3/9,10神戸リトリートセミナーを開催しました。



異人館が集まる神戸・北野町。素敵な街で、素敵な仲間たちと2日間のリトリートセミナーを開催しました。

日常を離れた場所で、自分自身と向き合い、自分の生き方や今の問題について掘り下げます。

メインは個人セッション。

今解決したい問題をシェアしていただき、公開カウンセリングのように、その問題を分析していきます。こういう風にすればもっとよくなるよね?こういう風に考えたらうまく行かない?という提案もあるし、心の中にある引っかかりを取り除くセッションもしていきます。

私のセッションの特徴のひとつはグループで作る「ロールプレイ」というセラピー。こうして人を立てて心の中の状態を視覚化し、さらに一歩踏み出したり、統合したりして心の中にあるブロックを外したり、新し世界観をインストールしたりできます。

参加している人はまるで演劇を見ているかのうように自分を重ね合わせて感情移入することで、同じ体験をすることができるんです。それがグループセラピーの魅力のひとつだと思っています。

そのセッションを受けてグループに分かれて実習することもあります。そうすることでその体験をより自分のものにしていくことができるのです。

今回は4人の方のお話を伺いました。

1.子育てに関するテーマ。下の子はかわいいけれど、上の子に抵抗を感じる、というお話。

お話を伺っていくと、ご自身は兄がいる第二子長女。ここが関連しているようです。
そのため末っ子ポジションに慣れているようで、仕事でも後方支援が得意で、他者からの依頼やサポートは難なくできます。しかし、自分が一番手になることへの抵抗があるそうなんですね。

ということで、テーマは「リーダーシップ」。
後方支援が悪いわけではないのですが、リーダーシップが取れるようになるともっと仕事の選択が広がりますよね。

2.夫婦関係と子育てについてのシェア。やはり上の子への抵抗がある、とのこと。さらに別居中のご主人との関係を思い悩んでいらっしゃるようです。

お話を伺うととっても自己否定が強いことが分かります。自分を強く否定すればするほどパートナーや子どもなど、近い存在を否定するようになるものです。
さらにしなやかさをもつお父さんとの関係がカギになることが分かってきました。

お父さんの愛を受け取りましょう、というテーマでセッションを行いました。

3.そろそろパートナーシップにコミットしたい、というお話。同時にライフワーク(カウンセラー)としても道を拓いて聞きたい、とのこと。

ライフワークとパートナーシップは同じ視線で扱うことができます。どちらも、本来の自分らしさを発揮していくプロセスですから。
そして、家族のお話を伺うとやはりなかなか強烈なメンバーがいることが分かります。特に女性性(母、祖母、叔母)との関係がポイントになると思いましたので、それぞれが象徴する「女王さま」「女神さま」「愛され上手な女の子」を統合するプロセスを行います。

つまり、無意識に女性性を否定しなければならない人生を「肯定する」方向に変えていきます。ネガティブな問題の裏にはポジティブな才能があり、それを受け取るセッションと言ってもいいでしょう。

悲しみの海を越えて、仲間たちの応援を感じながら本来自分が持つ女性性を解放していく素敵なセッションになりました。

4.反抗期がない私。そして、自分そっくりな娘の将来を案じるお母さんのセッションです。

お話を伺うと4人きょうだいの長女で、ずっといい子、小さいママをやってきたそうです。親に迷惑をかけちゃいけない、弟や妹を守らなければいけない、となればそりゃあ反抗期はありません。でも、反抗したい気持ちがないわけではないんです(反抗したい気持ち=自立心)。

だから、そうした頑張ってる自分を手放して、ありのままの自分の価値や魅力を受け取るセッションをしていきました。

みんなの協力を得て、たくさん褒めてもらい、たくさん受け取ります。受け取り下手な彼女としては抵抗が出てきますが、たくさんの人に言われると少しずつ受け入れられるようになるんですよね。

そして、終了後はグループで価値を受け取るワークもやりました。

我ながら2日間、とてもいいセッションが作れたのではないかと自画自賛しております(笑)


リトリートセミナーでは妻の演奏するクリスタルボウルに耳を傾け、心と体をリラックスさせ、クリーニングしていきます。思わず深い眠りに引きずり込まれるようになり、気が付けば体も心が軽くなっていきます。

楽な姿勢で聴いてくださいね~とすると皆さんこの通り(笑)
確かに横になりながら聞くとほんと気持ちがいいんですよねー。


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