ワークショップと風と花粉症。



心理学ワークショップ明けの朝というのは、1日興奮していたせいなのか、テンションを上げて挑んだせいなのか、様々なエネルギーが行き交うせいなのか、すこぶる血圧が高くなる(おっと、いきなりオッサントーク全開ですいません)。

不思議な夢を見ることもあるし、すかーっと目覚めることもあり、そのときのワークショップはいかなりものだったのかを、まさに“体感”する瞬間でもある。

今日はそんな話をちょこっとさせて頂こうと思う。


なお、日曜の大阪・心理学ワークショップにご参加くださいました皆さん、お疲れ様でした。
参加者全員の【価値・才能を見て伝える】という私のミッション。無事果たせまして、久々の満足感!
(だいたい、講師が満足感を感じるセミナーというのは、客観的にはイマイチという説もあるのですが、今回はそれでも僕は嬉しい、と思える充実感でございました)。

涙してくださる方、それでいいんだ!と自信を感じてくれた方、恥ずかしげにはにかんでくださった方、バレた?やっぱり?という反応をして下さった方、いまいちピンと来てなかった方。皆さんの直接の反応も嬉しかったです。
私なりの見方ですが、受け取っていただければ幸いです。

私はワークショップ明けの月曜日もいつも通り“朝のお散歩”に出かける。
学校に向かう娘と一緒に家を出て、だいたい2時間ほど緑の街路樹や公園の中をてくてく歩くのである。
お散歩というと優雅な響きを伴うが、基本、体育会系というか、筋肉質なところがあるので、ウェイトを両手に持ってのストイックなウォーキングである。

ルートがある程度定まり、耳から聞こえるipodもいつもの音楽となれば、思考は勝手にあらゆる方向へ飛び、あれやこれやと頭の中を様々なものが過ぎっては流れていくようになる。

いわば、軽く瞑想状態になると言っても良い。

ワークショップ明けのお散歩というのは、前日が1日がかりのセミナーだろうが、2時間だけの講座だろうが、「反省」の場になることが多い。

意識的に、というよりも、自然発生的に頭の中に「あそこでこういう話をすればもっと良かったんじゃないか?」「この切り替えしをすれば、もっとウケたんじゃないか?」「あ、あのテーマの先はここに繋がってたんか。それを伝えてあげればよかった」等々、一定リズムで刻まれる歩数と共に、様々な思いが湧き上がって来る。

自己嫌悪など、自分を責めることもないではないが、多くは「悔しくも、また次回のネタに使おう」とさーっと流していくことが多い。いわば、心の窓を開けて外気を入れ、リフレッシュさせるような行為になろうか。

この日曜日のワークショップは、夜の部は質疑応答の時間が取れずに残念で悔いが残ったのだが、昼の部は自分なりにも相当ベストな4時間になったと自画自賛していた。
こういう充実感、満足感は年に数度とないもので、故に、朝の2時間ウォーキングはいつもにも増して気合が入った。そして、少々飛ばしすぎたせいなのか若干右ひざに違和感を感じてしまった。何となく残念なほどに空回りである。

そもそも4時間のワークショップというのは非常に難しい。
2時間ならば、立ち上がりから一気に流れを作ればいいし、1日あればじっくり起承転結を作りながら進めていっても余裕がある。
しかし、4時間というのは、一気呵成ではお互いに疲れるし、バテる。よって緩急のメリハリも必要になってくるが、悠長なことを言っていると、途中盛り上がって尻すぼみ、という最悪な展開も考えられる。
よって、最後にはみんなが笑顔で、ほくほくになっていただこう、そして、多少は感情に触れて胸が熱くなったり、涙が流れたりする時間も作ろう、同時に、そのためには笑いも必要だから、できるだけツカミはしっかりと、それでいて心にしっかり残るお土産を持って帰っていただこう・・・などと考えつつ進めているのである。

もちろん、プロなのでそんな表情はおくびにも出さないように振舞っている(つもり)のだが、内心冷や汗はけっこうかいているのである。

以前、あるワークショップの打ち上げで、常連になりつつあったとある女性が「根本さんって、講座が終わって『自由解散です~』ってなった後、ふぅ~って、いつも大きく息を吐かれますよね?それ見るとやっぱり緊張してたり、気持ちを入れてやってるんだなあ、て感心するんですよ」と言われ、正体を見破られたような恥ずかしさと喜びを同時に感じたことがある。
もちろん、それ以来、個人的に彼女の大ファンになったことは言うまでもない。

そもそも女性の皆さんからすれば、講師のそうした態度や表情の変化などは本人が隠そうとしていても、とっくにお見通しなわけで、でも、その上で、偉そうにしゃべりつづける私に付いて来てくれてるんだと思えば、感謝もひとしおである。

膝を若干気にしつつも2時間歩いて汗だくになり、いい気分で自宅に戻ってきた。
風は爽やかで、空は青く、緑もほどよく目に染みる。キンモクセイの甘い香りは心を和ませ、汗をかいていても日陰は涼しく感じる季節である。

思い切り深呼吸をし、体を伸ばしたりしつつ家に戻れば、なぜか鼻水が止まらない。
そういえば、慣れっこになっているがくしゃみだって道中何度も出ているし、タンもよく絡む。

膝の違和感よりも何よりも、こんないい季節にイネ科の花粉症でイマイチ格好が付かない自分が何となく残念なのである。

とはいえ、日曜日が楽しい1日であったことには間違いない。
この感覚を大事にして、常にこうありたいと改めて心に誓うのである(ティッシュで鼻をかみながら)。

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