『損してはいけない』という思いに縛られてやりたいことも分からなくなってきてしまった。

損してはいけない、という思いの元にあるお母さんとの関係。
お金の問題に見えて、実はお母さんを手放す時期に来ていることを暗示してるのかもしれません。
お母さんから自由になって「自分」を取り戻していきましょうね。

根本先生へ

先日ふと本屋で見つけた根本先生の「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」の本を購入し、驚くほどに自分の事が書いてあることに衝撃を受けた者です。

メルマガにも登録し、勉強中ですが、本にもなかったもう一つの自分の性格で困っている事があります。

それは、『損してはいけない』という考えです。
本を読ませて頂き、子どもの頃から母の愚痴聞き役だった事に気づき、その中で思い出すのは、母の『パートの同僚がずるい、得をしている』とか、チラシを見て『昨日、買わなきゃよかった』、ギャンブル好きな父に、『私がいるからお金が残っている』など損をしては絶対にいけないという教えが多かったところに行き着きました。

そして、今私の生活は、安いものを買わないと損、お金は使わない方が良い、自分より働いていない人に対して非常に敏感に反応するようになってしまいました。

本当は食べたいものがあるのに、割引きのシールが貼っている物しか手に取れなくなり、普通に買い物をしたりする人を羨ましく眺めたり、コーヒーはスタバに入りたいのにマックに入るなど自分の気持ちを封じ込めるような強い縛りからどうしても逃げられません。

遠方へ出かける時も、特急に乗ればいいのに、鈍行で倍以上時間をかけて行くということも当たり前にあります。

当然仕事ではイライラし通しで、他人を見張る事が多いような気がします。こんなに頑張っているのに、あの人と同じ給料なんて馬鹿らしい、他のところの方が良いかもと感じ、それが元で仕事も長続きしない状態です。

最近は自分の好きなこと、やりたいことも本当にそうなのかが分からなくなっています。

何とか普通に生活したいと願うばかりなのですが、こんな人生を40年以上過ごしてきました。
無理かもしれないけど辛いから変わりたい…こんな人、お会いした事はありますか?私だけでしょうか。もし謎解きが出来るのであれば、メルマガで取り上げて下さるか、新刊を発行される際に取り上げていただけたらありがたいです。よろしくお願い致します。
(Tさん)

Tさんが書店で手に取って下さった本はこちらですね!

「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)

「自分軸と他人軸」というお話を最近ますます頻繁にさせていただいている私ですが、この「他人軸」って別に「人」だけじゃないんです。

いわゆる「旦那がこう言った、旦那がこうした・・・」という方を「旦那軸」て呼んだりするように、「会社がこういう風にしろって言ってて~、会社が今日出ろって言うから~、うちの会社が今度○○になって~」というのは「会社軸」です。

Tさんのお話から伺えるのは「お金軸」というものですねー。
「自分(の喜び)」よりも「お金」が優先されている状態です。

例えば、「コーヒーが飲みたい」というケース。
A君は気分的には「ゆったりとソファ席で心地いい音楽を聴きながら過ごしたいなあ」と思ってます。
そして、スタバの店の前にやってくるわけですが、ソファ席は空いているにも関わらず、「うーん、コーヒー一杯に300円も払うのはもったいないなあ」と判断して、マクドで100円コーヒーを飲むとすれば、それは「お金軸」ですよね。

確かに200円得をしたのだけど、気分はあまり良くありません。

その時のA君の幸せは「ゆったり、ソファ席、いい音楽+コーヒー」です。
それを「もったいない」「損をする」からマクドを選ぶとしたら、それは「幸せを選ばない」ということになります。

他人軸というのは「自分が幸せじゃない選択をする」時に必ず起きています。

一方、「コーヒーが飲みたいなあ。とりあえずサクッと飲めたらええねんけどなー」と思い、スタバにやってきたB君。
その隣にマクドがあることに気付いて「お!こっちの方がお得に飲めるやんけ」と店を選択したのであれば、それは「自分軸」です。

マクドの椅子にチョコンと座って100円のコーヒーを飲みながらB君は「うーん、得をしたー。コーヒーも美味しいし、いい感じ、いい感じ」と幸せを感じられるから。

自分軸なのか?他人軸(お金軸、会社軸等々)なのか?の区別はそんな風に「何が幸せか?」によって見分けることができます。

A君、B君共にスタバよりもマクドを選びましたが、その時の気持ちは全然違うわけです。

さて、一般論的な話をしてまいりましたが、Tさんの「『損してはいけない』という考え」ですが、ご自身でも理解なさってるようにそれがお母さんからの影響であることは疑いようがありませんね。

しかも、だいぶその感情に振り回されちゃってるみたいですね。

>母の『パートの同僚がずるい、得をしている』とか、チラシを見て『昨日、買わなきゃよかった』、ギャンブル好きな父に、『私がいるからお金が残っている』など損をしては絶対にいけないという教えが多かった

Tさんはそれを聞いてどんな風に感じていたのでしょうか。
「うん、そうだよね。確かにお母さんが言う通りだよ」
って受け入れていたのでしょうか?

