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エネルギーが強い方が何らかの要因でそれをうまく回せなくなってしまうと、エネルギーが自家中毒を起こして自分を激しく攻撃したり、自分を傷つけるような行動に出たりしてしまいやすいのです。
だから、そこはやはり自分のエネルギーと上手に付き合えるようになっていくことを目指すのがいいと思うのです。
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私が“待つ女”である証拠は以下です。
・9年間のダメ夫との結婚生活から「もう無理」と思って3ヶ月で離婚。
・数年勤めたブラック職場で元反社の社長に給与交渉して年収70万円アップ→違法行為を指示されスパッと退職。
・縁もゆかりもない土地へ直感だけで引っ越し。
・長年のダイエットからボディビルに挑戦し大会優勝。
ウダウダ…からのスイッチが入るとロケット発射型の女です。
そして「今の仕事を辞めてライフワークに挑戦したい!」と思いながら、もう10年ほど発射台でエンジンをふかしています。
20年以上続けてきた今の仕事には自信が持てず、できない自分を責めながら働くのは正直つらいです。
私は20代からの“過食嘔吐”というガス抜き癖があり、最近ふと「このガス抜きをしているから、本当の発射(行動)が遅れているのでは?」と思いました。
とはいえ抜かないと、自分のエネルギーで自分が壊れてしまいそうな気もします。
この“抜いているエネルギー”と“待ちながら貯めているエネルギー”は同じものなのでしょうか?
根本先生の見解をお聞かせいただければ幸いです!
(Tさん)
>ウダウダ…からのスイッチが入るとロケット発射型の女です。
まさに「待つ女」の行動様式に見事にマッチしておりますし、発射台で10年もエンジンをふかしているとはこの後どんだけ爆発的に発射されるのだろう?と末恐ろしい気もします。(同時にそれだけの熱量に耐えられる発射台はめちゃくちゃ丈夫っすね?)
で、そのライフワークについてなのですが、具体的に「こういう生き方をしたいんじゃー!!」という野望はお持ちなのでしょうか?
それとも「ふむふむ、ライフワークっておいしそうじゃの?何かはよくわからんがヤってみたいものじゃのぉ」という感じなのでしょうか?
これ(今の仕事)じゃない感はあるけど具体的には見つかっとらん!ということであれば、その辺をまずは見当付けたいですよねー。
しかし、待つ女と言えどもその実績ってすさまじいものがありますね。
その情熱量たるや桜島のマグマに匹敵するほどではございませんか!
とはいえ、20年以上も今の仕事を続けられてきたのですよね?
そこに少々の引っかかりを覚えるものでして。
なぜ20年以上続けてきたのに自信が持てないと思いますか?
そして、できない自分を責めながらも20年以上も続けられたのはなぜだと思いますか?
モノによりますけれど、長年続けられるということはそれなりに自分にフィットした要素があり、ライフワーク的匂いをぷんぷん漂わせてることもよくあるわけです。
例えば「仕事内容は自分にフィットしてるんだけど、職場環境が自分に合わんのじゃ」というケースもあるし、「この仕事のこの部分に関しては超コーフンするんだけど、その周りの雑務がほんとに嫌いなんじゃ」というケースもあるわけです。
だから「もし、今の仕事にライフワークみがあるとしたらそれは何なのか?どの部分なのか?」という点をご一考いただければと思うのです。
しかし、反社が絡み、違法行為もあるような、そして、縁もゆかりもない土地に引っ越してもできるお仕事って何なのかが気になりますが。
その引っ越しやボディビルの大会優勝等、「やればものすごくできる子」なんだと思うのですが、やはりそれまでのうだうだには相当熟練の技と見て間違いないでしょうか?
その動き出す共通のきっかけって何か思い当たるところはありませんか?
待つ女って基本的に動かないじゃないですか。
原則としてうだうだ言うじゃないですか。
そして、大前提としてずっとそんな自分に自己嫌悪してるじゃないですか。
けれど、何か急にスイッチが入ってそれまでのうだうだが嘘のように疾風怒濤の動きを見せて周囲をびっくりさせるわけですが、その前に何らかの予兆みたいなものって感じられますか?
単に気が変わっただけ、でしょうか?(そういうケースも大いにあります)
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待つ女ってのは趣味欄に「自己嫌悪」「ひとり反省会」と書いてしまうほど自分のことを責め続けるわけですが、それは自分の価値や魅力、そして、実績、経験を全くと言っていいほど受け取らない、評価してない、という背景があるんですよね。
その後の行動力がすごいものですから「自立系武闘派女子」に所属されてるわけですが、その「待つ間」はとにかくエネルギーが余りまくって、その勢いで自己攻撃に勤しむことになってるのはある種の悲劇です。
だから、待つ女様をカウンセリングさせていただく際には、その価値や魅力、才能をお伝えし、時には説得して何とか受け取ってもらおうとするわけです。
中にはTさんのように輝かしい実績を持つ方もいらっしゃるのですが、過去の栄光はすでに押し入れでホコリまみれになっているものですから、それを引っ張り出して磨いて「な?あんたはすごいねんで!」ということを突き付けようとするわけです。
が、まあ、ね、それでもすぐには受け取ってくれないんですけどね。(愚痴)
「根本さんだけですよ、そんなこと言ってくれるのは」とか鉄壁の防御を示されるんですけどね(愚痴)
Tさんも受け取らないことに関しては自信あるでしょ?笑
でも、10年も発射台でエンジンふかしてるのに飛び立てないってことは、もうひとりでやんない方がいいですよ?
