根本が考える夢の叶え方~なぜ、いつも好きなことをしなさい!と言うのか?~



最近、ライフワークについて興味が沸いて、今後、セミナーをしたり、記事を書いたりってことが増えそうです。
それで今、私が思う「夢の叶え方」についてお話しておきたいと思います。

昨日は大阪で昼間っから大人の心理学講座なるものを開催しておりました。
狭いお部屋に親密感たっぷりで集まっていただいて、あれやこれやとお話をしていました。
頂いた質問に

「旦那さんとまた仲良くなりたいんですけど、今、やりたい趣味もあって、そっちに行くと家庭から目が離れてしまうような気がして、どっちがいいんでしょう?」

というものがありました。(かなり端折ってお話しています)

講座に参加された方も、質問された本人も、おそらく熱心な読者らしく、

「そういう質問をされると僕はどっちでもいいよって言っちゃうのよね~」

って返すと、ああ~やっぱり~?って皆さん笑ってました。

最近、私が特に興味をもって取り組んでいるのは「ライフワーク」でして、それはすなわち「やりたいことを実現する」とか「望む状態を現実化する」ということでして、すなわち、現世利益なんですな。

どうしたらやりたいことだけをやって生きていけるか?とか、好きなことだけをやってていいのか?とか、どうしたら自分が一番ワクワクできる生き方ができるんだろう?というのをセミナーとかで提供したいなあ、と思ってるんです。お楽しみに!

で、「旦那とまた仲良くなりたい」ってのも当然、そのテーマにガッツリ入ってくるわけですよね。

それで、私、こういう話をしたんです。

「旦那さんと仲良くしてる姿ってイメージできます?」って。

まずはそこから始めましょうってことなんです。

以前、ある先生が教えて下さった話があります。

「今、あなたが目にしているモノ。椅子でもテーブルでもペンでもスマホでもパソコンでもそうなんだけど、それはかつては誰かの頭の中にあったイメージが具体化したものですよね?その人がこういう椅子を作りたい!と思ってデザインして、それを技術者が設計して、工場の人が作ってくれて現実化してるんです。」

つまり、私たちが見ているモノは「誰かの頭の中でイメージされたもの」なんです。

料理を作る方、お料理するときって完成した姿をイメージしながら玉ねぎを炒めません?その後に細かく切った野菜やら鶏肉やらを放り込んで、ご飯をぶち込みますよね?ほんで、ケチャップ入れてかき混ぜて一度取り出して、溶き卵を薄く敷して焼いた上にそいつらを乗っけてうまく丸めてオムライスってできるじゃないですか?

これ、どんな料理ができるんだろう??あらー、気が付けばオムライスになっちゃった!なんてことないと思うんです。

だから、望む状態をイメージすることがまずは大事なんです。
それがあいまいだと「何を作ってるのか分かんなくなっちゃった料理」ができてしまいます。

私がカウンセリングの質問に「どんな状態になりたいですか?」って項目を入れるのは、どんな料理を今から作りたいですか?って質問と同じなのです。
とはいえ、オムライスを作るつもりで、途中気が変わってカレーになっちゃうこともありますし、それはそれで美味しいのだけど、それとて改めて出来上がりの姿をイメージしてますよね。

で、この「どんな状態になりたいですか?」といういわゆる「目標」をイメージをしたら、次はそれが自分にとって魅力的かどうか?が凄く大事。
オムライスを作ろう!って思う時って、オムライスが食べたいときですよね?あるいは、オムライスを作ったら家族が喜ぶ!って思ってるときですよね?

「うちの子、子供のくせにオムライスが嫌いって言うの。悔しいからオムライス作ったるわ!」というお母さんはあんまりいないはずです。

だから、そのなりたい状態をイメージして、それが自分にとって魅力的かどうか?が次のポイントなのです。私たちは大人になって賢くなると「頭で考えた目標」を作りがち。それって本当は望んでない場合もあるので、実現は難しくなるんです。

魅力的に感じてるかどうか?というのは簡単にチェックできます。
「そんな状態になったらいいなあ~」とニヤリとする、ワクワクする、ドキドキする、テンションが上がる・・・すなわち、ポジティブな感情が動くのです。

私が学んだ心理学ではそういう目標や夢のことを「ヴィジョン」と呼んでいました。
ヴィジョンとは「ワクワク、どきどきする夢や目標のこと」です。

とろこが、「旦那とまた仲良くなりたい」と思う今はそうじゃない現実がありますよね。
「そうなりたいんだけど、信じられない」みたいな抵抗が出てくることがありますよね。

それは「今の感情」なので受け入れてあげるんです。
「せやな、それ、怖いよな、信じられへんよな」と。

そこがカウンセリングの素晴らしいところで、その感情をポジティブなものに変えていくアプローチをカウンセリングやら心理学というのはいっぱい持ってるわけです。

気持を吐き出してすっきりしたり、理解・共感・受容してもらって安心したり、心理分析をして原因が分かったり、自分のの才能や魅力や可能性を知って希望を持ったり、どうでもいい話をして笑ったり。

