お金を稼いでいる方が偉い!?パートナーシップに潜む“呪い”と“競争”の罠



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「お金を稼いでいる人が偉いから、その人の希望にはできるだけ沿わねばならない」
そんな呪いを心のうちに抱えている方、けっこう多いと思います。
また、自立系の方々は「与える競争」という罠に陥りやすいんです。
そうするとよりお金を稼ぐ方が優位に立つ、という現象になって、うまくいってるはずなのに苦しい・・・という状態になりやすいものです。

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根本先生こんにちは。
久しぶりに相談させていただきます。

今回は、パートナーシップとお金の問題についてお願いいたします。

私にはバツイチ同士のパートナーがいます。
彼は、私を楽しませること、また子供の将来のことも考えて、副業や不動産を始めて収入を増やそうとしてくれています。
もともと仕事のできる人ですから順調に収入は増えているようで心強いのですが、こんなラッキーな状況に反して私の心はなんだかモヤモヤし始めているのです。

エネルギーの強い男性は皆さんそうかも知れませんが、彼は年齢の割に夜の頻度が多く、私も彼に出会ってその行為自体を嫌いじゃなくなったものの、全てに応じるのは少し大変に感じていました。
それが、彼がお金を稼ぐようになってから、そのために飼われているような気持ちになってしまうことが時々あるのです。

また、夜のこと以外にも、私の(私の子どもの)ために使ってくれるなお金が増えるにしたがって、意見をしにくく思ったり、希望に沿おうとしてしまったりすることが増えて、疲れてしまいます。

どちらも私自身が楽しく居られればそれでもいいのですが、悪気のない彼に当たったり不機嫌になってしまう自分が嫌で、今回相談させていただきました。

ちなみに彼は、普段、自分のための買い物は10円でも安いものを選んでおり、そんな彼が私にお金を使ってくれることに申し訳なさを感じてしまいます。

どうしたら彼の思いを受け取り、これから2人で幸せに過ごしていけるのでしょうか。
ご教示お願いいたします。
(Sさん)

自立系同士のパートナーシップの場合、お互い愛情からでもあるんですが「与える競争」が起こることがあります。

相手に喜んでもらおうとして自分が与えられるものを次々と繰り出すんです。
ところがどちらも「受け取らない」ものですから、まるで雪合戦のように一方的に相手に雪玉を投げるような「与え合い」になるんですね。

そして、別にそんなつもりは全然ないんですけど「より与えたほうが勝ち!」みたいな感じになり、優位な立場をとるわけです。

その際、分かりやすいのが「お金」ですね。
家事の貢献度やセックスも分かりやすいのですけれど、それ以上に「自分が相手のためにどれくらいお金を使ったか?」ははっきり数字で見えますから“優位性”が明確です。

そうすると「彼の方がお金を稼ぎ、それを自分のために使ってくれている」ということに罪悪感を覚えるんです。それによって自分が「下」に置かれてるように感じるんですね。

まあ、いわば「札束でほっぺを殴られる」みたいな感覚なので、罪悪感以外にも惨めさ・屈辱感などが付いてくることもあります。
それがモヤモヤの正体ではないでしょうか。

そして、そうした罪悪感や屈辱感にまみれた状態でセックスをすると、まるで自分が風俗嬢になったような気がするわけです。

しかも、精力旺盛な彼で、求められる頻度も多いとなれば「慰みの道具」として使われているような気がしてしまい、楽しめなくなるんです。

自分はそこまで求めてないのに、それ以上求められるのは苦痛です。嫌です。無理です。
けど、「これだけわたしのためにお金を使ってくれてるんだから」という思いがあれば、「せめてそれくらいはしてあげなければ」みたいな気持ちになり、犠牲的にセックスを受け入れることになります。

もちろん、それは他の点にも言えるわけでして、お金をたくさん使ってくれる分だけ「彼の方が上、彼の方が偉い」という思いがSさんの中に生まれてきます。

それで意見しづらくなったり、相手の希望に合わせようとしたりするんですけど、結局それは「我慢と犠牲」なんですよね?そりゃあ、しんどいですわー。

でも、そこで面と向かって「No!!」とは言えないので、全然別のことで不機嫌になって彼に当たり散らすというゲリラ戦法に出ざるを得ないのが今のSさんではないでしょうか?

