良かれと思って声をかけてくれる人に不義理を働いている気がしてしまう。



そもそも論として、良かれと思って声をかけてもらって、それが自分に合わなかった場合って、全然win-winではないですよね?
だったら「いやだ」と思った時点で「No!」を言えるようになった方がお互いのためなのではないでしょうか?
とはいえ、そういうのって「いい人」にとってはなかなか難しいですよね・・・。

根本先生、こんにちは。
2月にグルコンでお世話になった者です。
本当にありがとうございました。

その日からずっと、朝起きてなんだか生命力に満ちるというか、わくわくフワフワしてるというか、とても静かなんですけど肯定的なエネルギーのようなものを飼っている感じです。

根本先生には、「行きたくない所には行かなくていい」と言ってもらえたことが涙が出るくらいうれしかったです。
会社員時代は人間関係をうまくやろうとしてエネルギー使いまくって、苦手な人がいるとそこに囚われるし、すぐに悔しくて悲しくて涙が出てきて相手をドン引かせるし(涙は心の汗と呼ぶことにしています)、仕事は評価してもらえるけど、それと心がつり合わずなんでこんなにアンバランスなんだろうと思っていました。(恋も難航しまくった情熱の女系です。)

現在は個人事業主としてデザイン業をしており、創作にエネルギーを費やそう!独自性を磨こう!と願っているのですが、まだまだ迷いやクヨクヨが出てきます。

明らかに合わない人との関係にはそこまで悩まなくなったのですが、良かれと思って声をかけてくれる人にどうも不義理をしている気がするんです。
せっかくコミュニティをつくってくれたのに、いい人たちなのに、私は仲良くなることに抵抗があって抜け出したくなり、それをうまく伝えられずトンチンカンな失言をしてしまい、そのことにまた自己嫌悪して無駄なエネルギー費やしてます。さっさと山小屋にこもりゃいいのに、一体私は何をやってるんでしょう…。

大切な友人や相談できる仲間はいて、それでもう十分かなって思っています。新たなコミュニティとかほんとしんどいです。

山籠りもできず、かと言って中途半端な距離の人にイタイと思われるのも、戸惑わせてしまうことも恐ろしいです。
まだまだ人の目が気になってしまいます!
(Aさん)

まずは、すばらしい変化ですねー!

>その日からずっと、朝起きてなんだか生命力に満ちるというか、わくわくフワフワしてるというか、とても静かなんですけど肯定的なエネルギーのようなものを飼っている感じです。

こんな体験できるなんて羨ましい!笑

自分にたくさん許可を出してあげるだけでずいぶんと変わるんですよね。

とはいえ、人間関係でストレス感じるとそのエネルギーも削がれてしまいますから早めに手を打ちたいところです。

まずは、「とても良い感じ」ということを改めて意識しましょう。

その「良い感じ」の中で出てきた「不義理問題」だと意識します。

逆に言えば、今、とっても順調だからこそ、とっても良い感じだからこそ、そこにフォーカスが当たってるんだな、と。

洗車したばかりのピカピカの車に鳥の糞が落ちたようなもんですな。余計気になっちゃう、という。(たとえ悪いか!?)

だから、「次なる課題はこれだな!」と前向きにとらえ、とりあえずビニル手袋と洗浄剤と水を持ってきてふきふきしちゃえばいいってことです。(やっぱりたとえ悪いか!?)

つまり、人の目が気になるという問題は、自分がさらによくなるための課題であり、ここをクリアすればもっと人生が楽しくなる!仕事が面白くなる!という風にとらえていただきたいのですね。

>明らかに合わない人との関係にはそこまで悩まなくなったのですが、良かれと思って声をかけてくれる人にどうも不義理をしている気がするんです。

まあねー。
Aさんはほんとにいい人なんだろうと思います。(とても良い意味での「いい人」ね。)

だから、良くしてくれる人が現れると脊髄反射的に「その好意を受け取らねば!」と思ってしまうんだと思います。

そして、その期待に応えようとしたり、一生懸命その人を喜ばせようとしたり、何とか義理を果たそうとしたりしてしまうわけですね。

で、疲れる。

だって望んでいないんですものねー。そんなものは。

ということはこういう風にとらえるとどんな感じがしますか?

「確かにいい人たちなんだけど、そもそもあたしのニーズや思いを汲んでくれてない時点でほんとにいい人なのか?」

彼らはAさんがコミュニティを望んでいないことや新しい人間関係を望んでいないことに気づいていないわけですよね?

ラーメンとカツ丼を平らげてお腹いっぱいのところに「このカレー、めちゃくちゃおいしいよ!」って差し出してくるようなものですよね?

「これ、Aさんきっと好きだと思うんだよ!」とかニコニコしながら勧めてくるんですよね?

・・・・ウザくね?笑

正直「こいつ、何もあたしのこと分かってねーなー」と思いません?

そのときに「いい人」は「あたしがラーメン(全部乗せ)とカツ丼(大盛り)を食ったことを言ってないから悪いんだ」とか思っちゃうんですけど、いやいや、聞けよ?って思いません?

「カレー作ったんだけど食べれる?」って。

「新しいコミュニティ作るんだけど、いる?」って。

望まないコミュニティを差し出してくる時点で、「ああ、こいつ、分かってねーなー」って思ってよいのですが、そんな話を聞くとAさんはどんな気持ちになるでしょうか?