そういうわけで私のカウンセリングというのは、聴いてる時間よりも話してる時間の方が相対的に長くなるのが常です。
まあ、私は「話の聴けないカウンセラー」ですから特にそうなるんですけどね。
もちろん、これは師匠から学んだところです。はい(笑)

で、そういう怖れを受け入れて溶かして行く一方で、じゃあ、何が今できるのか?というと・・・それは「今、ワクワクどきどきすることをする」ってことなのですな。
今できる範囲で。

だから、昔からカウンセリングの時にこんな話をするんです。

「辛い気持ちとかしんどい気持ちってのは誰かに話したり、お恨み帳を書いたりして吐き出しましょう。また、どうしてそうなっちゃうか?とか、そのバックボーンにある問題はカウンセリングやセミナーなどの場で解き放ちましょう。ふだんはそれに関しては何もしなくてもいいです。
それより大切なことは、今、好きなことをやったり、楽しいと思うことをやりましょう。自分が笑顔になれることをやりましょう」

という風にね。

波動って言ったり、エネルギーって言ったりすると、途端に話がスピ系になるわけですけど、なぜ、今、旦那と不仲で辛いのに好きなことや楽しいことをやれ!と言うのか?っていうと、望んでる状態と今の状態のエネルギーを合わせるためなんです。
これを「チューニング」って言います。
分かりやすく言えば「チャンネル合わせ」です。タイガースの試合を見たいからサンテレビにチェンネルを合わせる、みたいに。

そのヴィジョンがワクワクすることならば、今、ワクワクすることをやっていく。
そのヴィジョンが楽しいならば、今、楽しいことをやっていく。

「未来」と「今」とを感情レベルでチューニングする。
「結果」と「原因」を感情レベルでチャンネルを合わせておく。

そんなイメージでしょうか。

「旦那と仲良くしている姿」で感じられるワクワク感を、今、別のことで味わっておくと、そこへの道筋が開けてきます。
だから、セミナーでもカウンセリングでも、「旦那と仲良くしている姿」をイメージして、「今」その感覚を味わう、ということを採り入れることもあります。

そうすると、いわゆる「引き寄せ」が起こりやすくなるのです。

じゃあ、具体的に旦那と仲良くする方法は?というと、あっちに任せておいて、、、なんて言います。考えなくてもいいよって。

で、「あっちって?」と聞かれるので「あっちはあっちよ」と返します。

そうすると「それって何よ!!」って武闘派女子あたりだと胸倉を掴んでくるので、「は、話すから、(その手を)離して」とシャレてみるのですが、当然ながらあまりウケません(苦笑)。

方法は100万通りある、と福島正伸先生はおっしゃいます。
そして、心理学では「道(方法)は示されるもの」と言います。

そこに至る道は、神様にお任せ、でいいのです。
そして、今できる好きなことをコツコツやっていくのです。

「自分が笑顔になれることをする」
「今の気持ちをノートに書き出す」
「不安な気持ちを誰かに聞いてもらう」
「祈る」
「根本さんのブログを読む」
「ネットで動画を見て笑う」
「温かいお茶を飲む」
「漫画を読む」
「ゲームに没頭する」
「温泉に浸かる」
「居酒屋で飲んだくれる」
「カラオケに行く」

なんでもいいんです。今できることをしよう、です。

それが今、怖れが強いならば、その怖れを書き出したり、話したりしましょう。
でも、それが少しマシになったら、自分が笑顔になることをしましょうね、それで意識のチャンネルを合わせておこうね、というわけです。

昨日、知らんうちに苗字が変わって幸せになりよった武闘派女子のメッセージを紹介しました。その中にこんな一説があります。

『根本さん、そして根本さんのおかげで出逢った人々や得られた経験のおかげで癒しが進んだせいか、根本さんのおっしゃる「この人ならなぜか大丈夫(かも?)。」と思える人が出現したのです。
キーは、本来の自分に繋がることが(たとえ一瞬でも)できたこと、
それにより自分を許せたこと(一部分でも)、
だったのではと思います。』

この文章を読んで、こう思いません?

