無意識に自分に合わないものを選んでしまう心理



幸せになりたい!と思っているのに、幸せになれない人を選んでしまう。
幸せになりたい!と思っているのに、面白みのない仕事を選んでしまう。
人間関係をうまくやりたい!と思っているのに、自分に合う人がほとんどいない。
そんなジレンマはどうして起こるのでしょう?

先日のカウンセリングではお世話になりました。
根本さんからいただいた問いの謎解きに、この夏、はまりこんでおります笑。

カウンセリングでも出てきた、「無意識に合わないものを選ぶ」について教えていただけないでしょうか。

新しい環境は分からないものです。
入社しないと実情は分からないし、赴任先は組織が選ぶなど、ままにならないものもあると思います。
私の場合、貴重な体験や職種だけど、しっくりこない、硬直した職場などの不全感のまま転職や任期を終えてきました。
コントロールできない要素も多いなか、「無意識に合わないものを選ぶ」とは何でしょうか。
私としては「結果合わなかった」と解釈、新しい場所へ向かうことを繰り返してきました。

そして、そこから派生して、自分にとって重要なことや本質について触れようとすると、途端に頭や心がモヤに包まれムカムカするのです。
自分が嫌いという感覚とは違います。
目を逸らすというか考えることができません。
実際、目が横を向いて、身体が固まっていました…。

普段の些細なことには好きなものも分かるし、親との関係性などには向き合えたのに、なんでそんなに触れたくないんだろうと悲しくなります。
私が触れたい一番大事な部分で、他者との関わりで傷ついた部分じゃないのに。
(Mさん)

たいへん興味深いネタをありがとうございます。

一読しまして「だからじゃね?」という風に感じてしまったのですけれど、、、通じます?笑

「本質に触れることができないあたしは、しっくりこない、合わない職場を選んでいる」

という見解についてはいかがでしょうか?

よく「本丸に突入しましょー!!」という話をカウンセリングなどではしています。

今までは外堀を埋めてきて、それが目途が立ったから、そろそろ、行く?ヤっちゃう?って感じのやつです。

Mさんのお話でいえば「重要なことや本質」ですね。

私としてはものすごく興味あるテーマで腕が疼くんですけれど、まずは順番に整理していきましょー。

私たちはある環境において「無意識に合わないものを選ぶ」ということをしてしまうものです。

なぜそんなことするの?おかしくない?と思いますよねー。うん、私もそう思うんですけど、案外、私たちはそういうことをやっちまってるものなのです。

なぜか?

ちょっといっぱいありすぎてちゃんとまとめられるか自信がないんですけれど、とりあえずつらつらと書いていこうと思います。

1)罪悪感などの自己攻撃、自己嫌悪

これはもう説明不要と言っていいんですが、強い罪悪感は自分を幸せにしないように最大限の努力をします。

右に行けば幸せになれるところを左に向かわせるのです。

自分のことが嫌いで、自分を罰したくて、自分を傷つけたくて、自分なんて不幸になればいい!と思っていれば、当然そういうことをしますよね。

けれど、それが「無意識」(潜在意識)で起きることも多いのです。

「親を救えなかった自分なんて最低だ。心から愛している人たちが不幸なままでいるなんてありえない。そんな自分は幸せになる権利なんてないし、彼らが幸せになるまで自分は幸せになっていいはずがない!!」

そんな思想を心の中に隠し持っているのです。

だから、いくら表層意識で「しあわせになりたーい!!」って思っていたとしても叶いません。

なぜか幸せじゃない方向に行くんです。

誠実な人と出会って結婚したい!と表面では思っても、なぜか不誠実な人に惹かれる。
今度こそ自分がしたい仕事をやろうと思ったが、なぜか希望じゃない職種に回される。
しばらくのんびり過ごそう、と思っていたのに、動かざるを得ない状況が発生する。

自分を傷つける選択を無意識にし続けてるな、と気づいたらこれの可能性を疑ってみてください。

2)復讐心

「もしあたしが幸せになったら、あの人たちを喜ばせることになる」

そういう心理を作り出す復讐心が潜在的にあれば、当然、幸せじゃない方向を選び続けることになりますね。

合わない職場、合わないパートナー、心地よくない環境、ストレスを覚える生活を選ぶことで、「あたしが幸せじゃないのはあんたのせいだ!」という復讐心を持ち続けるのです。

