自分軸を確立するには「怒り」と「好き」を承認するのがポイント。


怒りによって私たちは自立し、相手の干渉から身を守り、やる気を出すことができます。そして、好きという感情によって自分がワクワクすることに意識をフォーカスできます。
自分軸を確立するためにはこの2つの気持ちに素直になることがポイントです。

初めて問い合わせをさせていただきます。
根本先生のブログを一年読んでいます、大学四年の学生です。

現在私は実家にいますが、両親に振り回され悩んでおります。

母は不安が強く、自身の言ったことを全て肯定してもらわないと、ヒステリックになったり、駄目出しをする人です。しかし、仕事などの対外的な場では自身を抑圧し常識に固執して振舞う、権力や高学歴が好きな人です。父は、ロックマンで、母が自身よりも収入が高いことを理由に、母を無視するようになり、母の食事をとることをやめました。

彼らに対し非常に強い怒りがわき、怒りから行動する時のみ、自身を確信できます。

また、先生のブログを拝読し、好きなことをしようと考えて今年地方の大学院を受験するのですが、経験上自身を見失うことになったらという恐怖がわいて、親に振り回されることが多くなりました。

お恨み帳を書いたり、大学の臨床心理の講義で得た知識を実践したりするのですが、気が滅入ってしまうことが多いです。

両親含む他人に成るべく振り回されずに(精神的に自立し)、成果を出す方法はありませんでしょうか。
どうぞよろしくお願いいたします。
(Rさん)

そうか・・・大学生も私のブログを読んでくださっているのですね!
あまり想定しておりませんでした(汗)
ついつい、「見た目は女子、けれど、中身は元気な男子」である自立系武闘派女子(自武女)ばかりが読者だと思っていました。
ありがとうございます。うれしいです。

とはいえ、Rさんの文章を拝見するに将来、自武女として堂々と私のブログ読者の中心を突っ走る素質はありそうです。
心配性、ヒステリックな御母堂に、ロックマンでプライドの高い御尊父と、なかなかいい環境が揃っておりますものね(笑)

さて、「そうか、今日は大学生の相談か。私には関係ないね」とお姐さま、オジさま方は思われれるかもしれませんが、ふふふ、甘いなあ~、そういう時ほど、急角度で刺さることもあるかもしれませんわよ。おほほほほほ。

Rさんは「両親」に振り回されていますよね。
そのお気持ちは私始め、多くの武闘派女子の皆様も共感してくださることと思います。

さて、その他、皆さんは何に振り回されておりますか?

あ、いや、これはいずれ筆を執る“振り回されない私になるための本”の宣伝じゃないですよ!まだ発売日も決まってないですし!!(宣伝ではなく、つまり、予告です)

「お金」に振り回されていないと胸を張って言える人、どれくらいいますか?
「時間」に振り回されることはない!と断言できますか?
「仕事」に振り回されることなんて言われてみればないなあ!と言ってみたくないですか?
さらに、「パートナー」にはぶるんぶるん振り回されてません?
「昨日も野良猫君から連絡なかった・・・悲しい・・・」とツイッターに吐き出していませんでしたか?

その他、「健康」「無能な上司」「メンドクサイご近所さん」「クレーマーなお客さん」など、私たちはついつい「主体性」を誰かに譲って他人軸となり、自分を見失ってしまうようです。

様々な事情がそこにありますが、「自分」よりも「相手」を優先してしまう状況になると、当然、苦しいんです。
だって「相手次第」ですから。

Rさんがお母さんに振り回されると、何かをしたいと思ったときに、瞬間的に
「お母さん、何て言うかな?」
というシミュレーションが自動的に開始されます。
当然、その結果はネガティブなものになります。
そこで「どう説得しようか?どう強行突破しようか?」と考えるか、「どうせ、ダメだよな~。無理だよなあ~」と諦めてしまうか、あなたはどっち派でしょう?

