7月に約1年ぶりに開催しましたリトリートセミナー。
初めての3日間でした。
3日もあるとやっぱりすごくいいですね。
ゆったりと、ひとつひとつに時間をかけてセッションを作っていけます。
もちろん、私やスタッフだけでなく、何よりも参加者の皆さんのコミットも違いますからより濃厚かつディープな時間を一緒に過ごせたんじゃないかと思います。
あるセッションで「ほんとうのあなたは今とは逆でユーモアにあふれた面白い奴で、だらだらマイペースに生きるのが似合ってるんじゃね?」という話になり、急遽アマゾンで彼女が好きなぐでたまの着ぐるみをオーダーし、それが届いてからは常にそれを被って受講してもらったりしました。(アマゾンさん、配送業者さん、ありがとう!)
そんな直感に任せて遊んじゃうのもリトリートセミナーです。
それゆえ、様々なミラクルも起こりました。
リトリートセミナーでは個人の問題を扱うグループセラピーを行うのですが、一つ一つは単独したセッションなのに不思議なつながりが生まれるものです。
まるで連続ドラマを見ているかのようにそれそれのセッションが呼応して行くのです。
そうした流れは作ろうと思って作れるものではないので、ほんとに奇跡みたいなことが次々起こります。
だから私としてはその流れにひたすら身を委ね、サレンダーしていきます。ていうか、それしかできません。
場を司るタクトを握っているようで、船頭としてひたすら川の流れに従っているだけのような気がするのです。
それは自分の口から出てくる言葉も同じ。
自分の言葉であってそうじゃないような感覚を幾度も体験します。
思考ではなく、ひたすら感覚に委ねているので、セッションが終われば記憶も飛んでしまうもの。
だから考えることといえば、どんなツッコミを入れたら笑いが起こるか?次の休憩は何時にまでにしようか?晩飯は何を食おうか?くらいでしょうか。
私はこうした空間が大好き過ぎるので20年以上もこの世界に身を置いているのです。
そして、2022年になってもこの場に出会えたことがほんとうに嬉しく、幸せで、一緒にこの空間を過ごしてくれたみんなに自然と感謝の思いが浮かんでくるんです。
そんな幸せな時間からもう1か月近く過ぎてしまいましたが、今も思い出せばすぐにあの空間が蘇り、ふわっとしてニヤッとしてしまうのです。
さて、今回は3日間ということで個人セッションでは次のようなテーマを扱いました。
(1)とげのように喉に刺さっている古いハートブレイクを癒やす。
(2)背負っていた家族を手放してビジョンを手に入れる。
(3)ずっと隠してきた才能(ユーモア)を受け取る。ぐてたまになる!!
(4)自分自身がビジョンになることを許し、昔の自分を助けに行く。
(5)死別した彼とのつながりを取り戻し、自由になる。
(6)亡くなった母のエネルギーを受け取って死の誘惑を超え、孤独を癒やす。
(7)眠っている才能を開き、その使い方を学ぶ。
(8)母を許し、統合し、パートナーシップを自らに許す。
ひとつひとつに壮大な物語があって、細かい解説を加えたくなりますが、こうした一見バラバラに見えるセッションが不思議なつながりをもたらして、物語にさらに意味を持たしてくれます。
問題を癒し、才能を開く。
私のセッションの主軸はここにあるのですが、それが最も表現されているのがこのグループセラピーにおける個人セッションなんです。
「個人」って言ってますけど「グループ」なんです・・・ってわけの分からぬことを言ってますが、個人にフォーカスし、グループに展開し、その場にいるみんなに気付きや癒しをもたらすスタイルのことです。
私のもっとも中心にあるセッションであり、もっとも自由に振舞えるセッションでもあり、だからこそ、最も本気を出せるわけです。
普段の個人やグループのセッション、そして、セミナーなどでは、ここの自分の一部を表現しているって感じですね。
ということで、やっぱりリトリートはいいなあ!としみじみ思い、そして3日間って最高だな!と思ったので、今後も画策していく所存です。
◎リトリートセミナーの1日バージョンと言えばコレです。東京でも開催する予定です。(11月か12月くらい)
大阪:9/11(日)11:00-18:00 問題解決のためのワンデーセミナー~慢性的な問題と向き合って突き抜ける!~
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/45911