また、お父さんとの関係もちょっと引っかかりますよね。
ギャンブルでお金を使ってくるお父さんにお母さんが苦しめられてるように感じていたのでしょうか?

「お金を使うと誰かを苦しませる」という思い込みを作ってしまったのかもしれません。

また、「損をしてはいけない」という思い込みについてですが、もし損をしたらどうなると思っていらっしゃるのでしょうか。

誰かを困らせる/苦しませる、という感じでしょうか。
負けたような気がする、という感じでしょうか。
お金がなくなってしまう、という感じでしょうか。

そしたら、次に「本当にそうなの?」って自分に問いかけてみるんです。

「ほんとうに誰かが困るの?誰が困るの?」
「ほんとうにそれって負けなの?」
「ほんとうにお金はなくなっちゃうの?」

あるいは、「どうして?」ってもう一度掘り下げてみるんです。

「どうして困らせると思うの?」
「どうして負けたような気がするの?」
「どうして負けちゃいけないの?負けるとどうなるの?」
「どうしてお金がなくなっちゃうと思ってるの?」

という風に。

「どうして?」という問いかけを続けることで、なぜ自分がそう思っているのか?が分かるようになります。

そうすると自分を縛っているものの正体もだんだん見えていくでしょう。

そもそもお母さんの愚痴を聞いて、お母さんの味方になってきたのでしょう?
そして、お母さんの言う言葉を全部真に受けて採り入れたんですよね?

それはどうしてだと思いますか???

それだけお母さんのことが好きだったんですよねー。

お母さんのことが好きだから、お母さんの言うことを信じます。
お母さんのことを愛してるから、お母さんを悪者にしない人生を選びます。
お母さんを助けたかったから、お母さんのためにお母さんの言いつけを守ります。

愛するお母さんが「損してはいけない」と言っているから、それを信じて、その通りの人生を生きるんです。

「損してもいいじゃない!楽しい方を選ぼうよ!」という人がいたら、その人はお母さんの敵になります。
だから、その人を攻撃してお母さんを守ろうとするんです。

もちろん、自分自身にもその掟を当てはめますし、他人にもその目を向けますよね。

>当然仕事ではイライラし通しで、他人を見張る事が多いような気がします。こんなに頑張っているのに、あの人と同じ給料なんて馬鹿らしい、他のところの方が良いかもと感じ、それが元で仕事も長続きしない状態です。

これも、お母さんを守るため、お母さんの正しさを証明するため、お母さんの言いつけを守るため、だとしたらどうでしょうか?

もちろん、今は「お母さんが・・・」とは思わないでしょう。
当たり前になりすぎていますからね。

それくらいお母さんのことを愛していた自分がいる、ということは間違いないでしょう。

「お金軸」のさらに奥には「母軸」があるのです。

だから、お金のことを何とかしようとしてもなかなかうまく行かないのは、それが理由かもしれませんね。

私たちが慢性的に抱える問題はTさんが見せてくれたようにいくつかの要素が絡んでることが多いんです。

お金の問題だと思って取り組んでたんだけど、なかなかうまくいかない・・・よくよく掘り下げてみたら、その奥にお母さんとの問題があった・・・という風に。

お母さんから自分の人生を取り戻しましょうね。

Tさんが十分お母さんを愛し、助けてきたことに目を向けてみましょう。
自分がお母さんの十分役に立った!ということを胸を張っていいんです。

「私は私、母は母。
私には私の人生があり、母には母の人生がある。
私は母に関係なく幸せになることができ、
母は私に関係なく幸せになることができる。
だから、私は母から自由になります。
私は私の人生を歩いていきます。
お母さん、ありがとう。
お母さん、さようなら。」

この言葉をぶつぶつ呟いてみてください。何度も何度も。
だんだん心が軽くなっていくかと思います。

また、お母さんを手放して自分の幸せを選ぶレッスンをしていきましょう。

「今、楽しいこと」
「今、幸せなこと」
「今、嬉しいこと」

それらを選ぶように意識的にトレーニングしていきましょう。

そして、自分の幸せがお母さんの幸せになることも忘れずに。

じゃあ、自分の幸せって何だろう?ということを改めて考えていきましょう。
できれば日常を少し離れる時間を作ってみるのもいいでしょう。
お金が気になるなら公園のベンチでもいいですよ。

「俺の幸せって何だろう?」って春の空を眺めながら考えてみるのもいいでしょう。

そして、「自分」を取り戻していきましょう。
もう十分お母さんの役には立ったし、お母さんのために自分ができることは全部やったのですから。

お母さんを手放して自分の幸せを見つめるならこのセミナーへ。

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