自己探求ラボ in 千里山 #3「心の闇に光を当てる」編を開催しました。



先日、自己探求ラボの#3「心の闇に光を当てる」編を千里山にて開催しました。

半年間の探求の、いよいよ折り返し手前。
このラボのひとつの山場と言ってもいい回です。
それでもみなさま、覚悟を持って、そしてどこか安心した表情で会場に集まってくださって、私も背筋が伸びる思いで一日をご一緒しました。

★ 今回の進行

「心の闇」を扱う回は、これまでいくつかの流れで進めてきましたが、今回はみなさまの様子を見ながら、当日その場でこんな形に組み替えていきました。

午前は、闇のカードをじっくり広げて、最終的に3枚に絞っていく時間。
お昼休みは、その3枚にまつわる自分のエピソードを、ゆっくり思い出して書き出す時間。
午後は、そのエピソードをおひとりずつ発表していただき、グループのみなさまから、その闇の裏側にある「光」を導き出していただく時間。
最後に、受け取ったその光を、これからの日常にどう活かすかを、それぞれで言葉にしていただきました。

闇を扱うときって、駆け足で進めるとどうしても心が置いてけぼりになるんですよね。
だから今日は、感じる時間・書く時間・分かち合う時間の間に、ちゃんと余白を持たせていくことにしたんです。
結果として、みなさまがご自分の闇にゆっくり近づいていく、静かで濃い時間になったのではないかと感じています。

★ 35枚のカードから、まず絞っていく

午前中は、闇のカードを床いっぱいに広げるところから始めました。

依存心、居場所のなさ、疑い、悲しみ、無価値感、恐れ、孤独感、罪悪感、嫉妬、恨み、絶望、劣等感、無力感……。
35枚ほどのカードには、私たちが日常の中でひっそりと抱えている感情の名前が並んでいます。

眺めているだけで、胸のどこかがザワッとするカード。
「これは私には関係ない」と一瞬距離を取りたくなるカード。
なんとなく吸い寄せられるように手が伸びるカード。

そんな直感を頼りに、まずは気になるものを選んでいっていただきました。

自己探求ラボ 心の闇編 カードを一度絞ったところ

一度絞ったあと、そこからさらに、いちばん自分の中で強く反応する3枚まで絞り込んでいく――。
これがですね、なかなかしんどい作業なんですよね。
「どれも自分の中にある気がする」と、なかなか手放せない方もいらっしゃいました。

自己探求ラボ 心の闇編 最終的に残した3枚

自己探求ラボ 心の闇編 最終的に残した3枚

でも、頑張って絞り込んでいくと、その3枚は、その方の人生を長く一緒に歩いてきてくれた、いわば“古い友人”のような存在であることが多いんです。
「もうずいぶん長い付き合いだよね」と、闇に対して少し柔らかい気持ちが芽生えることもあります。

★ お昼休み ― エピソードを書き出す時間

お昼のあいだに、みなさまには、その3枚それぞれにまつわるエピソードを、静かに書き出していただきました。

「いつのことだったのか」
「どんな場面だったのか」
「そのとき、私はどんな気持ちでそこにいたのか」

ご飯を食べながら、ペンを走らせながら、忘れかけていた過去がじんわり浮かんできます。
書いているうちに、ふと涙がにじむ方もいれば、「あぁ、この出来事、まだ持ってたんだ」と静かに気づく方もいらっしゃいました。

書く、というのは、心の奥にある何かを、いったん外に出してあげる作業でもあります。
午後にみなさまでシェアしていくための、大切な準備時間になりました。

★ 午後 ― 闇の裏にある光を、みんなで見つける

午後は、いよいよシェアの時間です。

ひとりずつ、書き出したエピソードをゆっくり語っていただき、聞いてくださるみなさまはただ受け取る。
そして語り終えたあとに、グループのみなさまから、「その闇の裏側に、こんな光が見える」というフィードバックを受け取っていただきました。

ここで言う「光」とは、その方の才能・価値・魅力のこと。

闇の中で必死に頑張ってきたからこそ育まれた強さ。
つらい時代を通り抜けてきたからこそ持てるようになった優しさ。
その闇と付き合ってきたからこそ、他の人には見えないものが見える感受性。

