思考で作った「形」を手放して、「心に聞く」習慣を。


賢い人やきちんとした人などは特に頭で考えることが多いんです。
そうするとイレギュラーなできごとに対処できず、どうしていいのか分からなくなります。
「頭で考えるのではなく、答えは心に聞け!」
なんかかっこいいっすね!言うは易し、行うは難しの典型なお話をしましょう!

その節はお世話になりました。人生初の心理学セミナーに参加して、根本先生の訥々としながらも鋭い一言に何度も度肝を抜かれました。ありがとうございました。
職場でのダブル不倫でしたが、女として見られなくなったと突然振られ、以前10年付き合っていた今年還暦の年上セレブ人妻に戻っていった彼。
先生からは「それまたハードルの高い、やめなはれ」というようなことを言われましたが、私はあれから自分を磨きあげることに専念し、お金もかけて自分を可愛がってまいりました。その成果も如実に表れつつあり、仕事もセーブして、ガンバることを今少しお休みしています。
彼からは仕事のパートナーとして、何事もなかったように飲みに誘われますが、デート仕様の店は避け、あえてチェーン店の居酒屋で「ハイボール濃いめで」と自分らしいスタンスで向き合っています。
たまにキュンとする時もありますが、彼中心だった考え方を自分軸に変えていこうと思います。
相変わらず10年ほど、主人とはセックスレスですが、会話もあり仲良しです。でももう長い間5歳児と母親の関係のようで、セックスは無理だと思います。子供はいません。
今も彼によって、一度開いてしまった官能の扉が私の気をおかしくさせてしまうこともしばしばです。年上の彼女は彼いわく、とにかく何でも受け入れてくれる。ラクなんだ。別れるつもりはない、とのこと。出会ったときから彼の一目惚れだったそう。
よりを戻す際、彼女が私のことを知って、ちょっと私に同情したらしいです。悔しいけど負けた感満載。私のことは今でも「最高におもしろい女性、最高のビジネスパートナー」だと言います。
先生、手離しを加速させるにはどうしたら良いのでしょうか。そして私は今後どのような立ち位置で接していけば良いのでしょうか。
(Yさん)

セミナーへのご参加ありがとうございました。
昼間やってる講座でしたね。(夜の講座ではなかなか質疑応答ができないので)

>私はあれから自分を磨きあげることに専念し、お金もかけて自分を可愛がってまいりました。その成果も如実に表れつつあり、仕事もセーブして、ガンバることを今少しお休みしています。

おぉ、素晴らしいです~
こうして自分を可愛がり、頑張らずに、マイペースで過ごしてるとどんどん素敵になっていかざるを得ないですね~
ふふふ。
さすがです。

でも、そうして魅力がますます開いていくと困ったことがよく起こるんですよね。
女性性も上がるし、セクシャリティもどんどん解放されていくし、モテ期もやってきますし。

例えば、「ちょっとめんどくさい男に絡まれるようになったんですけど埋めてもいいですか?」とか「性欲が止まんない!やべえ!」とか「あちこちに魅力的な人が現れちゃった。三股とか3Pとかやったことないし、あたし自信ないですぅ」とか、そういうご相談が寄せられるんですね。

で、大事なのは今ある問題に目を向けることだけじゃなくて、その成長分をちゃんと受け取って自信にすることですね。
「ああ、あたしっていい女だわ~(しみじみ)」ってね。

Yさんはこの辺、ちゃんとできてるようで、それもまた素晴らしいです。
逆に、それだけレベル高い問題と向き合ってるってことですね

さて、今日は諸般の事情のため、遠回りをせず、いきなり本題に突っ込んでみたいと思います。

>でももう長い間5歳児と母親の関係のようで、セックスは無理だと思います。子供はいません。

>そして私は今後どのような立ち位置で接していけば良いのでしょうか。

ビジネスができる人は特に多いのですが、「形」を考えてしまうんですね。
「形」、言い換えれば「ルール」「システム」「結論」「形式」などで、とても思考的なものです。

また、頭で考えすぎる癖のある情熱女子・男子においても同じことが言えます。

私はいつもセミナーでもカウンセリングでも「将来どうなるかなんて誰にも分からねえ」って言ってます。

Yさんと同じような状況だった夫婦が今ではセックスしまくってるケースもいくらでもありますし、ビジネスパートナーと恋仲(不倫)になって裁判沙汰にもなってぐちゃぐちゃしたのに結局元鞘に戻ったケースもありますし、どうなるかなんて分からないんですよね、ほんと。

だから、決めないでくださいね~っていつもお願いしてます。

皆さん、すぐに将来決めたがるんです(笑)
なぜか分かります?
不安だからですよね。
決めちゃうと安心なんです。

これ「変化への怖れ」と言います。ひっくり返すと「安定・安心への欲求」です。

これはこう、って決まっちゃうと安心感があるわけです。
もちろん、それによってYさんのように不安や怖れが出て来たり、困った問題が浮上することもあります。

「ま、どうなるかわかんねーしなー」て思いをどこかに持っておいてください。

その5歳児が成長していきなりセクシーな男に成長する可能性だって否定はできません。
以前、「旦那がクマみたいでいやなんですぅ」と言ってた奥さまが「くまちゃん可愛いし、逞しいし、好き」と評価を180度転換させたケースもあります。
旦那がある人突然鬼籍に入っちゃって、未亡人デビュー!なんてことになるかもしれません。
あるいは、5歳児の旦那様が蓋を開けたら遊びまくっていることが判明し、スマホのラインには見たことのないような絵文字や浮ついた言葉が展開されてるかもしれません。