「全然、具体的じゃねえ。おい、具体的にどんな方法を使ってその男をたらし込んだのか教えろや」と。

でも、たぶん、彼女はこれ以上の説明って難しいと思うのです。
そりゃ、出会い系サイトに登録した、とか、パーティに行った、とか、方法は教えてもらえると思うんです。
でも、「それなら俺だってやっとるわ!」ってキレそうになる武闘派女子も多いはず。

となると、やはり彼女は最大限の説明をして下さってると言えるんです。

うまく行った人にインタビューするとたいていこんな答えが返ってきます。

「うーん、なんでだろ?何となく、まあ、うまく行っちゃったんですよね」

つまり、方法論にこだわって、「あれやって、これやって、次にこうして、ああして」という「手続き的」なことはあまり無意味だってことなんです。

ただ、そのヴィジョンをイメージして、今できることをやって、今を楽しんだり笑ったりしていると、自然とそこにたどり着く、という仕組みです。

だから、「方法」を求めたくなったら、こう思ってください。

「今できることをやればいい。そして、今楽しめることをやればいい。そしたら、必ずその状態に行けるんだ~」って。

そして、余裕があるときは、自分が成し遂げたい状態をイメージしてニヤニヤしておけばいいんです。
そこに至るプロセス(方法)は「直感(インスピレーション)」みたいな感じで向こうからやってきますから。

「どうしたら本を出せるんですか?」という質問をよく頂きます。
でも、私の場合、具体的にこれをしたから、というのがないんです。

今回絶賛増刷中並びに自己最高売上中の「「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」ですが、この本がなぜ出せたのか?の具体的な方法はないんです。おそらく、再現性は低いでしょう。
以前本を出したときにお世話になった営業さんが元々編集部に「根本って奴がおるで」って伝えてくれてたんですが、そこでは何も起こりませんでした。
それで、何となく昨年暮れに「飲み行きましょう」って話になって、酔ったついでに「この間、別の出版社からお話しいただいたのにポシャってしまいましてね」なんて話をしたら、「その企画書見せてくださいよ」って話になりました。
で、もちろん、その別の出版社から許可をもらって企画書を渡したのですが、そこでは何も起こりませんでした。
ところが、それからしばらく経った頃、いきなり「根本さんが書きたい本を書きましょう」という展開になったんです。

まあ、びっくり。

実は私、本を書く人なら当たり前にやっている「本の企画書を出版社に持ち込む」という方法で本を出したことはなく、いつも、先方から「書いてくれません?」って声をかけていただくことばかりなんですね。
(これを読んで「お前は企画力がないからじゃのぉ」とか思わない思わない(笑))

だから、「どうしたら本を出せるんですか?」という質問に真面目に答えるならば、「本を書きたい!って思い続けて、それをあちこちで言いふらして、日々、楽しんでブログやメルマガを書くことだよ」と答えるんです。

私は「書くことが好きで、心理学が好き」だから、ブログやメルマガを書くのは楽しみだし、喜びです。
それが「本を出版した!」という喜びのエネルギーとチャンネルが合ったんだと思うわけです。

もちろん、いずれは「本を書きたいと思っていたら、アイデアが浮かんできて楽しみながら企画書を書いて出版社に持ち込んだら本になった!」という現象が起きるかもしれませんが、それは今後のお楽しみ。

方法は考えなくていいよ。その先のヴィジョンと今とを感情レベルでチューニングしておけばいいよ、というお話でした。

さて、そんないきさつで出た本が、いきなり2刷、3刷とW重版です。また、アマゾンの総合ランキングでも一時2桁に突入しました(これはすごいことです)。

そんな「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)はこちらからお買い求めいただけます。

<読者から頂いた本の感想>

自分でも自分の感情がわからない、何が好きで何が嫌いなのかも即答できない。
私まさに他人軸!!と頷きながら痛くなりながら読みました。
自己肯定感をあげるのは、すぐに一気にできることじゃない。
すぐに変われない自分をダメだと否定して責めることでもない。
本を読んで「自分の事を大切な友達を見るように見守りつつ自分の気持ちに寄り添っていこう」と思えました。
また立ち止まったり自分を責めそうな時の対処法が書かれていて、見透かされてるー!って気持ちと同時に、それでいいんだって安心感をもらえました。
(Kさん、女性)
子どもの頃から「お姉ちゃんは敏感すぎる(だから駄目なのよ)」と、ことあるごとに母に言われて、その度に傷ついていました。
でも、そもそも自分よりも人の気持ちを優先しがちな「わたし」は、母や他の家族との関わりが原因で誕生していたのです!
本書を読んで、よくわからない肩身の狭さや自責の気持ちが消えました。
欠点(に思える)敏感さは、長所として生かすことができるんですね。
これからは、気にしいな「わたし」だからこそ出来るやり方で世界とつながっていきます。
(Sさん、女性)
苦い思い出と向き合うワークでは、痛い!と何度も涙した。
それでも書き進めるうち、いかに自分が亡き両親から愛されていたかを思い知り、これまでの出来事全てをひっくるめて私なのだと、今の自分にOKを出せた。
これが「自己肯定(感)」だろうか。
私はこれからも、私のままいればいい。
私らしく、自由に生きていい。
そう気付かせてくれた本書と根本さんに感謝している。
(Hさん、女性)

あわせて読みたい