闇と光は、いつだって背中合わせなんですよね。
自分ひとりでは見えない光を、仲間のまなざしを通して受け取っていく――このプロセスが、私はいつも本当に美しいなと感じています。

★ ある方の受け取った光と、これからの課題

たとえば、ある方は、みなさまからこんな光を見つけていただきました。

人を癒したい人。
面倒見がいい。
マネジメント能力が高い。
自由。
リーダー。
与えたい、助けたい人。
いい人。
家族が大好き。仲間が大好き。人が好き。
心がキレイ。
話術がすごい。
器用。

読んでいるだけで、その方の輪郭がふわっと立ち上がってくるようですよね。
これらは、その方が長い時間かけて抱えてきた闇があったからこそ、みなさまが確かに受け取ったその方らしさ、なんです。

そして、その方がご自身のために選んだ、これからの課題はこんな言葉でした。

「みんなが言ってくれた才能や価値をちゃんと受け取る。そのやり方を試行錯誤する。自由な“係長”について考える。」

「受け取る」という一言に、しっかりと決意がこもっていて、私も心の中で拍手を送っていました。
「自由な係長」というオリジナルの言葉も、その方らしさが滲んでいて素敵ですよね。

★ また別の方の光と、日常への持ち帰り

また別の方は、こんな光を受け取ってくださいました。

安心感を与える才能。
責任感。
エネルギーの強さ。
生命力が強い。
地頭の良さ。
知性。
話し方が上手。
勘の良さ。鋭さ。直感力。
感受性の豊かさ。
言語化。
根性。

力強くて、しなやかで、そばにいるだけで元気をもらえるような、そんな光の並びです。

そして、この方がご自身に出された宿題は、こんな言葉でした。

「安心感を与えられると思いながらシェアスペースにいてみる。
仕事は目標達成を目指しつつ、エネルギーを発散するためにドラムをやる。」

受け取った光を、いきなり大きな決断につなげるのではなく、日常のひとつの場面――「シェアスペースにいてみる」――に落とし込んでいるところが、私はとても好きだなと感じました。
そしてエネルギーの発散にドラム、というのがまたその方らしくて、想像するだけで頬がゆるみます。

★ また別の方の光と、日常への持ち帰り

つづいてはこんな感じ。みんなで見つけた光はこんな魅力や価値でした。

この人だったら放っておかないだろうと思われている。
きちんとしている。
安心感、居心地の良さ。
客観的に見ることに長けている。
視野が広い。
優しい。
強さ、優しさ。
守りたくなるような。
責任感が強い。
信頼。
優秀。
居場所づくり。「スナックまみ」
潤滑油。
高性能レーダー。気づく。

そこから生まれた課題は「気付くと一人を選んでしまうので、できるだけ友人と会うことを選択する。つながりを大事にする。」

みなさんと光と課題を、こうして一緒に眺めていると、闇はやっぱり、光の反対側にある大切な資源なんだなぁと、あらためて感じさせていただきました。

★ 闇は、悪ではないんです

この回でいつも私がお伝えしていることがあります。

闇は、悪ではありません。
むしろ、光に変えられるエネルギーであり、その方だけの物語をつくってきてくれた、大切な存在なんです。

ジャッジせずに、闇にちゃんと椅子をひとつ用意してあげる。
そうすると、闇は驚くほど静かに、自分の話をしてくれるようになります。
そして、その話の中に、必ずと言っていいほど、光の種が眠っているんですよね。

今日ラボで受け取っていただいた光の言葉たちを、これから日常の中でふと思い出しながら、少しずつ味わっていってください。
受け取るのが少し照れくさい方は、ノートに書き写して、朝や夜にそっと眺めるだけでもいいんです。

★ 次回に向けて

次回は「男性性と女性性/自立と依存/野良猫と岩/姫と女王」編。
半年の探求の中盤で、人間関係と生き方の“地図”を、ぐっとアップデートしていく回になります。

今回受け取っていただいた光を土台にすると、次回のワークもきっと、より深く豊かに味わえるはずです。

みなさまが自分の闇にまっすぐ向き合ってくださったこと、そしてお互いの光を丁寧に見つけ合ってくださったこと、本当に温かい時間でした。
心から感謝しています。
ありがとうございました。


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