助けたい人、救いたい人を好きになるのはなぜ?



「あの人をなぜか助けたいと思って好きになっちゃったんです。」
「好きになる人はどこかしら陰があって助けたいと思う人なんです。」
「別れた彼のことを思うと、助けてあげられなかった、と悔しくなるんです。」
そんな恋を経験したことはありませんか?
そんな「助けたい人を好きになる心理」について深掘りします。
ほんとうに助けたいのは「彼」じゃないかもしれないですよ?というお話です。

私がカウンセラーとしてデビューしてまもない00年代は、男性のパートナーシップの相談ではかなりの確率でこの「助けたい人を好きになる」というパターンが存在していました。

その頃の女性は「いかに男性から愛されるか?」というテーマが多かったようにも思います。

時代は変わり、、、、、(そこで根本はふと思った。「もしかして時代は変わっておらず、自分の読者・クライアント・弟子等が変わっただけなのでは?」。そう思うと背筋に冷たいものが走り、汗がしたたり落ちてきたのであった。)、最近では女性でも助けたい人を好きになるケースが圧倒的多数を占めるようになりました。

もちろん愛されたい気持ちもあるのだけど、陰がある男性に惹かれ、心に傷を持つロックマン氏を追いかけ、なんとかそんな男どもを救いたいという思いを持つ女子からのご相談が多いのです。(ま、それは正直に、うちのクライアントさんが自立系武闘派女子だからだと思う。)

要するにこれは「男女」ではなく「自立か依存か」という違いであり、自立女子が増えた現代においては自然なことかもしれません。

助けたい症候群、という言葉があります。

パートナーシップに限らず、誰かを救いたい、助けたい、という思いを潜在的に持っていて、表面上は「健康的でさわやかで誠実でイケメンでお金持ってて実家に縛られてない一緒にいて楽しい男」がいいと言いながら、実態は「陰があり、裏もありそうで、不誠実な面を持ち、ハードワーカーであり、おそらく過去の女関係も実家もけっこうな問題がある男」に惹かれてしまう事件を毎度毎度起こしてしまうのです。

あ、別にそっちに行ってもいいんですよ。ただ根本先生に「ようそんな男拾ってきたなあ。どこに落ちてたん?」と言われるだけですね。それからあとちょっとだけ苦労するかもしれないですけれどね。だから結構課金しなきゃいけなくなるかもしれないけどね。(満面の笑みで手もみしながら)

つまり、助けが必要な人(だと自分が感じた人)が気になって、何とか彼(女)を幸せにしたい!と思う心理のことを言います。

だから、過去の恋愛話を聞けば、まさにロックマンがずらりと並ぶ歴史だったり、けっこうなメンヘラ男子(女子)がずらずらと登場し、けっこう修羅場を経験していたりするのです。

なぜ、恋愛対象が「助けたい人」なのか?

たぶん以前にも触れたことがあるはずですが、検索するのもめんどくさいと思いますから改めて見解をお話したいと思います。

自立すると「与える側」に立つものです。

相手のために頑張ったり、相手を喜ばせようとしたり、何かとリードしてみたり、プレゼントしたり、積極的に動いたり、誰かの面倒やお世話をしたりするわけです。

その中に「役に立ちたい」という心理が生まれてきます。
誰かの役に立ちたい、会社の力になりたい、という風に。

それは「自立」の中で「競争心」が生まれ、結果を出すことでしか生き残れない、自分の存在価値が示せない、という心理につながるんです。

もちろん、「役に立ちたい」がネガティブなわけじゃありません。
「愛」からの「役に立ちたい」もいっぱいありますし、イメージ的にはその方が一般的でしょう。

しかし、その「役に立ちたい」に「役に立つことで自分の存在価値を示し、自分の力を表し、自分が特別な存在であることを証明したい」みたいな思いが出てくるのも自然なことなのです。

だから、自立すればするほどこの競争心は強くなり、より自分の存在価値を証明するために「役に立たなければ!」とより強く思い、その結果を出すためにハードワークをしてしまうものです。

そもそも「仕事」というのは「与える」という側面が強いものですよね。
お客様に与える、会社に与える、部下・同僚に与える、という。

だから、自立系な方々にたいへん有効な殺し文句は「あなたって意外と役に立たないのね!」なわけです。(そもそも「立たない」は「勃たない」を想起させるので男性からすれば致命傷になりかねないこともあります。)

そうして自立系な方々はみなさん「役に立ちたい」「役に立たねば」という意識を強く持って生きてるのです。

だからある意味、人を見るにも「この人の役に立てることはないか?」なんて風になっちゃうんですよね。

もちろん、それは大人の「愛」であることももちろんありますよ!
けれど、「役に立たねば」という半ば脅迫観念のようなものからそう人を見てしまう方も少なくない(ていうかめっちゃ多い)のです。

そうすると、健康的でさわやかな笑顔を振りまくイケメン金持ち男子には惹かれなくなるものです。むしろ、むき出しの傷口を抱えた男子の方がよだれ出ちゃうわけです。

そして、そういうメンヘラ系男子(女子)に「あたしがあなたを助けてあげる!」と近づいたら、そりゃあ相手はそれを喜んで受け入れるでしょう。

しかし、あなたが自立だった場合、相手は依存の立場を取ります。

そして、あなたが助けようと、役に立とうと奮闘すればするほどあなたの自立度は高まります。

そうなるとバランスの法則により、彼氏の依存度もまたぐんと高まり、メンヘラ度が増していきます。

そうするとあなたはさらに自立してそんな彼を助けようとし、一方、彼はあなたがそうすればするほどメンヘラ化する、という風になっていき、あなたはどんどん重たさを覚えるようになります。

