禁止の心理。タブーの心理。



ダメと言われると欲しくなるように、私たちの脳(マインド)は「否定形」を持っていません。
そもそも禁止する裏側には「怖れ」が隠れているので、より禁止が強化されてしまい、引き寄せが起こるみたいです。
じゃあ、どうしたらいいのでしょう?

最近、セミナーやカウンセリングでよくこの話をしてるので皆さまにもシェアします。
ブログでもちょくちょく書いてるので、ああ、あのことね、と思った方も多いかと。

「禁止されると欲しくなる」という心理があります。

「さあ、皆さん、絶対後ろを振り向かないでくださいね!」と言われるとすごく後ろが気になるって奴。
「見ちゃダメ、と言われると見たくなる」
「しちゃダメ、と言われるとしたくなる」という心の動きです。

「脳にNOはない」って言われるんですけど、私たちの頭の中では「No」「Not」が理解できないみたいなんですね。

だから、「見ちゃダメ」→「見なさい」、「しちゃダメ」→「しなさい」という風に聞こえてしまうようなんです。

これってよく考えると怖いですよね~。

旦那さんに「二度と浮気しないで!」と言ってる奥さま。
旦那さんの脳にはどんな風に伝わっているか分かりますよね?

「浮気しなさい!」あるいは「浮気してもいいよ」に聞こえちゃうんですね~
(しなさい、なのか、してもいいよ、なのかは、浮気しないで!の語気の強さで別れます)

子育て中のママさん。
「散らかしちゃダメっていつもママ言ってるでしょ!」の言葉の危険性、分かりますよね?
そりゃあ、子どもは喜んでおもちゃ箱ひっくり返したままにしますよね。

「忘れ物しないようにちゃんと見た?」ってのは忘れ物を促す言葉になっちゃうなんてヤバいですよね~!

職場でこんなシーン、よく見かけませんか?

「取引先の人に迷惑をかけないようにしなきゃ」
「今度のプレゼンではぜったいに失敗しないようにしなきゃ」
「上司に怒られないように頑張ろう」

脳、というか、マインド(心理)には、全部逆のメッセージとして伝わってしまうんです。

だって、「迷惑をかけないように」って思ってる時に想像してるシーンって「迷惑かけてるシーン」ですよね?
「忘れ物しないように」と思ってるイメージは「忘れ物して怒られてるシーン」ですよね?
「失敗しないように」と思えば思うほど「失敗して恥をかいてるシーン」ばかりが目に浮かぶかもしれません。

禁止って怖れを作るんですね。
「失敗しないように」と「失敗を禁止する」と、失敗したらどうしよう、という怖れを強化します。

そもそも私たちは怖れという感情にとても敏感です。
怖れを感じてるときの私たちはそこから意識が離せなくなります。
そうすると、その怖れの対象をどんどんイメージするようになるんですね。

そして、いわゆる、引き寄せの法則が働くんです。

「失敗しないように」と「失敗したらどうしよう」という怖れを強化した結果、「失敗」が起きてしまうんです。

だから本当に問題なのは、その「~しないように」という禁止の影に隠れてる「怖れ」という感情なんです。

「迷惑をかけるのは申し訳ないことで、それがすおく怖い」
「忘れ物することが怖い」
「失敗するのが怖い」
「浮気されるのが怖い」

ね?

「部屋を散らかされるのが怖い」・・って変か。
じゃあ、
「部屋を散らかされるのが嫌だ」・・・はOKですね。

「怖れ」じゃなくて「嫌だ」すなわち「嫌悪感」もありますね・・・って実はネガティブな感情は全部OKですね。

ネガティブな感情を持っていると、それを感じさせてくれる現実を引き寄せるわけです。
その中で一番分かり易いのが「怖れ」というわけです。

どうしたらいいのでしょう?

「失敗しないように!」って強く思ってしまったモノはしょうがないですよね。
そこで「失敗してもいいんだ!」って思ったとしても、その裏側にある怖れが解消されなければ、単なる強がり、痩せ我慢になってしまいますし、感情が引き寄せを起こすわけですから、表面的な思い込みでは効果がないんです。

だから、まずはその「怖れ」なり「嫌悪感」なりを表面化させることだと思うんです。
感情として表面に出して解放しちゃうわけです。
感情って感じれば感じるほど解放されるものですから、認めただけでも解放されることありますね。

「失敗するのが怖いんだ、俺」って素直に認めちゃうことです。
そうして、少し、落ち着いたら、「なんで怖いんだろう?何が怖いんだろう?」って掘り下げてもいいし、「失敗の何を怖れてるのか?」が分かってくると、もっと落ち着いてきて「失敗しても大したことないか、命を取られるわけでもないし」みたいな気持ちになれたりします。

もちろん、100%怖れを解消しなくてもいいんですよ。

だから、少し解消した時点で、「失敗しても構わない」とか「失敗してもいい」っていう思いに意識を向けてみると始めは抵抗ありますが、だんだんどうでもよくなっていきます。

どうでも良くなったとき、失敗って怒らないんですよね。(正確には失敗してもそれを気にしなくなるのですが)

さて、この自分の中にある「禁止」とその奥にある「怖れ」、どれくらい抱いていらっしゃるでしょう?

毎日使える心理学講座
○セミナー・スケジュール
○カウンセリング・スケジュール
☆根本本。
根本の著作

あわせて読みたい