ちゃんとカウンセラーとかコーチとかにサポートしてもらった方がいいですよ!
長年自分ひとりで何とかしようとしてきて、たまにカウンセリング受けたりはしたとしても、あまり変わらないんだったら、一度、がっつりサポートしてもらう!という意識を持った方が結果的に早いと思うんですけどどうでしょうか?
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ということで、過食嘔吐の話をしたいのですけれど、20代からずっと続いてるんですよね?どれくらいのペースで過食嘔吐しちゃうのでしょうか?
確かにガス抜きにはなると思うのですけれど、ちょっと危険な抜き方だと思うので、何か代替方法を見つけたいですよね。
体の方に異変は起きてないですか?
口や喉を傷つけちゃったり、逆流性胃炎になったり、食道あたりに炎症出たりするだけでなく、けっこう体にも負荷かけるものなので。
ボディビルの大会で優勝するくらいですから体重のコントロールも大変になりませんか?
まあ、情熱の女が情熱的に過食嘔吐して情熱的にボディメイクするってのは「分かるなあ」と思うんですけど、やはりその情熱を「平和的安全」に使いたいですよね。
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で、過食嘔吐などの摂食障害って「セクシャリティ」と密接にかかわってるんです。
それは性欲とか性的興味とつながるものでもありますが、自分自身のエネルギーの循環にも大いに関係があるもので、私のブログでもちょくちょく登場する「自分のエネルギーが強すぎて、自分が自分に振り回されてる状態」にTさんも陥っているんじゃないかと思うわけです。
だから、実はここもライフワークのお話と直結してるわけですね。
Tさんはそうした性的なセクシャリティについてはちゃんと向き合ってらっしゃいますか?
それとも何かしら抵抗を覚えるものでしょうか?
また、「過食」というのは「愛が足りねえ!全然足りてねえ!」という心理の表れと解釈することもできるのですが、その点についてはどうお感じでしょうか?
となると、孤独感・寂しさをふだん感じることは多いですか?
それとも自己完結しちゃってあまり感じないようにしていますか?
あるいは、その寂しさを感じないように忙しくしちゃってるところはありませんか?
過食嘔吐をしてガス抜きをしなければならないくらい、ふだんの生活がストレスフルでいっぱいいっぱいだとしたら、どんな気持ちになりますか?
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子どもの頃から「自分を抑圧する」ということがクセになっていたり、いろんな理由で自分を出さないようにしてきたり、愛情が欲しいのに全然与えられず、寂しい思いを抱え込んだり、自由になりたいのにそれを制限されて「かごの中の鳥」のように生きてきたり、外の世界に飛び出すのが怖くて小さく丸くなっていたり、そんな過去があったのかなあ?と推測してしまうわけです。
それだけのエネルギーを持ったTさんですから、基本的にはアクティブなはずです。
溜めて溜めて爆発する!というパターンもTさんらしいのかもしれませんが、
待ってる間に溜まるエネルギーは、ふだんはその多くが「自己嫌悪」に回されます。
もちろん、楽しいことをして抜いたり、腹を抱えて笑うことで抜けたりするものもありますけどね。
それでも処理しきれないエネルギーを使って過食嘔吐をしちゃってると思うのです。
だから、正しく平和的な抜き方を学ぶのもひとつの手ですね。
ふだんから体を動かしまくったり、カラオケで歌いまくったり、友達としゃべり倒したり、いわゆる「ストレス解消」という手段で抜くのもひとつ。
私のセッションではよく「呼吸法」を採り入れえもらうこともよくやります。
「たくさん息を吐く、ということを意識しましょう!」って感じで。
「ストレスが溜まるとオナニーをしまくってしまう」という方も多くて(この間もネタにしましたね)、それが抜く方法になってる場合もあります。
その上で、やはり「自分のエネルギーの取り扱い方」を学ぶことは必須でして、そういうカウンセリングをしてるものですから、機会があればお話ししましょう。
その際、自分の中に無意識に「待て!」というサインが出てることに気づきたいんですよね。
それが先ほどの「過去」によるものですから、子どもの頃からの生き方を振り返るのも役立ちます。
そうして過去のトラウマから生まれたパターンを手放すことで、発射台の滞在時間をぐーんと短くすることができます。
そこで「心地よさ」や「気分のよさ」をふだんから意識しまくってみませんか?
「今、気分が良くなることはなんだろう?」ということを自分に問いかけまくるのです。
そして、そこで出たアイデアを実行できるならやってみる、できなさそうなら妄想する、あるいは、予定を入れる、という風にして、自分の気分を良くすることにできる限り意識を向けるのです。
それがエネルギーの上手な回し方にもなるし、自分との上手な付き合い方にもなるんです。
そして、それがライフワークにつながる道を示してくれることが多いのです。
ぜひ、そんな偉業に挑んでみませんか?
とりあえず「よしやるかー!」とスイッチが入るまではまたうだうだしてしまうものかと思いますが、「時間がかかってもあたしは動き出せるしっ!!」と思っておけば自己嫌悪も少しはマシになるかな、と思うのです。
◎オンライン:11/3(月祝)夜スタート!ワークショップ「抱え込み症候群を手放す4週間プログラム」
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●3人の自立系武闘派女子が自分と向き合って幸せになっていく物語。
「ひとりで生きちゃう武闘派女子が頼って甘えて幸せになる50のトレーニング: 「頑張らないこと」を頑張りたいあなたへ」(小学館)
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