「変わりたい」の影に潜む罠~変わりたいけど変われない理由とは?~


変わりたい理由が、今の嫌な状況だけに意識を置いていたり、過去に目を向けているとしたら、モチベーションはなかなか続かないものです。

「もう変わりたいんです!!!」という声をよくお聞きします。
「よっしゃ、もっといい感じに変わっちまおうぜ!!」と勢いよく言いたいところなのですが、根本先生はつい“職務上仕方なく”ちょっと意地悪な質問をするんです。

「どうして変わりたいの?」

よく変わりたいけど変われないって声を耳にします。
「どうして変われないんだろうね!?」というと、その動機に注目してみると分かってくることがあります。

ただ、「いろいろやったけど変われない」という場合は、ちょっと違っていて、
「変わってないところに意識を向けている」
「変化への期待が大きすぎるので、変化に気付きにくい」
「そもそも変化を受け取れていない」
などの原因が考えられるので、

「変わったところはどこだろう?」

という目で見てみることをお勧めしています。
いろんなことやったんだから必ず変化は訪れています。

「変化した」という前提で見ることで、あれやこれやと気付くこともでてきます。

変わりたい理由の一つに「今が嫌だから」という声があります。
「何をしても中途半端になっちゃう自分がすごく嫌で変わりたいんです」とか「今の仕事がすごく辛くて苦しくて、だから、もうそんな状況を変えたいんです」とか。

これは「変わりたい」というよりも「嫌な状況を抜け出したい」というのが本音です。

「今が嫌だから、違うところに行きたい。そしたら、この嫌な気持ちも変わるに違いない」というわけです。

実際、転職したり、引っ越したり、離婚したり(別れたり)するなどして、環境を変えることも自分を変えるきっかけになることはあります。

でも、「今が嫌だから」という理由の時、意識は「今感じている苦痛」に目を向けています。
それは「足元だけを見つめて道を歩くこと」に近く、ふつうの人であれば確実に電柱にぶつかるか、段差でコケる運命に至ります。

更に言えば、この「今が嫌だから」は今感じている苦痛ではなく、過去に感じた嫌なことにも目が向きますよね?
そうすると、その場合は後ろを見ながら前に進もうとするようなもので、やはりふつうの人であれば電柱にぶつかるか、段差でコケる運命になります。

痛いでしょ?それ。

今の状況から逃げることが悪いってわけではありません。
「逃げるときも全力で逃げましょう!!」ってよく言うてます。

でも、ふつう逃げる場合、後ろを振り返ることはあっても、基本は前を向いてますよね?
じゃないと電柱にぶつかったり、段差に躓いたりしますから。

だから、「どうして変わりたいの?」という答えには、

「○○が嫌だから。もうこんなの嫌だから。」

に付け加えて、

「こういう風になりたい、もっとこうなりたい」

という未来に意識を向けた言葉も大事なんです。

さらに言えば、その「もっとこうなりたい」が自分にとってワクワクするもの、好きなもの、やりたいことであることが望ましいです。

というのも「変わる」というプロセスって長期化することもありますから「ワクワクする未来」に引っ張ってもらうことがとても大切なのです。

例えば、ダイエットにしても、単に今の体型が嫌でダイエットしたい、だけではなかなか続きません。
「痩せて綺麗になって可愛い服をいっぱい来て、男たちにちやほやされるぞーい!!!」というヨダレたらたらもののヴィジョンがあった方が、より現実化の可能性は高くなります。

もちろん、その「ワクワクする未来」は「嘘」ではいけません。
この「嘘」というのは、感情レベルでのこと。
つまり、本気でそうなりたいと思えるものであること。

「痩せて綺麗になって可愛い服を着て、ぐふふふふ。男たちにちやほやされちゃうんだ!!!」という思いが、頭で考えたものじゃなく、感情が動くものの方がいいんです。
「ワクワク」って感じるものです。

「男にちやほやされたい!!!」という思いが、「いやー、まあ、その方が頑張れるかなあ、と思って・・・。ホンネ?本音は分からないわ。」という低いテンションではダイエットは続きにくくなります。

ある人は、今の仕事環境が嫌なので、もっと自由に自分らしい仕事をしたい!と思って会社を辞めることにしました。
ところが、彼は「今が嫌だ!この会社にいるのが辛い!」というところに意識を置きすぎていたために、会社を辞めた途端、何がしたいのかが分からなくなってしまったのです。

つまり、自由に自分らしい仕事をしたい、と表向き前向きな希望を持っていたのですが、それが全然具体化できていなかったのです。

だから彼にとっては「自分を変えたい」=「会社を辞めたい」にとどまってしまったのです。

その結果、彼は、別の仕事を探さざるを得なくなり、やはり「今が嫌だ!」という思いを継続してしまうことになりました。

「今が嫌だから」というのは、残念ながらハンデ戦になります。
つまり、マイナススタートなんです。

また、今が嫌なときって、今のことにいっぱいいっぱいになっちゃうことも多いでしょう?
そうすると、今の嫌な感情に引っ張られて、「変わりたいんだけどそんな余裕なくて」なんて言い訳を作り出しちゃったりするのです。

だから、「どうなりたいの?」という答えを今の自分なりに「ワクワクして、素晴らしいもの」におくだけでなく、「今を肯定」しておくことも大事なことだと思います。

今を肯定できたら、ゼロもしくはプラススタートになりますよね!

さらに、こうした「今が嫌だから」というのは「思考の癖」になることも多いんですね。
つまり、1週間、自分を変えようと思って変化した、けど、「今が嫌」という思いはまったく変わらず、実際、自分も変化したとは思えない・・・なんてことになるんです。

これ、分かります???

お金の心理学などでもよく話をする「30万円の給料でお金が足りないと思う人は、50万になっても、100万になっても、やっぱりお金が足りないと思う状況を作り出す」という話を似ているかもしれません。

「足りない」という思考の癖が付いたおかげで、収入が変化しても「足りない」ままになってしまうのです。

だから、「今が嫌だから」ではなく「今できることはやった。自分なりに学ぶことも多かった。だから、新しいステージに行きたい。」という風に意識になれたらいいですよね~(理想です)。

「もう変わりたい!」と思ったら、嫌な状況をまずは受け入れて、学びを得て、そこから、「未来」を描いていきましょう。

つまり「どうなりたいか?」ということを考えるのが大事でっせ!という話でした。

さて、そんなあなたにも効果的なこの本!!(ステマです)
今を肯定し、未来にヴィジョンを描くための参考に使ってください。

「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)

 

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