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で、自立な人々は「与える」ということで喜んでもらおうとするので、時には感情なほど頑張って与えてくれるんですけど、一方で「自分に与える」という発想はありません。

だから、自分は少しでも安く適当に昼飯を済ませるんだけど、Sさんやお子さんには「ホテルランチでも行って来たら?」とお金を渡してくれるんですね。

こういう話はけっこうあちこちに転がっていて、表に出る自分は安い服を選ぶのに、彼女のためには百貨店で服を買ってくれる、とか、自分はドラッグストアで売ってる化粧水しか使わないのに、奥さんにはデパコスを推す、とか、自分の誕プレは「いらない」と言いながら、彼女の誕生日には豪勢なディナーとプレゼントを渡す、という、そういう行動に出ます。

それはそれで彼なりの「愛」の表現なんですね。
そして「喜んでくれる君の顔を見るのが好きなんだ」とキザなことを言うんですけど、たぶんそれは本気でそう思っています。

それは彼女に与えてるのは罪悪感なんだよ?という話なんですけど、要するに自立系な人は「受け取る」という発想がありませんし、「受け取る」ということがものすごく恥ずかしいのですね。

だから自分にも与えないし、誰かが与えてくれたものも“遠慮”という形で受け取らないんです。

でも、これ、裏を返せば彼の無価値感を表すかもしれません。

「自分に与えられるのはお金しかない」という。

つまり、ただ存在しているだけで価値があるとは到底思えないし、こうして稼ぐから愛されていると思い込んでいるし、お金が無くなった自分には価値がないという怖れの中で生きている可能性があります。

これは犠牲的に家事・育児を頑張っている人(妻・夫)にも言えます。
「せめて家事くらい頑張らないと与えてくれてる彼に申し訳ない」
「家事くらいできないと自分にはこの家にいる資格がない」
「家事も育児もできない自分には価値がない」

そう思って犠牲しているのです。(正確に言えばここでの犠牲は「補償行為」と呼ばれるものになります。)

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Sさんの夫氏もそんな心理の中で頑張ってくれているのではないでしょうか?

でも、たぶん同時にSさんも頑張って彼に喜んでもらおうと「与える」を頑張ってると思うんですけどどうでしょうか?
私は何もできてない、私は何もお返しできない、みたいに感じますか?

ある意味、頻繁なセックスに応じるのも、彼に何も言わないのも、希望に沿おうとするのもSさんなりに「与えてる」ということになるんですけど、あんまりその自覚はないですよね?

だとすると2,3の重要なポイントがあると思うわけです。

1つめはやはり「お金」の呪縛。

Sさんが意識しているのか、無意識なのかはわかりませんが、

「お金を稼いでいる人が偉い!」
「お金をたくさん出した方が偉い!」

という思いはありませんか?

実はこれもまた「呪い」と言えるものでして、「彼の方がたくさんお金をかけてくれてる」と感じた時点で、自分のポジションを「下」に置いてしまいます。

だから、その呪いを手放していかなきゃいけません。

その方法は「あなたの心を支配する 呪いを解く」(かんき出版)に詳しいわけですけれど、カウンセリング的な方法をお伝えしたいと思います。

「お金をたくさん稼いだ方が発言権がある」という“呪い”をSさんが身に着けたのはいつの頃でしょうか?実家ではそんな風潮がありましたか?父がそんな態度だったでしょうか?あるいは母もまたその呪いにかかっていたのでしょうか?

としたら、その子ども時代にその呪いを自分にかけたと言えるわけです。

そこで、インナーチャイルドワーク的なアプローチをしても良いし、あるいは、アファメーションを使うのも効果がみられるかもしれません。

「お金を稼いでいる人が偉い」という呪いを書き換えてみます。

→「お金を稼いでいる人が偉いわけじゃない」

単純な書き換えですが、否定的な表現なのであまり効果があるとは言えません。さらに書き換えていきます。

→「彼はお金を稼ぐことが愛情表現なんだ」

ストレートに表現してみました。
これならアファメーションとして十分だと思います。

→「彼はわたしのことが大好きだからたくさんお金を稼いでくれてるの(はあと)」

自武女にとっては屈辱的なアファメーションで、抵抗がものすごく出てくるかもしれませんが、すんなり腑に落ちるならベストな文言だと思われます。

で、そんなアファメーションを日々ぶつぶつ言いまくるのがお勧めです。

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それから別の見方をすれば今Sさんは「受け取る試練」に挑んでいらっしゃいます。

