいのだけど、そうでないならば、その裏側の理由を探った方が結果的に早いと思うんです。

その一歩目が「しゃあないよなあ」という言葉です。

良かったらぜひ、ご活用くださいませ。

先日、用事があって徒歩で目的地に向かっていたら魅力的な餃子屋の看板が目に留まりました。
今日は外食せずに(もちろん酒を飲まずに)まっすぐ目的を果たして家に帰ろうと思っていたのですが、どうしてもその店が「寄って行ってよ」と言ってる気がして、その誘いを無下にしては申し訳ないと暖簾をくぐっている私がいました。
「しゃあないよなあ。」と自分を受容したのち、冷えたビールを口に運び、「うめぇ」と独りごちておりました。餃子とビールってなんでこんなにも相性がいいんでしょうね。

今日の記事はそんな自らを慰めるための言い訳ネタでございます。はい。

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