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逃げるには逃げる目的があります。それは本当にしたいことじゃないから。
だいぶ頑張っていた時代があるんじゃないでしょうか。
そんな逃げまくる自分を受け入れる、という手があります。
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私は最近やることすべてが、嫌なことから逃げる為の逃避になってしまいます。例えば勉強から逃げたくて外に出かけたり、やるべきことを先延ばしにしたくて予定を入れたりするのです。
それだけでなく、なんとかそれらを改善しようと深く考えることすら嫌になってしまったのです。ちょっとずつでもいいから始めてみよう?と自分に言い聞かせても、ぷいとそっぽを向かれる感じです。以前まではまだ耐性があったのですが、最近は疲れが溜まっているのか、根っから拒絶の体勢をとってしまいます。
私は学生で、勉強が必要です。でも、もう長期間勉強から離れているので、手すらつけたくないのです。ちょっとずつ…..五分だけでいいから….という意思すら湧かず、代わりに逃避の行動をとってしまいます。
真面目に深く考えようとすると、強制シャットダウンがかかるかのように、考え込むことができなくなります。
自分の本心がわかりません。理性と欲求に板ばさみになっている状態です。(それでも欲求を優先させているつもりですが、いつまでたっても治らないので心配になり、相談させていただきます)
誰にでもあることだとは思うのですが、解決策も見出せず、長期間苦しんでいます。他の方と比べるとあまり深刻な話題ではありませんが、いつか、リクエストとして取り上げていただけたら嬉しいです。
(Hさん)
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人の心と言うのは案外シンプルなものでして、「~しなきゃいけない」って“考える”のは「~したくない」時に限るんです。
「勉強しなきゃいけない」というのは、勉強したくない時にしか言えないセリフなのです。
Hさんはずっとしたくないことを長年やってこられたんだろうと思います。
本心は「勉強なんか、したくねえ」だと思いますよ。
それをずーっとやってきてるから、心が強制ストップかけたんだと思うんです。
「おいおい、ええかげんにせんかいな。いつまでこんな嫌なことさせとんねん。わしゃ、奴隷ちゃうねんぞ」
ってストライキ起こしてるのです。
ずいぶんといい子をしてきませんでしたか?
周りの目を気にして、人にためにって頑張って来ませんでしたか?
今も人に迷惑をかけないようにって繊細な注意を払っていませんか?
>他の方と比べるとあまり深刻な話題ではありませんが、
なんて書かれる辺り、気遣いができる、反面、気を使いすぎる傾向があるのかもしれません。
よく「好きなことをしましょう」とか「したくないことはしなくてもいい」みたいなことを書いていますけれど、「気を使いながら好きなことをする」とか「心配しながらしたくないことをしない」というのでは余計にストレスが溜まってしまうんですね。
休んでるはずなのに疲れが取れないのはだからだと思うんです。
OLさんとか主婦の方にもよくこんな話をするんです。
「あなたはハードワーカーですよね」
「いや、そんなことないですよ。6時には仕事終わってますし」
「でも、仕事終わってもずっと考え事してるでしょう?」
「ああ、してますね。彼のこととか、仕事のこととかいろいろ考えてます。」
「だからハードワーカーなんですよ。全然頭は休まってないですもの」
また、経営者やフリーでガンガン仕事してる人にはこんな話もするんです。
「休むのも仕事のうちですよね。休まないと疲れやストレスが溜まって十分なパフォーマンスが発揮できないでしょう?だから、好きなことをして、楽しんで、笑って、涎垂らして寝て、それですっきりさせてあげるとまたやる気がみなぎって来るでしょう?だから休むのも遊ぶのも仕事のうちなんですよね。」
Hさんの場合、勉強から逃れて何かをしてしまう、というくらい勉強が嫌いなんだろうと思うんです。
いや、嫌いなことを勉強している、のかもしれないです。
本当にしたいこと、本当に好きなモノ、心からワクワクするもの、見つけてますか?
もちろん、今見つかってなくてもいいんです。
今の勉強がそのワクワクしたものを見付けるための手段だと思えたら、また机に向かうことはできます。
しかし、この勉強なんの意味があるの?これやってどうなるわけ?って疑問があったり、やりたくね~、おもんね~って嫌な気持ちがあったりしたら、どうしたって勉強から逃げたくなるんです。
そもそも勉強が楽しいって思っていたのはいつ頃まででしょうか?
いつから楽しくなくなり、ごまかしごまかしやってきましたか?
しなきゃいけないからするって風にいつからやってきましたか?
その年季が長い分だけ、心がストライキを起こすのは無理はありません。
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勉強に限らず、したいことならば私たちは夜を徹してでもしたいと思いますし、少々嫌な思いをしてもくじけずに乗り越える気力に変えることができます。
今やっていることに意味が見いだせず、また好きなことでもなく、ただ惰性で、ただ義務でやっているとするならば、やっぱり人はそこから逃げることしか考えなくなるのです。
それは自然の法則であり、何ら不思議なことではないんです。
だから、今、Hさんは自分の心にもっと素直になる必要があります。
何が嫌なの?どうして嫌なの?
何が好きなの?どうしたいの?
そんな心の声とひたすら向き合うのです。
分からなくてもいいんです。心がすぐに心を開いてくれるとは限りません。
でも、自分の気持ちに寄り添おうとすればするほど、きっと心は軽く、楽になります。
そして、Hさん、「そんな私でも愛される~」って言葉、1日100回以上呟くようにしてください。
感情込めたり、実感わくようにしたりするなど、真面目にやらないでくださいね。
ただただ口癖のように「そんな私でも愛される~♪」ってやってください。
ブログでもよく書いていますし、昨日もそのことに触れた気がするのですが、「自己嫌悪するために行動を選んでる」という場合があるんですね。
「いつも逃げてる!!」って自分を責めたいのかもしれません。
だから、その手には乗らないよ~って意味も込めて、「そんな私でも愛されてる~♪」って言葉を繰り返すようにしてください。
口癖になるほど続けると面白いことが起こると思います。
気が付けば、ですけどね。
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☆根本本。