つまり「セックスは無理だと思います。」と決めちゃうことによって、自分自身の可能性と選択肢を狭めてしまってるんですね。
それっていわゆる緊縛プレイという奴で、もしYさんがその趣味があるんだったらきっとそこで快楽を感じられます。
でも、そうじゃなく「自由を求める武闘派女子!」ならば、そんなつまらないことはしないほうがいいと思います。

とはいえ、それは正直な気持ちだと思うんですよね。長いことレスだし。
だから、「今は、」という前提を付けて下さい。

「今は、セックスなんて無理だと思う。だってあいつ5歳児だし、男なんて全然感じねーし」ってな感じで。

未来永劫そうなるなんて決め付けない方が可能性広がるでしょう?

また、ビジネスパートナー彼との関係において「立ち位置」が気になるところだと思います。
ふつう、そう思いますね。

「ビジネスパートナーとしてはいいんだけど、あたしは彼を男として見ちゃうし、官能の扉は開いたままでどう扱っていいのかわかんないのよ!!」

ってな感じで。

また、男女関係に置ける伝統的な会話である、
「私って何なのよ!どういうつもりで付き合ってるわけ!」
という思いを持つ女性たちもまた自分の立ち位置を探しているのかもしれません。

それは「相手の判断によって自分の立ち位置を決めようとしてる」という他人軸としても捉えられますね。
その心理としては、「あなたはこういう立場ですよー」って教えてもらったら、その形に自分を当てはめて(あるいは、その形を拒否して)、「安心」したいからなんです。

ところが、自立系武闘派女子というのは「安心」を求める癖に、「安全、安心なんて世界はつまんねー」という矛盾した心を持つ乙女たちの集団です。

じゃあ、どないしたらええねん?という問いに対して私はこう答えるんです。

「頭で考えるな!自分の心に聞け!」

なんかかっこいいでしょう?このセリフ(笑)

自分の感情をとことん大事にしてみるんです。
自分の気持ちに正直になってみるんです。

形を探そうとするとね、意識は外に向きます。
相手だったり、周りだったり。
あるいは、頭で考えて理性的、正統的、一般的な形を探ります。

でも、「事実は小説より奇なり」なんです。
頭で考え出したことよりも、感情に従った方がきっといい形に収まるんです。

私たちはふつう、困ったことがあると、「形」を作ってその中に「気持ち」を納めようとします。

しかし、それだと窮屈になったり、気持ちが入らなかったりするの、分かりますよね?特に情熱系を自負される皆さん。

だから、その順番を逆にしてみましょう。

まず気持ちありきで、自分の感情にどんどん素直になってみるんです。
そこにとことん素直になった結果、自分に合う形が出来上がっていくんですね。

そうするとね、賢い皆さんは「そんなことしたら○○になっちゃわない?」みたいな心配、不安が出てくるんです。

そういうのは「シミュレーション」と言ってますよね。
思考がすぐに動き出して、実際まだそうなってないのにそうなることが決まっちゃってるようにするんです。つまり、また「形」を求めちゃってるんです。

Yさんが感じてらっしゃる開いちゃった官能の扉。これ、頭で考えても解決しません。
形を求めても収まりません。
その時の気持ちにただただ素直に正直になっていくんです。
もし、そこで誰かと寝ちゃうこともあるかもしれません。でも、それもまた学びです。
「私、そういうの向いてへんわと気付いたわ」かもしれないでしょ?

もちろん、感情と行動は別なので、自分の気持ちに素直になって他の男と寝てみなさい、というつもりはありません。
行動は「選択」できるでしょう?

ビジネスパートナーと男女の仲になり、それを解消した後にどういう風に付き合っていけばいいのか?ってご相談は意外と多く寄せられる話題でして。

まずは線引きをお勧めしています。
「私は私、彼は彼」と。
それで、自分軸で接することを意味しますね。

そして、自分の感情に素直になる時間を作ります。
時には御恨み帳が活躍することも多いですね。

さらには、これから自分がどうしたいのか?という「気持ち」を見ていきます。
「形」ではないですよ、「気持ち」です。

今の自分がワクワクする未来像を描きます。
すなわち、新たにそのビジネスパートナーとのヴィジョンを描くのです。
それは「思考」ではなく、「感情」に沿ったものでなければなりません。

なぜならば、感情に沿ってヴィジョンを描くと、「ああ、それを実現するには今の距離感では難しい。だから、寂しいけれどちょっと距離を置くことも大切だな」という結論を出すことだってあるからです。

「形を求めるな。答えは心に聞け」というのは言うのは簡単ですけど、実践するのは難しいし、また、それを説明するのもなかなか難しいですね。
少しでも参考になりましたら幸いです。

 

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