自立系武闘派女子にとってその試練は滝行をはるかに凌ぐレベルの修行であり、それを修めることは比叡山の千日回峰行よりもはるかに難しいと言われています。

彼もたいがい受け取り下手ですが、Sさんも彼に負けず劣らず受け取り下手だと思われます。

「わたし、愛されてるんだ」とどれくらい素直に感じられます?

うちのクライアントさんはそんな風に思った瞬間、約4割の方は吐き気を覚えてトイレに駆け込み、3割の方は猛然と全否定し、残り2割は失神して倒れる、という反応を示されますが、Sさんはどれですか?全部ですか?みなさんはどうですか?

というわけで
「お金を稼ぐことでしか愛情を示せない彼の愛を、素直に『ありがとう(はあと)』と受け取ってみませんか?」
というご提案です。え!?血圧が限界突破した!?ダイジョウブデスカ?

お金のブロックもあるかと思いますが、「それが彼の愛し方なんだ」「そういう風に彼はわたしたちを愛してくれているんだ」「彼はそういう愛し方しかできないのかも」なんて風に思ってできるだけ「ありがとう(はあと)」という気持ちで受け取れるようにガンバリマショウ!!

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それと同時にもう一つ、競争心を手放そう!という課題です。

たぶんこの競争心は当たり前すぎてわからなくなっているものかもしれません。

「お金を稼いだ方が偉い」というのも競争心ですが、「彼の方がわたしよりも与えてくれている」みたいに感じるならばそれも競争心です。

そこで今度はSさんなりの愛し方に注目するわけです。

「わたしはどうやって彼に愛を与えているのだろう?」

先ほどちらっと触れましたが夜のお誘いに頑張って応えるのもそうだし、言いたいことを控えるのもそうですね。(苦しいけど)

でも、他にもありませんか?

彼のために頑張ってること。
彼にしてあげてること。

そこにちゃんと価値を見てあげることです。

「自分の愛に自信を持て!」とお伝えします。

自分なりに彼に与えていることに価値を見ることは自己肯定感を高めることにもつながりますし、何より自信を持つことにつながります。

彼は彼で相当な受け取り下手だと思いますが、それは彼の問題。
それに気にせず「すでに与えているモノ」について意識を向けてみましょう。
そして、それにちゃんと価値を感じてあげましょう。

「わたしの愛じゃ、まだ足りないのかもしれない」なんて思っちゃダメなんです。

そして、競争心を手放すためにも、線引きは大事ね。
これは私の問題、そこから先は彼の問題という風に。

与えることに価値を感じられるようになると、受け取ってもらえるかどうかが気にならなくなります。

「あら、やっぱりあたしの愛を受け取るのは恥ずかしいのねっ。かわいいわ。」なんて思えるようになったらいいですねー。

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たぶんお二人の関係はとても良好だと思いますが、なおさら幸せを感じられるようになるために、今日お話しした点に意識を向けてみてくださいませ~♪

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パートナーシップにおけるヴィジョンを描くこともできます。
↓
◎10/25(日)11:00-14:00|東京/オンライン
ワークショップ「ヴィジョン・クエスト」&「ヴィジョン・コンサル」

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◎東京:10/12(月祝)自己探求ラボ in 神楽坂#2 価値観編

◎大阪:10/18(日)11:00-18:00 「あのときの私を癒す1DAYヒーリング ~インナーチャイルド・セラピー & トラウマセラピー~」

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◎11/21,22,23 ザ・リトリートセミナー in 神楽坂~生き方が、人生が、自分自身が変わる3日間~
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/51398

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●この記事を読んで「ああ、自分の場合はどうだろう?」と思われた皆さん。そのネタ、聞かせてください!もしかしたらブログ上で回答させていただけるかもしれません!(不採用になっちゃったらごめんなさい!何度でもチャレンジ可!です)

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