また、そのターゲットが立派なロックマン氏であれば、「あたしがあなたを助けてあげる」vs「俺はお前に助けさせない」という“ほこたて(矛盾)”のような状況となり、激しい争いが生まれるのです。

そこであなたが勝利すれば、以下は先ほどのメンヘラ男子と同じ流れを取ります。
一方、あなたがそこで敗北すれば、自らの無力を嘆き、自信を喪失し、引きずることになるものです。

ここまでは一般的な「なぜ助けが必要な人ばかりを好きになるのか?」という心理をお話してきました。

一般向けのお話であればこれで十分かと思いますが、目も舌も肥えたみなさまにはそれでは失礼と思い、深層心理についてお話していきたいと思います。

早速ですが「投影」を使っていきましょう。

陰がある、心に傷がある、という人を見ると助けたくなる、救ってあげなきゃと思うとしたら、その人に誰を投影しているのでしょう?

つまり、あなたが助けられなかった人は誰なのでしょうか?

例えば、母、とか、父はいかがでしょう?
家族全体なのかもしれません。

例えば「父」を助けられなかったとすると、その父を投影する相手を助けようとするものです。

この際、性別は関係ありません。

父と同じような雰囲気を感じる人、父と同じような権威的なポジションにいる人、父と似たような弱い人に父を投影し、その人を助けることで、父を助けられなかった無力さを手放そうとするのです。

その人を通じて父を助けようとするわけです。

だから、その場合は「父」との関係を深く見つめていく必要があります。

そして、ここがつらいところなのですが、父を助けられなかった思いを抱えて、父を投影する人を助けようとした場合、果たしてその希望は通るでしょうか?

たいていは父を助けられなかったのと同じようなプロセスをたどって失敗するのです。
そして、また無力感を抱え、自分を否定し、苦しむようになり、その中でまた新たな陰のある人を探すようになるのです。

父を救えなかった自分を許せないものですから、父を投影する人を救っちゃいけない、とも言えます。
その人を助けられるんだったら、なんで父を助けられなかったんだ!という強烈な罪悪感が襲ってくるからです。

このレベルで見ていくならば、父との関係を見つめなおす必要があります。
ほんとうに救えなかったのか?
なぜそんなにも父を救おうとしていたのか?

この罪悪感が強いと「お父さんにしか自分を愛させない」というマインドを持つこともあります。

他の人には自分を愛させず、ずっと父をハートの真ん中に置いておくんです。
それじゃあ、他の人がそこに入れませんよね。

おそらく先ほどの、「助けたくなる人に誰を投影するのか?」質問でこちらを答えた方もいらっしゃると思います。

つまり「自分」です。

なぜ彼に陰を見て、その傷を癒し、救ってあげたいかというと、本当は自分が助けられたいから。

自立が強い方はなかなかそれを受け入れるのは難しいかもしれません。

というか、自分がほんとうは助けてもらいたいのに、それを認められないので、それを誰かに投影し、その人を助けようとするのです。

その人を助けることで自分を助けようとするのですが、ここで問題が生まれます。

自分が助かってないので、相手を助けることはできないのです。

また、仮に相手が助かったとしたら、その相手との関係を切ろうとしてしまうのです。
だって自分は助かってないままでしょう?
そしたら、助かってしまった相手には自分を投影できないんです。

そして、また別の人に自分の痛みを投影し、その人を助けようとしに行きます。

これが一般的に言う「助けたい症候群」なんです。

つまり、自分自身を助ける、というプロセスが必要になるのです。

じゃあ、あなたは誰に自分を助けさせますか?

もちろん、ここに新たな痛みの存在を見るかもしれません。
それがあなたがそこまで自立してしまった原因でもあるでしょう。

ここで再び両親が登場することが多いものです。

自分を助けてくれなかった父・母。
そこと向き合う必要があるのかもしれません。

さて、さらに深く潜っていくことにしましょう。

あなたを助けてくれなかった人は誰でしょう?

その答えが「人」じゃないこともあります。

神、とか、女神様、とか。

「神に見捨てられた」というマインドを持っている方もいます。
超自立してる方などに見られるものです。

そうすると「自分は神に変わって誰かを助けている」という意識で、誰かを助けようとしていることになります。

神と競争しているし、ある意味、神への復讐です。

そのマインドはもちろん「愛」ではありません。

だから、その試みはたいてい失敗することになります。

そこでは「神との和解」というプロセスが必要です。

すごく大げさで、壮大なことのように聞こえるかもしれませんが、いやいや、そんなことはありません。実に日常的な話です。

神と和解し、神からの援助を受け取れるようになりましょう。
より成功し、豊かさが受け取れるようになっていることに気づくと思います。

でも、どうしたら自分を助けさせることができるのでしょう?

そこには潜在意識にある罪悪感と向き合う必要があるかもしれません。

信頼して、相手に任せられるように、女性性を学んだ方がいいかもしれません。
サレンダーであり、手放しであり、受け取ること。

もしくは、誰かに助けを求めざるを得ない状況を創り出しますか?
それはちょっとヤバいので、できることをやっておきたいですよね。

そうして、助けられなかった人を愛し、自分を助けさせることで救われたなら、より健康的なパートナーシップを組むことができるでしょう。

あるいは、今まで培ってきた助け方を「ライフワーク」にすることも可能でしょう。

もちろん、「助けたい」も「愛」なのですが、今日お話ししたような不純な思いも含まれること、覚えておいてくださいませ。

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