そうすると、Rさんはその「やりたいこと」を意識するのではなく、「お母さんにどう説明するか?」という問題にシフトするようになるんですね。
つまり、本当に大切な「やりたいことへの情熱」よりも、お母さんとの交渉の方にエネルギーを割いてしまうようになります。
そうするとね、結果的に「あれ?自分がほんとうにやりたいことって何だっけ?」って風になっちゃうんです。

で、その意識が強くなればなるほど、「お母さんなんて言うだろう?」を瞬間的に考えるようになればなるほど、それは「癒着」という状態になります。

「Rさん、Rさん、気付いてますか?お母さんに憑依されてるみたいですよ」
とか根本くんに言われてしまうわけです。

Rさんが感じてるように「自分がなく、相手しかない状態」になります。
これだと自分がなくなってしまいますから、まあ、苦しいですよね。自分の意志は持てないですし、自分の感情も否定しなきゃいけないですし、まるで奴隷状態になります。

ちなみにお母さんと癒着してる人もとても多いですが、同じように、パートナー、お金、時間、仕事などと癒着しちゃってる人もすごく多いですね。
「頭から彼のことが離れないんです~」とか「いつもお金のことを考えてしまって・・・」とか。

で、癒着まで行かなくても、主体性を譲ってしまい、自己喪失してると苦しいことに違いはありません。

じゃあ、どうしたら主体性を取り戻せる=自分を取り戻せる=自分軸で生きられるか?というと、カギは次のようなポイントにあります。

>彼らに対し非常に強い怒りがわき、怒りから行動する時のみ、自身を確信できます。

そう、それでいいんです。

怒りはとても大切な感情です。
怒りによって私たちは「自立」することができます。
それが顕著になるのが「反抗期」って奴ですね。

また、「怒り」は「やる気」にもつながる、非常にエネルギッシュかつバイタリティーにあふれたもので、ものすごく大事なものなんです。

だから、Rさんが両親に対して強い怒りを感じるってことはものすごくいいことなんです。
それが自立を生み、そして、彼らに振り回されない自分軸を確立していくことになります。

だから、怒りを承認してください。
それでいいと自分に言ってあげてくださいね。
もちろん親に反抗することも全然OKです。

怒りを封印すると、それは内側に向かうことになります。
自己破壊的な行動に出たり、自己否定が強くなったり、また、引きこもりになって鬱々とした生活を送るようになります。

怒りによって自身を確信できるのは、その感情によって自分を確立できているからです。

怒りは時に強い防衛力を発揮して、周りからの意見や攻撃から自分を守ってくれます。
また、怒りによってエネルギーがあふれ出しますから、普段よりもずっと行動力が高まります。

怒りってネガティブなものに扱われやすいんですけど、実はとても大切な感情なんです。

Rさんが実家を出て地方の大学院に行くことはとてもいいことだと思います。
物理的に距離をとることで自立は早まりますよね。

でも、初めての体験ですから不安になることも多いと思います。
不安になり、怖れが強くなると、人は誰かに依存したくなり、他人軸な発想をスタートさせます。
だから、その点で親に振り回されやすくなっているんだろうと思います。

じゃあ、どうしたらいいのか?というと「自分軸」に意識を向けてみましょう、ということです。
この自分軸については今後書いていく本の主題になるんですけど(予告です。本日2度目です)、強引に一言でまとめるならば「自分の感情ときちんと向き合いましょう」ってことです。

自分は今何を感じているのか?をまず意識する癖を付けると、自分軸になりやすくなります。
自分の感情を受け入れた上で、相手の意見に従うのはOKなんです。

「そんな抽象的なことじゃわかんねーよ」という方の場合は、「好きなこと、しましょ」ということです。

ああ、そうです、そうです、いつもの結論です。はい。それしかないんです、私の意見って。ほんとすいませんねえ。(微塵も反省などしていない態度で)

とりあえず、大学院は来年4月ですかね?
その日を心待ちに待ちましょう。
そして、大学院に行ったらやりたいこと、したいことを今からリスト化してみてください。行く予定の街の観光、スイーツ、グルメ、温泉、イケメン生存率、イオンの規模などを調査してみるといいでしょう。
北に行くならウインタースポーツに興味を持ってもいいですし、南に行くなら海ですね、海。ああ、海、見に行きてーなー(笑)

あ、勉強しに行くんでしたね(笑)

要するに「好き」なことをちゃんとやりましょう、ということです。
「好き」というのも感情ですからね。最高の感情です。

そうして、一人暮らしを始めたらこんなこともできるし、あんなこともできるし、ぐふふふふー、と涎を垂らすくらい楽しみにしていてください。
それもまた自立の道です。

自分軸を確立するには「私は私、親は親」などのアファメーションもとても効果があります。
自分と親との間に線を引くイメージで、この言葉を何度も何度も繰り返し呟いていくと効果的です。

まずはそこから始めるのがいいでしょう。

怒りを承認し、好きなことに意識を向け、そして、アファメーションで意識を整える・・・そんなイメージでやってみるといいでしょうねー。

 

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