実は私、フリーになった頃に似たような経験がありました。

根本さんにぜひ合わせたい人がいる、と知人が声をかけてくれたんです。

その方にはすでにいろいろとお世話になってたので「ま、いいか」と思ってその人にお会いすることにしました。

で、その紹介してくださった方というのはコンサルで、お会いするなり情熱的に「根本さんを飛躍させる方法」なるプレゼンを始められたんです。

けっこうよく分析してくださって、そして、価値もたくさん見てくださって、ブログの方向性からメディア戦略まで数字も上げて説明してくださいました。

とてもありがたいし、ここまで自分のことを考えてくれてるのか!と感動しましたし、純粋にいっぱい価値を見てもらえてうれしかったのですが、正直、私、そういうタイプの人、苦手なんですよね。ぐいぐい来る系。

しかも、その内容も私が望んだことでもないですし、提案内容もあまり魅力的に映らなかったですし、ものすごく申し訳ないのですけど、結論ははじめから「いらね」でした。

その人とは「合わないな」と思いましたし、私がそうした提案を望んでいるか確認せずに行動した知人にも「ありえない」と思ったものです。

その知人も善意で紹介してくださったんですし、コンサルの方もとても良い人で話は盛り上がったのですけど、要するに「相性が合わない」ということなんですよね。

そうした知人のやり方を望む人もいると思いますし、そのコンサルさんの分析力は素晴らしいものがありますからきっと活躍されてるんだと思いました。

でも、「合わない」のはしょうがないですね。

私はそんなガツガツやろうと思ってませんでしたし、もっと高い自由度を求めていましたから。

どんなに良い人であっても、どんなに素晴らしい実力を持った方でも、「合わない」のであれば、やっぱうまくいかないと思うのです。

「友人としてはいいんだけど、ビジネスパートナーとしてはちょっとね」みたいな感じですかね。

ま、これ、婚活でもパートナーシップにもまんま当てはまる話ですよね。

だから、そこで「No!」と言える勇気がAさんには求められてるんだと思います。

「いやだな」と思った時点で「No!」を表現するのがベストです。

「No!」と思っても我慢して続けてしまうとどんどん問題が出て来ます。

それでとんちんかんな失言をしちゃうところまでストレスを溜め込んでしまうのかもしれませんね。

「No!」と言うのは「不義理」なのでしょうか?

一時相手の顔を立てて良い人をして、その提案を受け入れても、やがてそこにいられなくなるのであれば、その方が「不義理」ではないでしょうか?

「私は仲良くなることに抵抗が」あることとか、新しいコミュニティが苦手であることが悪いことのように思っていませんか?

>大切な友人や相談できる仲間はいて、それでもう十分かなって思っています。

あら、素晴らしいじゃないですかー。

「それでもう十分!」ってぜひより強く思ってみてください。

個人事業主だしね、周りの人に振り回されることもよくあると思います。
デザイナーという感性を使う仕事だとなおさら、人の心の機微がきになっちゃうかもしれません。

だからこそ、しなやかな軸を持ちたいものですよね。

「デザイナーとしての自分を守る」という意識をもっと持ってみてもいいかもしれません。

個人事業主ってひとりで孤独で自信もなかなか持ちにくいですから、何かやったほうがいいんじゃないか?と思っちゃうことが多いんですよね。

何もしてないと不安、何か学んでないと不安、どこかのコミュニティに属してないと不安、そんな思いから売り上げのほとんどをセミナー会社に寄付してるような方もいます。

でも、そうして不安を解消するために何かするのって結局終わりがないのです。

いつまでも不安はなくならないし、自信もつきにくいんです。

だから「山ごもり」ってほんといいアイデアなんですけど、さすがにそれは寂しすぎません?(Aさん、寂しがり屋でしょ?)

だとしたら、今いらっしゃる大切な友人、仲間でもう十分!当面はこのメンツで行こう!って決心してみてください。

そしたら、堂々と「いやあ、もうラーメンとカツ丼でお腹いっぱいなんすわー。すんませんなー」と言えるようになります。

新しいコミュニティに参加するくらいなら、今ある友人、仲間たちともっと関係を深めたほうが良いと思うのです。

「自分にとって何が大事なのか?」をちょくちょく自分に問うようにしてみてはいかがでしょうか?

デザインの仕事はものすごく大事。
信頼できる友人や仲間がいてくれて、ものすごく大事な存在だ。

そして、

個人事業主として頑張りたい!
あっしは情熱女でござる!
新しい人間関係は苦手なのじゃ!

という自分の思いを大切にしてあげましょう。

ちなみに、その友人、仲間には今回ご相談してくださった話ってされてますよね?
みんなはどんな風におっしゃってたんでしょうか?

また、そのみんなは新しいコミュニティが苦手や人と仲良くなるのに抵抗があることはご存じなんですよね?

これからはそういう事案があった際に、彼らに真っ先に相談するようにしてみるのもいいと思います。

自分のキャラを知ってくれている方々に判断を仰いだ方が良い選択ができそうですしね。

さて、最後に。

ライフワークを生きていくプロセスで、Aさんのように「外部の声」に惑わされてしまうことって少なくないんです。まだ自信も十分でないし、相手も良い人だったらつい自分の「いい人」が出て来ちゃってね。

で、そこで嫌な思いをしたのであれば、そこからちゃんと学ぶことが大切です。

「もう新しい人間関係はいらないのじゃ!」と思ったら、それを大事にすることです。

そして、そのたびに「再選択」することを意識してみましょう。

「いやいやそれはいらない。自分には合わない。申し訳ないけど自分には無理」と認識し、改めて「ライフワークにエネルギーを向けよう」と意識しましょう。(これが再選択)

そうして、ライフワークへのコミットメントを高めていくのです。

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