これも表層意識では気づいてないことが多いんです。

両親を許せてない、過去カレを許せてない、という場合は一考の余地がありそうです。

3)向き合うべきものと向き合えていない

Mさんはここに当てはまるのかなあ?と思うのですが、一言で言えば「自分から逃げてる」という状態です。

なぜ自分から逃げなきゃいけないのか?と言えば、すごい怖がりなのかもしれませんし、上記の「罪悪感」「復讐心」が影響しているかもしれません。

そもそも向き合うべきものから目を逸らしていたら、それだけでモヤモヤするのが私たちです。

でも、それが心の痛みによるものであれば、分かっていてもそこに飛び込むことはすごく勇気が要ります。

自分を傷つけた人を許す。
自分が傷つけたことを許す。
すごく辛かった時代と向き合う。

自分から逃げなければいけないほどの体験ですから、やはり向き合うのは抵抗が出てくるでしょう。

だから私の場合、その先のヴィジョンを探していくでしょう。
それだけの体験をされたわけですから、そこには宝物がいっぱい詰まっているはず。

この宝物探しはMさんや同志のみなさまにとって素晴らしい体験になるはずです。

4)期待に応える他人軸かつ自己喪失な人生

例えば、「本当はゲームがしたいと思っている。けれど、ゲームをするとお母さんに怒られる。だから勉強をしなきゃいけない。頑張っていい学校に入らなきゃいけない。」

そういう思いで机に向かって勉強しているとするならば「ゲームがしたい」という気持ちは邪魔ですよね?そんな気持ちがあるから苦しいわけです。

だとしたら、そんな風に思わなければいい。ゲームなんて大嫌い!になればいい。

そうして「ゲームがしたい」という「本音」を隠し、お母さんや周りの人のために頑張ってきたとするならば、自分の本音を見ることは難しくなります。

そしたら、自分の本音が分からなくなるのも、本音どころか自分の気持ちが分からなくなるのも無理はないでしょう。

そしたら、自分に合う、合わないを検討することなく、他人軸で周りの期待に応えた選択をしてしまうのも無理はないと思いませんか?(無意識だけど)

だからここはやっぱ自分を取り戻していくプロセスが必要になるでしょう。

5)隠れた依存心の存在

自立的に生きてる人は必ずその内側に依存心を隠し持っているものです。
自立ってそういうもんだから。

もちろん、その依存心と上手に付き合えてる人もいるんだけど、逆に、その依存心を忌み嫌い、徹底的に自立を選ぶロックマン的な人もいます。

仮にそんな人が自分の本質と向き合おうとしたら、どうしたってその依存心を直視しなければいけませんよね?

それはとても嫌なことなのです。

そうするとその依存心を回避して自分と向き合うことになるのですが、やっぱりそれは本質をとらえられないんですよね。

でも、やっぱその依存心って大切なものでもあり、人間的な部分でもあり、決して悪者ではないのです。

そして、その依存心は「欲求」を持ちます。

ああしたい、こうしたい、これがいい!という欲求です。

だから、そこに蓋をしてしまうと自分の望みも分かんなくなり、思考的に「良い結論」とされてるものを選ぶしかなくなるのです。

そうすると自分の心とはズレた選択をしやすくなるのです。

勇気を出してその依存心と向き合ってみますか。

自分ではそのつもりはないのだけど、いつも合わない環境を選んでるとしたら、これらの原因を検討してみるのが良いでしょう。

そうして原因と向き合っていくことにより、徐々に「自分に合う」と思われる世界に出会えると思います。

ただ一人でやるのはちょっとしんどいかもしれないので、カウンセラーなどのサポートを受けてみるのがやっぱりお勧めです。

>そして、そこから派生して、自分にとって重要なことや本質について触れようとすると、途端に頭や心がモヤに包まれムカムカするのです。

この部分が具体的に何を示しているのがとても気になるわけですが、いつからそんなモヤモヤムカムカが出てくるようになったのでしょう?

子どもの頃から?
それとも思春期?
あるいは大人になってから?

先ほども書いたんですけど「自分の本音から逃げてる」みたいな感覚はありますか?

これ、原因を掘り下げてみたいのですけれど、何かしら強い力で抑え込んでいるものがある気がするんですよね。

自分の本心を言うともろ親から否定されて傷つきまくっていた、とか、自分を信頼できなくて常に他人が言うとおりに生きてきた、とか、自分の本質とかけ離れた生き方をしているために、そこを見つめると絶望しか感じない、とか。

けっこうな痛手を背負ってる気がしちゃうんですよね。

例えば、とあるお医者さんがカウンセリングに来られて「自分はほんとうにこの仕事が向いているのか自信がなくなった」とおっしゃっていたんです。

彼は親も同業で、子どもの頃から医者になることを望まれ、その期待に応えて今まで生きてきたんですね。

ある意味成功者ではあるのですが、専門医を意識する頃から自分の中から「ほんとうにこれでいいのか?」という声が聞こえるようになったのです。

しかし、医者として将来を嘱望される立場にあり、結婚して子どももできたとなれば、今更道を外すことはできません。

だから、「ほんとうにこれでいいのか?」という問いが心の内から出てくるたびに、彼はひどい苦痛を感じるようになったのです。

それで精神科をやってる同期に相談したら私を紹介されたそうなんですよね。

それで彼の話をいろいろと聞いていくと、彼はコミュ力が高い上に明るい性格でみんなの人気者でした。そして、手先がとても器用で、男の子だけど針仕事が好き、という特異なキャラをしていました。

「今の仕事でみんなとわいわいやりながら手先の器用さを活かせる部門ってないの?」って彼に聞いてみました。

わいわいやるなら研究職とか教員、手先の器用さなら外科とか他にも活かせる場所はある、とのことで、その辺で興味を広げてみたらどう?せっかく大学院に行くんだし、なんて話をしてみたんです。

ついでに「それなら料理人になってにぎやかな店の大将になるって手もあるけどね!」なんて話をしたら目を輝かせて「実は料理も隙なんですよ!」とおっしゃってました。

その後、大学院に進んでより視野を広げて医療を学ぶことにしたそうです。

どこかで居心地の良い小料理屋を出店されたならぜひ一言声をかけていただきたいのですけれど、、、。友達価格で飲みに行くので。笑

Mさんや皆さんに彼の話をしたのは、「本質から目を背けて生きてるとしても、案外、それほど離れたところにはいないものよ」ということをお伝えしたかったからです。

人生が180度変わってしまうように感じていても、実際はそこまでじゃないことが多い、ということなのです。

ただ、そこにトラウマがある場合はきちんと対処した方がいいと思いますから、やっぱりカウンセリングなども利用していただきつつ、自分の本質に迫っていただければと思うのですが、いかがでしょうか。

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